2026.08.03
70’sミリタリーを忠実再現した、ハミルトン「カーキ フィールド メカ」。36㎜径ケースが待望の限定登場
腕時計のプロたちが魅了された一本をリコメンドする本企画。今回、ライターの柴田 充さんは「ハミルトン」の『カーキ フィールド メカ 36㎜』を選びました!
BY :
- 文/柴田 充
- CREDIT :
編集/岸澤美希(Web LEON)
腕時計のプロたちが魅了された一本をリコメンドする本企画。今回、ライターの柴田 充さんが選んだのは「ハミルトン」のカーキ フィールド メカ 36㎜です。
選者:ライター 柴田 充
小振りの手巻き式70’sミリタリーを忠実再現した限定の「カーキ フィールド メカ」

▲ 「カーキ フィールド メカ 36mm」手巻き、SSケース(36㎜)、テキスタイルストラップ。10気圧防水。2026年限定生産。9万9000円/ハミルトン(スウォッチ グループ ジャパン/ハミルトン)

ミリタリーウォッチをルーツにもつカーキコレクションが高い人気を誇るハミルトン。1970年代に制作されたハミルトン FAPD 5101の精神を受け継ぐ、特別な復刻モデルが登場しました。
オリジナルモデルの“FAPD”は“Federal Aviation Procurement Division(連邦航空調達部門)”を意味し、航空任務に就くナビゲーター向けに開発されたものでした。
その復刻版となる本作では、36㎜径の小径ケースと1〜24の数字を表記した黒文字盤に、ストラップ留めは通常のバネ棒でなく、より強固な固定式バーを再現。引き通しストラップもナイロン製ではなく、コットン素材を採用するなど本格的なヴィンテージ仕様にも最新技術を注ぎ、実用性を損ないません。
ムーブメントは手巻き式にこだわりつつ、80時間の持続時間を備え、ダストカバーを追加することで耐磁性も向上。ボックス風防は当時と同様のアクリル素材に、ハードコーティングによる耐傷性や指紋防止処理を施します。また時分秒針には、スーパールミノバ®のオールドラジウムカラーでの最高性能グレードであるGrade X2をブランドで初採用している点も見逃せません。
「本質を極めたヴィンテージな機能美を楽しむ」(柴田)

▲ 「カーキ フィールド メカ 36mm」手巻き、SSケース(36㎜)、テキスタイルストラップ。10気圧防水。2026年限定生産。9万9000円/ハミルトン(スウォッチ グループ ジャパン/ハミルトン)
多彩なモデルバリエーションを揃えるカーキ フィールドですが、現行ラインアップには36㎜径の機械式はなく、さらに手巻き式とくればなおさら稀少な仕様です。筆者も一昨年、36㎜径のENGINEERED GARMENTS限定コラボモデルが登場した時に逃したとあって、これは待望の一本です。
ハミルトンは、2度の大戦からベトナム、湾岸といった戦争を通してミリタリーウォッチを数多く手がけ、機能や耐久性に磨きをかけてきました。とくに第二次世界大戦時には、アメリカの軍需生産において卓越した実績を上げた企業や工場に与えられた名誉あるArmy-Navy“E”Awardを5回受賞するほど。
戦禍という不幸な歴史から生まれたミリタリーウォッチですが、過酷な使用環境でも正確な時を刻み続け、耐久性や視認性にも優れるという、時計という実用道具に求められる本来の機能を極めた魅力はまさにタイムレスといえるでしょう。
研ぎ澄まされた機能美は、デニムやスニーカーにも通じ、世代を問わず愛用できると同時に、アウトドアはもちろんカジュアルユースまでシーンを選ばず付けられます。人気のヴィンテージファッションにも合い、マニアからも一目置かれるヘリテージな注目作です。


● 柴田 充(しばた・みつる)
ライター。コピーライター、編集者を経て、フリーランスに。現在は時計、ファッション、クルマ、デザインのジャンルを中心に広告制作や執筆。大学時代、沖縄のサープラスで手に入れたハミルトンGG-W-113はいまも現役。手にする度、当時の思い出が蘇ります。
■ お問い合わせ
スウォッチ グループ ジャパン/ハミルトン 03-6254-7371

















