2015.12.07
オヤジのための南の島ドライブ紀行
- CREDIT :
写真/福本和洋(マエティコ) 取材・文/遠藤加奈(本誌) 協力/Okinawa BMW
沖縄といえば、白い砂に青い海。日本にいながらにしてトロピカルな気分が味わえるのが魅力ですよね。
でも今回は南国気分に加えオヤジ心をくすぐる懐かしいアメリカの雰囲気を味わえるスポットをご紹介。
実は沖縄には『アメリカングラフィティ』な世界が広がっているんです。
「いつか沖縄に住みたい!」というくらい、沖縄が大好きなジローラモ。理由をたずねると「沖縄の人は優しいし、日本だけど日本じゃないみたい。沖縄独特の特別な文化が、ちょっと昔のアメリカのようで懐かしくて好きなんです。子供の頃憧れたアメリカのイメージですね。もちろん温かい気候も好きだけど」とのこと。
確かに、沖縄にはオヤジの少年心をくすぐるアメリカンなスポットが数多くあります。しかも、現代のアメリカではなく1970年代くらいの、映画で見るような古き良きアメリカンスタイルのスポットが、です。米軍払い下げの家具屋や、ミリタリーショップ、ステーキハウスなど、オヤジがワクワクしてしまいそうな秘密の場所がゴロゴロ。
そこで今回はオヤジ好みのアメリカンな沖縄スポットをご案内しようと思います。なのでロマンティックさは期待しないでくださいね。そして、もしかしたら女子好みじゃないかもしれません。ですが、1日くらいオヤジのワガママに付き合ってもらいましょう。もしくは彼女がスパに行っている間にオヤジはオヤジで楽しみましょう。日本人より沖縄通のジローラモがオススメするオヤジ的沖縄スポットは、オヤジに温かくて楽しい場所でした。

沖縄でクルマは必須ですが、せっかくですから屋根開きのクルマを選ぶのがオススメ。クルマとホテルの選びでオヤジの旅慣れ度、はかられちゃいますよ。
◆ A&W 屋宣原店[エーアンドダブリュ やぎばるてん]

最近ではあまり目にすることのないドライブインスタイル。クルマから降りることなく駐車場でオーダー、支払い、食事ができます。そしてぜひ注文していただきたいのがルートビア。約14種類の薬草の樹皮や根のエッセンスを調合し、あの独特の味わいになっているそう。しかもルートビアはおかわり自由!ちなみにお酒ではありませんよ、念のため。
◆ A&W 屋宣原店[エーアンドダブリュ やぎばるてん]
住所/中頭郡北中城村屋宜原700
お問い合わせ/098-933-1479
営業時間/24時間
定休日/無休
URL/www.awok.co.jp
◆ Jack’s Steak House[ジャッキー ステーキ ハウス]

1953年にオープンし、創業時の面影を今も残しているステーキハウス。内装もアメリカンダイナーのようで、価格もリーズナブル。今も地元の人たちで賑わっています。店内のメニュー表のカタカナがノスタルジックで可愛い!ステーキのほか、タコスもオススメですよ。
◆ Jack’s Steak House[ジャッキー ステーキ ハウス]
住所/那覇市西1-7-3
お問い合わせ/098-868-2408
営業時間/11:00〜翌1:30
URL/www.steak.co.jp
これなら女子も満足するはず
ノスタルジックなレストラン案内in沖縄
◆ Rose Garden[ローズ ガーデン]
沖縄といえば、沖縄料理が有名ですがこんなアメリカンなレストランも得意とするトコロ。
お店の雰囲気もボリュームもアメリカンゆえくれぐれも注文は控えめに!
旅に出たら地のものを味わうのは必須ですが、沖縄は沖縄料理のほかに、こんなアメリカンスタイルの料理も本場と言えます。特にジローラモのお気に入りがローズガーデンの朝食。一歩店に足を踏み入れると、アメリカンダイナーの雰囲気そのもので、近くに観光スポットがないため訪れる人も、米軍の関係者が半数以上です。朝食は朝8時からなぜか夕方5時までオーダー可能で、厚切りベーコンが付いたトーストセットが一番人気だそう。
朝食マニアと言えるくらい朝食好きなジローラモ曰く、「こういう朝ご飯ってホテルでも、ましてやアメリカでもなかなか食べられないでしょ。早起きしてクルマでここまで来て、ゆっくり朝ご飯食べるのって、映画で見たアメリカ人みたい」とのこと。
まれに海外で食べた、あのレストランの味が忘れられない!なんてことがあるかと思いますが、ここの朝食もその類いで、クセになること間違いなし。ジローラモは取材中毎朝通ってました。ディナーはホテルで美味しいワインを飲んで、ってのがオヤジ流ですが、せっかくの沖縄ですから朝食やランチではこんな風にヤンチャしてみてもいいんじゃない?
◆ Rose Garden[ローズ ガーデン]
住所/中頭郡北中城村屋宜原165-1
お問い合わせ/098-932-2800
営業時間/8:00〜24:00
定休日/無休
URL/www.rosegardenokinawa.net
◆ Gordie’s[ゴーディーズ]

厚切りベーコンとトーストのセットのほかに、エッグベネディクトもシグネチャーディッシュ(左上)これにちょっと薄めのコーヒーをがぶがぶ飲むのがとっても合うんです。働いているおばちゃんがフリフリのエプロンを着けているのも可愛らしい。ランチやディナーでも利用できステーキやパスタもあります。そのほかアップルパイやチーズケーキなど甘いものもオススメです。(左)ローズガーデンでぜひ食べていただきたいのがこちらのスコーン。イギリスのスコーンよりしっとりしていて、クリームも柔らかめ。ジローラモのお気に入りメニューです。(左下)
◆ Gordie’s[ゴーディーズ]
住所/中頭郡北谷町字砂辺100-530
お問い合わせ/098-926-0234
営業時間/11:00〜22:00
定休日/日曜
◆ Cactus Eatrip[カクタス イートリップ]

外国人住宅を改装したハンバーガーショップ。周りは外国人住宅街なので、いつも地元の人で賑わっており雰囲気も味もアメリカそのもの。ビーフを100%使ったパティを炭火で焼き上げたこだわりのハンバーガーは地元のアメリカ人から「懐かしい味」と賞されているそうオススメは写真のチリチーズバーガーかダブルバーガー。
◆ Cactus Eatrip[カクタス イートリップ]
住所/宜野湾市大山3-3-7
お問い合わせ/098-890-6601
営業時間/11:00〜21:00
定休日/水曜
URL/www.cactus-eatrip.jp

58号沿いにある小さなカフェのオススメはベーグル。プレーンやエブリシングなど数種類のベーグルがあり、天然酵母を使っていて卵・乳製品は不使用。テイクアウトも可能です。スモークサーモン×クリームチーズやフムスを使ったおかず系もピーナッツバターやあんこを使った甘い系もどちらも捨てがたい!最近、北谷町砂辺の海沿いに姉妹店「Little Cactus」をオープンしたそう。

美浜アメリカンビレッジの映画館もどこかノスタルジック。ここにはミリタリーショップもあります。
女子にはちょっと理解できないかも、ですが……
ガラクタ?じゃありません!
◆ いは軍払い下げ品店[イハ グンハライサゲヒンテン]
お次にオヤジの心をくすぐりそうなのがアメリカ中古家具や軍モノショップ。
女子には理解できない(!?)オヤジのこだわりの逸品をぜひ見つけてください。

沖縄といえば、米軍の払い下げ品が充実していることも有名。都内のミリタリーショップより安価で掘り出し物が見つかるかも。基地内でしか売られていないタオルなどの日用雑貨なども意外と格好良いので要チェックです。
◆ いは軍払い下げ品店[イハ グンハライサゲヒンテン]
住所/那覇市字大道55
お問い合わせ/098-886-1614
URL/www.ihagun.net
◆ Uncle Sam[アンクル サム]

58号沿いにある、宜野湾家具ストリートでもっともアメリカ中古家具が揃っているのがココ。アメリカ中古家具は、今ではなかなか手に入りにくくなっていて、1点ものがほとんどです。米軍が使用していたフィールドデスクなど、見つけたら即買い決定。コチラのショップ周辺は家具店が数多くあり(右)、ジュークボックスのみを扱っている店もあったり!
◆ Uncle Sam[アンクル サム]
住所/宜野湾市大山6-1-3
お問い合わせ/098-898-6164
営業時間/10:00〜19:00
定休日/無休
URL/http://unclesamok.com
◆ 沖縄二輪センター[オキナワ ニリンセンター]

主にオートバイの修理を行っているコチラの店頭にはヴィンテージのハーレーがズラリ。「こんなん買うもんじゃないよ!もう修理できないからね(笑)」と沖縄弁で語るオーナーのバイクウンチクを聞くのも面白いのでぜひ冷やかしに行ってみてください。
◆ 沖縄二輪センター[オキナワ ニリンセンター]
住所/沖縄市上地371-2
お問い合わせ/098-932-6164
営業時間/10:00〜20:00
定休日/無休
「オリエンタルヒルズ沖縄」で大人の休日を満喫
プライベートヴィラでのんびりしっぽり
◆ Oriental Hills Okinawa [オリエンタルヒルズ沖縄]
ちょっぴりヤンチャな沖縄旅をご紹介しましたがホテルはやっぱりラグジュアリーに。
ここ「オリエンタルヒルズ沖縄」はすべての客室がヴィラなのでプライベートな滞在に彼女もきっと満足してくれるはずです。
恩納村にある「オリエンタルヒルズ沖縄」は全14室のこぢんまりとしたリゾート。沖縄の海と山に挟まれた高台にあります。すべての客室は戸建てのヴィラになっており、全ヴィラにプライベートプールが付いています。専有面積約160㎡〜、客室面積70㎡〜とかなりゆったりとした造りで、客室にはこれまで見たなかで一番大きなバスタブが。大人ふたりでもゆったりと入れます。ウレシイのは、基本的には13歳以上からしか宿泊できないシステム。これならハイシーズンでものんびりと静かに大人の休日を過ごせますね。高濃度キャビアエキスを使用したスパメニューを彼女にプレゼントすれば、オヤジのワガママ旅もすんなり進みそうです!

空港から無料の送迎もありますが、せっかくならレンタカーでドライブを楽しんで。那覇空港からホテルまでは約50分ほど。車両提供/Okinawa BMW ☎098-877-7733 www.okinawa-bmw.co.jp

ホテルは高台にあるのでエントランスも坂の上。なので、もちろん絶景です。本館と客室をつなぐ橋の周りはまるでジャングルのよう。

リビングルームには大きな窓があり、プライベートプールと海が眺められます。ソファの奥には一段高くなったベッドルームが。ベッドからも海を眺められるのがウレシイですね。

■上:プライベートプールとテラスはかなり広く、ビーチに行く必要がないほど。ふたりでしっぽり楽しめます。
■左下:夕食の鉄板焼きは、土地で取れた野菜とおきなわ和牛を堪能してください。
■右下:ジムは緑に囲まれて気持ちの良い空間です。部屋で楽しめるDVDや本も充実しているので、部屋でのんびりするのもオススメですよ。
◆ Oriental Hills Okinawa [オリエンタルヒルズ沖縄]
住所/国頭郡恩納村瀬良垣79-1
お問い合わせ/098-966-1611
URL/www.or-okinawa.com
●7万3500円〜(1泊1室2名利用、2食付き)