2016.03.09
時計を持つことで 見えてくる世界がある Vol.01
1月にジュネーブで開催されるS.I.H.H.は、時計の新シーズンの始まりを告げる祭典。ここ数年、薄型時計や超絶コンプリなど、ブランドがそれぞれの強みを活かした新作を発表する傾向にあり、今年もそれは継続していました。が、それに加えて新たなターゲット層へのリーチや時計ブランドとしては括れない新しい価値の提供などもはや単なる腕時計ではなく、それを持つことで新しい世界が広がっていくようなプレゼンテーションで高級機械式時計を持つことの意味を改めて考えさせられるコレクションになっておりました。
Topic新コレクション発表!
カルティエがまったく新しいコレクションを発表しました。モンブランも20世紀初頭の豪華客船の旅をオマージュした新コレクションを開発。そのどちらにもブランドの明確なビジョンが見られ、これからの展開が楽しみなコレクションです。
Cartier[カルティエ]
メンズウォッチの新しいコレクション

人生を謳歌する、つまり人生を自由に「ドライブ」するアクティブな男をイメージしているモデル。自社製自動巻きムーブメントCal.1904 MCを搭載。クッションケースが個性を発揮します。右●自動巻き、18KPGケース(41×40㎜)、アリゲーターストラップ。5月発売予定 左●自動巻き、SSケース(41×40㎜)、アリゲーターストラップ。5月発売予定/ともにカルティエ(カルティエ カスタマーサービスセンター)
Montblanc[モンブラン]
優雅な旅の時間を体現した好モデル

ブランド創設当初、20世紀初頭の豪華客船の旅をオマージュした新コレクションの、創業110周年記念作。デイ&ナイト付き第二時間帯表示やツインフライクロノグラフも兼ね備えます。自動巻き、SSケース(43㎜)、アリゲーターストラップ。8月発売予定/モンブラン(モンブラン コンタクトセンター)
Topic王道コレクションがリニューアル
ブランドを代表する3大定番モデルがリニューアル。サイズ変更や仕様変更をし、より現代的に、より使いやすくなりました。王道ブランドの伝統を損なわずその価値をアップデイトする技術力はさすがです。
IWC[アイ・ダブリュー・シー]
伝説の「マーク 11」が「マーク 18」に進化

左●パイロット・ウォッチ・マーク 18 "トップガン・ミラマー"/69万円(予価)
毎年、コレクションのひとつをリニューアルするIWCは、今年は「パイロット・ウォッチ」を刷新。これは英国空軍正規採用の「マーク 11」を祖とするモデルの新作。インデックスの「6」と「9」が復活するなどの原点回帰が時計好きには堪らないです。右●自動巻き、SSケース(40㎜)、サントーニ社製カーフストラップ。4月発売予定 左●自動巻き、セラミックケース(41㎜)、カーフストラップ。4月発売予定/ともにIWC
Jaeger-LeCoultre[ジャガー・ルクルト]
ついにレベルソが自動巻きに!

左●レベルソ・クラシック・ラージ・デュオ/135万円(予価)
今年は「レベルソ」が生誕85周年。それを機に「レベルソ・クラシック」「レベルソ・トリビュート」「レベルソ・ワン」の3ラインに明確化。さらに「レベルソ・クラシック」を「スモール」「ミディアム」「ラージ」の3サイズに整理するなど、再構築し進化させたのです。右●自動巻き、SSケース(40.1×24.4㎜)、アリゲーターストラップ。今夏発売予定 左●自動巻き、SSケース(47×28.3㎜)、アリゲーターストラップ。今夏発売予定/ともにジャガー・ルクルト
Vacheron Constantin[ヴァシュロン・コンスタンタン]
ストラップが3本付属でムーブメントも進化

ラグジュアリースポーツの名作が第三世代に進化。ワンタッチでブレスレットやストラップを着脱可能の新機構やベゼルが6角になるなど使いやすさとデザインが現代的に。自動巻き、SSケース(41㎜)×ブレスレット(アリゲーターとラバーストラップ付属)。6月発売予定/ヴァシュロン・コンスタンタン
ブランドの真髄を味わえる新作が大充実
ブランドの真髄を味わえる新作が大充実
冒頭で述べたように、ここ数年のS.I.H.H.は各ブランドが各自各様の個性を活かした時計作りをしているのが見ドコロであったのが、今年はそれがさらに加速。ブランドの真髄を味わえる、魅力的な新作が大充実したのです。そのひとつが、カルティエの新コレクション「ドライブ ドゥ カルティエ」。ローマ数字のインデックスやスモールセコンド外周のレイルウエイなど、メゾンのシグネチャーが受け継がれ、初めて見るのに「カルティエである」と瞬時にわかるのがこのブランドの真骨頂。まさにカルティエの真髄を味わえる魅力的な新作です。
モンブランは創業110周年を記念した「4810 コレクション」を発表。モンブランの創業した20世紀初頭は、科学技術が飛躍的に進化し、大陸間の行き来が容易になるなど世界の距離が急速に縮まった時代。「4810 コレクション」は、そんな時代に栄華を誇った北大西洋横断航路をオマージュしたもの。創業者が抱いたであろう豪華客船の旅への憧憬を体現した、ある意味での、原点回帰の作なのです。
伝統ある王道コレクションのリニューアルは、ともするとこれまで培ったブランド価値を下げてしまうことにもなりますが、目なじみがあるデザインを採用しながら、サイズ感や使いやすい仕様でモダンにアップデイトする技術力は、スイス時計ブランドの真髄を感じさせます。改めて時計が欲しい!と思わせる秀作揃いでした。
モンブランは創業110周年を記念した「4810 コレクション」を発表。モンブランの創業した20世紀初頭は、科学技術が飛躍的に進化し、大陸間の行き来が容易になるなど世界の距離が急速に縮まった時代。「4810 コレクション」は、そんな時代に栄華を誇った北大西洋横断航路をオマージュしたもの。創業者が抱いたであろう豪華客船の旅への憧憬を体現した、ある意味での、原点回帰の作なのです。
伝統ある王道コレクションのリニューアルは、ともするとこれまで培ったブランド価値を下げてしまうことにもなりますが、目なじみがあるデザインを採用しながら、サイズ感や使いやすい仕様でモダンにアップデイトする技術力は、スイス時計ブランドの真髄を感じさせます。改めて時計が欲しい!と思わせる秀作揃いでした。













