80年代の若かりし頃、ミラーボールの下で夜な夜な踊り明かしたオヤジさんたちも多かったことでしょう。
今回訪れたスペインのイビサ島は言わずと知れたお祭り野郎が集まるクラブの島! 小僧が大騒ぎ、のイメージは過去のもの。時にくつろぎ、時に大騒ぎできるオトナのクラブが満載です。
「すでにスゴイ盛り上がりだね〜。こういうクラブこそイビサらしいね」と言うのはダンスフロア中央がプールになった「エス パラディス」。ミラーボールが光るなか、噴水のように吹き出す水を全身に浴びながら踊り狂います。
最高に盛り上がるのは夜中の3時過ぎから。日によっては天井から吊るされた布を使って妖艶なダンスが披露されるなどアミューズメントパークのよう。
アドレナリンが上がったジローラモは水をかけられたゲストに応戦。我を忘れて大騒ぎしておりました! さてさて、イビサの魅力はナイトクラブだけではありません。
透き通る地中海を眺めながら心地いい音楽とともにゆっくりと流れる時間を楽しむビーチクラブも注目を集めています。なんといっても世界一美しいサンセットが見られる島ですもの。テラスやルーフトップで夜風に当たりながらの時間は、デートにももってこいなのです。
Ibiza[イビザ]
バルセロナから飛行機で約一時間のナイトクラブやビーチクラブで賑わうスペインきってのお祭り好きにはたまらない島。もちろんビーチでのんびり派にも人気なのですよ。
昼からまったり派にも、夜から大騒ぎ派にも
その日の気分でイベントをチョイス!!
テンション上げて戦闘態勢で臨むべし!
イビサの夜は長い。シエスタ(昼寝)という言葉があるように、昼に休憩をとって体力温存。遅めのディナーを済ませたらいざナイトクラブへ!本番は日付が変わってから。体力勝負ですよ。
大音響の下で踊るばかりがクラブのスタイルではないのです。今回ジローラモは老舗クラブ、「パチャ イビサ」をはじめ、新たなイビサのスポットにもなりつつあるホテルとクラブが融合した「ウシュアイア イビサ ビーチ ホテル」も訪れました。
エネルギーの溢れる街だけに、昼から踊って夜まで騒ぐ、多様なニーズを受け入れています。
ボートパーティーも見逃せません!
ボートパーティーも見逃せません!
パチャ イビサをはじめ、ボートパーティーもイビサらしい楽しみ方のひとつ。人気が高いため、早めにチケットを押さえるべし。水着を着て船上で飲めや歌えやが最高です。
息を飲む幻想的なサンセット
世界遺産にも登録されているイビサは美しい自然と澄みきった海も魅力的です。燃えるようなサンセットは必見。DJの音楽が最高の瞬間を演出します。幻想的な絵が目に焼き付けてください。
ついつい夜更かししちゃうのもこの島ならでは。「夕日がきれい。いつまで見ていても飽きないね」とその美しさに口数少なめ。ジローラモもニンマリだったのは、ビーチクラブで楽しめる新鮮な魚介を使ったディナー。
美しい夕日に美食、嫌いな女性はいませんからね。その日の気分やオケージョンに合わせてオヤジさんを満足させてくれるのも、今日のイビサのクラブと言えましょう。
夜風が心地いい。ナイトシネマは星空の下で
ちょっと足を延ばして最高のビーチへGO!
ちょっと足を延ばして最高のビーチへGO!
パチャ イビサをはじめ、ボートパーティーもイビサらしい楽しみ方のひとつ。人気が高いため、早めにチケットを押さえるべし。
水着を着て船上で飲めや歌えやが最高です。
ビーチリゾートと言えばホテルでまったりも醍醐味です
絶景はすべてオヤジさんのもの♥︎朝晩で極上ステイを満喫
ハーバーや断崖からの地中海など、イビサのホテルは絶景が楽しめます。昼はホテルでのんびり読書、夜はルーフトップバーで夜風にあたる、どこへ行ってもホテルはオヤジの遊び場ですね。
「部屋からの眺めがスゴイよ」とジローラモも興奮気味。せり出した崖の上にあるプライベートプールもココンチならでは。77の部屋は7つのタイプに分かれ、白を基調にした空間やエキゾティックなアジアンテイストなどリラックスできるよう配慮されています。
読書をしながら太陽を楽しんだらハーバーからほど近い五ツ星ホテル「アグアス デ イビサ ライフスタイル&スパ」のルーフトップでディナーを。
夜景の美しい最上階のレストランはオトナの空間、開放感たっぷりに星つきのスパニッシュ料理がいただけます。「夜風が気持ちいいね。食後はバーで一杯飲もうか」と気分も良さそう。ホテルで一日まったり、というイビサでの過ごし方も格別です。
写真/中川 司 取材・文/菅 礼子(本誌)
協力/アリタリアイタリア航空、スペイン政府観光局、坪田みゆき