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2026.04.09

【乗船リポート】デート旅にもオススメ! 最新豪華客船「飛鳥Ⅲ」で過ごせる特別に優雅な時間とは?

2025年7月、郵船クルーズ34年ぶりの新造客船となる「飛鳥Ⅲ」がデビュー。「飛鳥」クルーズがこれまで培ってきたホスピタリティに加え、最新鋭の技術を集結して作りあげた「飛鳥Ⅲ」をとことん楽しもうと、どこにも寄港しない3泊4日のクルーズに参加しました。

BY :

文/長谷川あや
CREDIT :

編集/森本 泉(Web LEON)

神戸港に入港する「飛鳥Ⅲ」。全長約230m、総トン数で約5万2265トン、乗客定員は740人と、日本船籍としては27年ぶりとなる新造外航客船で、日本船籍の客船では最大級のクルーズ船です。ドイツのマイヤー・ヴェルフト社が建造を手がけました。

▲ 神戸港に入港する「飛鳥Ⅲ」。全長約230m、総トン数で約5万2265トン、乗客定員は740人と、日本船籍としては27年ぶりとなる新造外航客船で、日本船籍の客船では最大級のクルーズ船です。ドイツのマイヤー・ヴェルフト社が建造を手がけました。

クルーズの経験がない人でも「飛鳥」という名前はご存知ですよね? そうです、郵船クルーズが誇る日本を代表する豪華客船です。2025年7月、郵船クルーズ34年ぶりの新造客船となる「飛鳥Ⅲ」がデビュー。大きな話題を呼びました。で、早速乗ってみたところ、思った以上にデート旅にぴったりなんですよ。


そんなわけで、今回は、LEONなオヤジさんたちに向けて、「デート旅」という切り口で、「飛鳥Ⅲ」をレポートします。

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郵船クルーズが最新鋭の技術を集結して作りあげた新造客船「飛鳥Ⅲ」

クルーズの楽しみ方は人それぞれ。寄港地で観光を楽しむのもいいし、船そのものを満喫するのも素敵です。

2025年に就航した「飛鳥Ⅲ」は郵船クルーズが手がける客船ですが、ここでちょっとだけ、「飛鳥」の歴史を振り返りましょう。グループ会社である日本郵船の創業は1885年。戦前から日本のクルーズ文化を牽引してきました。

部屋を出なくてもクルーズ旅を満喫できるのが「飛鳥Ⅲ」の魅力(と、個人的には思っています)。とはいえ、パブリックスペースも大充実! デッキ11のプールで寛ぐのは控えめに言って最高です。

▲ 部屋を出なくてもクルーズ旅を満喫できるのが「飛鳥Ⅲ」の魅力(と、個人的には思っています)。とはいえ、パブリックスペースも大充実! デッキ11のプールで寛ぐのは控えめに言って最高です。

初代「飛鳥」がデビューしたのは1991年。当時としては革新的だった、バルコニー付きキャビンを積極的に導入し、注目を浴びます。2006年にはその後継として「飛鳥II」がデビュー。そして、2025年7月、「飛鳥Ⅲ」の就航に至ります。これにより、郵船のクルーズ船は、現在、「飛鳥II」と「飛鳥Ⅲ」の2隻運航となっています。


「飛鳥Ⅲ」は、「飛鳥」クルーズがこれまで培ってきたホスピタリティに加え、最新鋭の技術を集結して作りあげた新造客船。今回は、話題の「飛鳥Ⅲ」をとことん楽しもうと、どこにも寄港しない3泊4日のクルーズに参加しました。今回、というか私にとってはいつものことですが、「おひとり様クルーズ」を満喫したわけですが、乗船中、「ん? これデートにもいいんじゃないの?」と思い、皆さまにご報告させていただく次第です。

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「寄港地なし」はマイナスじゃない!

「寄港地なしのクルーズって、それ楽しいの?」


そんな声が聞こえてきそうですが、楽しいんですって! 


「飛鳥Ⅲ」は美食が楽しめるレストランやシアター、展望大浴場、カジノ、セレクトショップなど、クルーズライフを彩る施設が大充実。言い尽くされた表現ではありますが、まさに海を行く大規模なラグジュアリーホテルなわけです。で、客室がまたいいんです。

オーシャンビューのバスタブを備えた客室も。

▲ オーシャンビューのバスタブを備えた客室も。

381の客室はすべて海側プライベートバルコニー&バスタブ付き。最上級クラス「ペントハウス」は2タイプ6室、「スイート」は5タイプを用意しています。いくつか部屋を見せてもらいましたが、個人的にデートにオススメなのは二面に面した広々としたバルコニーを持つ「パノラマスイート」。バスルームからの海を眺めることができ、クルーズ旅の魅力を「これでもか!」というほど味わえるはず。部屋を出たくなくなるレベルです。


今回、私が泊まったのは、「ミッドシップスイート」。スイートの客室の中で最も客室数が多く(54室)、うち47室は47都道府県それぞれの魅力をさまざまな角度で楽しめ工夫が施されている「ASUKAⅢ meets 47都道府県」仕様となっています。それぞれの都道府県の伝統工芸作品や特産品のアメニティ、名産品のウェルカムスイーツやドリンクを用意されています。「へぇ、この○○県って、××が名物なんだ~」という発見は、なかなか楽しいものです。

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おひとり様専用の「ソロバルコニー」。快適そうですよね。

▲ おひとり様専用の「ソロバルコニー」。快適そうですよね。

もうひとつ特筆すべきはひとり客用の「ソロバルコニー」を22室、備えていること。広さは19.4㎡、ひとりで過ごすには十分です。バスタブもバルコニーもあるし、Wi-Fiもサクサクなので、洋上のワーケーションを決め込むのもよろしいかと。

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他の追随を許さない⁉ 「食」の充実ぶり

「飛鳥Ⅲ」のレストランは6つ。一般的にクルーズ船には無料(厳密にいえば旅行代金に含まれていて追加の支払いはないということ)で利用できるメインダイニングと、ビュッフェレストラン「エムスガーデン」があり、さらに予約制で利用できるレストランも備えています(有料の場合もあり)。いずれにせよ、アルコールは基本的には有料(「エムスガーデン」のみ無料)です。

「ハンバーガー」は、いつ訪れても複数の料理が並ぶ、ビュッフェレストラン「エムスガーデン」の名物料理。小ぶりなので、ランチとディナーの間のおやつにぴったりです。なお、「エムスガーデン」では、営業中は、ビールや樽に入ったハウスワインなど、セルフサービスで無料でアルコールが楽しめます。

▲ 「ハンバーガー」は、いつ訪れても複数の料理が並ぶ、ビュッフェレストラン「エムスガーデン」の名物料理。小ぶりなので、ランチとディナーの間のおやつにぴったりです。なお、「エムスガーデン」では、営業中は、ビールや樽に入ったハウスワインなど、セルフサービスで無料でアルコールが楽しめます。

クルーズ愛好家の間で、「『飛鳥』の食事はサイコー!」と絶賛されていることもあり、「これは気合を入れて食べ尽くさねば!」と食いしん坊根性丸出しで乗船した今回のクルーズ、乗船中、私の頭の中は、「次の食事では、どのレストランに行こうかな~」ということでいっぱいでした(笑)。

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「フォーシーズン・ダイニングルーム」は、オーダー制で、好きな料理を好きなだけ楽しめるオールデイ・ダイニング。さまざまなメニューを自由に組み合わせることができます。筆者のお気に入りは、名物「飛鳥ハンバーグ」(写真)。朝からもりもりいただきました。

▲ 「フォーシーズン・ダイニングルーム」は、オーダー制で、好きな料理を好きなだけ楽しめるオールデイ・ダイニング。さまざまなメニューを自由に組み合わせることができます。筆者のお気に入りは、名物「飛鳥ハンバーグ」(写真)。朝からもりもりいただきました。

どのレストランも美味しいのですが、デート向きなのは、「グリルレストランパペンブルグ」でしょうか。予約必須ですが、料金はかかりません。和牛やロブスター、あわびなど、肉や魚介類を、好きなものを好きなだけいただけるスタイルで、まるで天国に来たかのよう(笑)。グリーンペッパーコーンマスタードや梅山椒など、9種類の薬味も楽しくて、永遠に食べ続けられそうです。

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「アルマーレ」の料理。1人1万円の席料が必要ですが、料理とサービスのクオリティ、好きなものを好きなだけいただける「クルーズ仕様」を鑑みれば格安じゃないですかね(笑)。なお、メニューは季節や仕入れの状況によって変わります。

▲ 「アルマーレ」の料理。1人1万円の席料が必要ですが、料理とサービスのクオリティ、好きなものを好きなだけいただける「クルーズ仕様」を鑑みれば格安じゃないですかね(笑)。なお、メニューは季節や仕入れの状況によって変わります。

イタリア語で“海の側で”を意味する「アルマーレ」イタリアンレストラン「アルマーレ」(席料1人1万円)も予想をはるかに超える美味しさでした。スタッフが、その日の厳選食材をテーブルまで持ってきてくれて、これをどう調理するか教えてくれるのもうれしいホスピタリティであり、とっておきのエンタテインメントです。

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シックな雰囲気をたたえる洋上のバー「マリナーズクラブ」。オリジナルカクテルをはじめ、さまざまなドリンクがいただけるほか、バーフードも充実しています。

▲ シックな雰囲気をたたえる洋上のバー「マリナーズクラブ」。オリジナルカクテルをはじめ、さまざまなドリンクがいただけるほか、バーフードも充実しています。

本当は内緒にしたいのですが、メインバー「マリナーズクラブ」も外せません、というか、個人的には一番のお気に入りです。グラスはバカラを使用。大人のふたりにぴったりの格調高い時間が過ごせます。そして、最大の秘密(?)を教えてしまいましょう。「マリナーズクラブ」はドリンクは有料ですが、フードはノーチャージ、つまり無料! 「ランチをいっぱいいただいたので、あまりお腹が空いてない。でもちょっと飲みたい」なんて時に重宝します。もちろん、ちゃんとお腹にたまるパスタやカツサンドも用意されています。使い勝手抜群ですよ。

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船に乗って「美」を磨く

12デッキの前方の展望大浴場は、「飛鳥Ⅲ」肝入りの施設。外国船のジェットバスや「飛鳥Ⅱ」の大浴場などは後方(船尾)にあることがほとんど。眺望のいい“ベスポジ”である前方に温浴施設を作ることはクルーズの常識では考えられないのだとか。造船を手がけたドイツのマイヤー・ヴェルフト社は、当初、このプランに「はあ?」と驚きを隠せなかったそう。

変わりゆく海や空お様子を眺めながらの入浴は「極楽」。大海原の上に浮かんでいるかのような浴場の湯浴み、なかなかできるもんじゃありません。個人的には陽が明け切った、7時半~8時頃がオススメ。多くの方が朝食に行く時間なのでゆったりと利用できました。

▲ 変わりゆく海や空お様子を眺めながらの入浴は「極楽」。大海原の上に浮かんでいるかのような浴場の湯浴み、なかなかできるもんじゃありません。個人的には陽が明け切った、7時半~8時頃がオススメ。多くの方が朝食に行く時間なのでゆったりと利用できました。

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日本船籍の船として、あえて前方にこだわった温浴施設は、男女それぞれ展望風呂や露天風呂、大海原を見ながら汗をかけるサウナを備えています。まだ陽が明けきらない早朝や夕暮れ時、漆黒の海が広がる夜など、時間を変えて何度も訪れました。


大浴場の横にあるスパ施設「アスカサロン&スパ」も、「飛鳥Ⅲ」ならではの、個性あふれる施設でした。船内にスパ施設を設けているクルーズ船は珍しくないのですが、同施設では、 “船の揺れ”や“波音”といった洋上ならではの環境を活かしたスペシャルなトリートメントを考案。波の音と船の揺れが生み出す“1/fゆらぎ”に加え、オリジナルの音楽とトリートメント技術がシンクロし、海そのものに包まれているかのような深い没入感が味わえます。

「アスカ サロン&スパ」。スパ(ボディ、フェイシャル)、サロン(オリジナルヘッドスパ・一般美容)、ネイル(ダイヤモンドネイル・ジェルネイル)など多彩なメニューが揃っています。

▲ 「アスカ サロン&スパ」。スパ(ボディ、フェイシャル)、サロン(オリジナルヘッドスパ・一般美容)、ネイル(ダイヤモンドネイル・ジェルネイル)など多彩なメニューが揃っています。

さらに、トリートメントに使用する美容液には室戸の海洋深層水を配合。徹底的に「海」にこだわっています。これは体験せねば! と施術を受けてみたところ、オリジナルの音楽(2曲あります)に合わせた施術で、深海へと誘われましたよ。全身、そして五感で海を感じる洋上のトリートメント、ぜひ彼女にプレゼントしてくださいませ。

デッキ6のプロムナードデッキ(甲板)は周回が可能(1周426m)。早朝、ウォーキングに勤しんでいる人も多く見かけました。24時間オープンのジムもあります。

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船内アクティビティに参加する

冒頭で「クルーズはヒマじゃない」とお伝えしましたが、すみません、控えめすぎる表現でした。実際には、「退屈するヒマがないレベル」です(笑)。寝る時間さえ惜しいくらい。お風呂に入ったり、食事をしたり、海をぼ~っと眺めているだけであっという間に時間が過ぎていきます。

エンタテインメントも充実。ヨガやストレッチクラスなど、ウェルネス系から、スタッフや文化人による講演、ものづくり系のコンテンツまで多岐にわたります。ワインやウイスキーのセミナーなど一部、有料のものもありますが、ほとんど無料で参加できます。

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私は「デジタルシャッフルボード」のトーナメントに参加。初めて会った人とチームを組むのですが、異様に盛り上がりました。カジノのレクチャーをしてくれる、カジノ教室も楽しかったです。こういう“お遊び”の時に限ってスロットが出まくっちゃうんですよね(笑)。「今じゃないんですけど!」「後でにして」と切実に思ったものです。

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「アート巡り」が楽しい!

上部3分の2が金箔と蒔絵、下部が黒地に螺鈿という「蒔絵螺鈿技術」を用い、降り注ぐ光と水面に反射する光を表現した「耀光耀瑛(ようこうようえい)」。窓から入ってくる光によって表情を変えます。

▲ 上部3分の2が金箔と蒔絵、下部が黒地に螺鈿という「蒔絵螺鈿技術」を用い、降り注ぐ光と水面に反射する光を表現した「耀光耀瑛(ようこうようえい)」。窓から入ってくる光によって表情を変えます。

「飛鳥Ⅲ」はアート作品の宝庫。たとえば、船体に刻まれる「飛鳥Ⅲ」の文字は書家の矢萩春恵氏が手がけた揮毫です。船内に足を踏み入れたゲストが、真っ先に目にする、3層が吹き抜けのメインアトリウムには、高さ8.8m、幅3mにもおよぶ、漆芸家で人間国宝の室瀬和美氏の漆芸作品「耀光耀瑛(ようこうようえい)」が佇んでいました。


後方階段の踊り場には4~12デッキまで、前方は5~13デッキまで連なった階段アートが配されています。客室前の通路やパブリックスペースには、一般から「日本の四季を旅する」というテーマで公募し、約2000作品の中から選ばれた126作品の絵画や写真が展示されていました。

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中央階段の4階から12階には、日本画家・平松礼二氏による、四季折々を描いた作品「春の光・鯉」が展示されています。下階から最上階まで登っていくと季節が変化していきます。前方階段には、異なる時間帯の「雲」を描いた、日本画家の土屋禮一氏のパステル画が飾られていました。

▲ 中央階段の4階から12階には、日本画家・平松礼二氏による、四季折々を描いた作品「春の光・鯉」が展示されています。下階から最上階まで登っていくと季節が変化していきます。前方階段には、異なる時間帯の「雲」を描いた、日本画家の土屋禮一氏のパステル画が飾られていました。

「アートを巡るぞ」と気合いを入れなくても気付けばそこにアートがある──。そんなアートとの出会いが案外楽しかったりします。

クルーズって「自由」なんですよね。部屋にこもる日があってもいいし、活発に行動する日もあっていい。言わずもがな、ですが、自室のバルコニーで、ふたりでぼ~っと海を眺めるのも最高の贅沢です。その日の気分に合わせて、「自由」に過ごせばいいんです。特に「飛鳥Ⅲ」は、客室も客室の外のパブリックスペースも充実しているし、新造客船ならではの清潔さも心地いい! どこもかしこもピカピカです。


海の上で、「さ、今日は何をしようか?」のひと言で始まるふたりの1日。最高じゃないですか?

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海の上で、「さ、今日は何をしようか?」のひと言で始まるふたりの1日。最高じゃないですか?

飛鳥Ⅲ

公式HP/飛鳥Ⅲ

長谷川あや
群馬県生まれ、18歳まで前橋で過ごす。サッカー誌の記者を経て、フリーランスライターに。現在は、ホテル、旅、飲食、インタビュー記事などライフスタイル系を中心に執筆をしている。宝物は、11歳になる愛犬(ミニチュアダックスフンド)。ミュージカル観劇。海外を含め、遠征をいとわないミュージカルおたく。目下の悩みは、老いと共に美味しいものが大好きなのに食べられる量が減っていることと、代謝量の低下、老眼の進行。

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