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2026.07.18

松下洸平(39)インタビュー。「カッコいいと思われたいという気持ちがないと、生き物としての魅力がなくなる気がします」

俳優として活躍する松下洸平さんは、実はそのキャリアの前に音楽活動をスタート。この度、レーベル移籍第1弾となる初の配信曲「Journey」を発表しました。40代を目前にした彼の新たな「旅」に注目です。

CREDIT :

写真/内田裕介 文/松永尚久 ヘアメイク/赤木悠記 スタイリング/杉本学子(WHITNEY) 編集/菊地奈緒(Web LEON)

俳優として数々の作品で存在感のある演技を披露している、松下洸平さん。実はそのキャリアの前に音楽活動をスタートさせ、2021年からは本格再始動。多数の楽曲をリリースし、精力的なライブ活動を展開。そして、この度レーベルを移籍し、初の配信曲「Journey」を発表しました。40代を目前に新たな「旅」をスタートさせた彼の現在が伝わる楽曲についてはもちろん、オヤジ世代を迎えるにあたってのカッコよさの流儀を聞きました。

言葉とは違う手段でお互いが満たされたら、すごくハッピー♡ それができるのが音楽だと思います

松下洸平(39)インタビュー。「カッコいいと思われたいという気持ちがないと、生き物としての魅力がなくなる気がします」
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── この度レーベルを移籍したことで心境の変化はありますか?


松下洸平(以下、松下) 音楽への向き合い方は今まで通りですが、レーベルを移籍してからは、できる限り関わっていきたいという気持ちが強くなりました。自分のなかから生まれる言葉やメロディで楽曲を制作していこうという。もちろん、コラボしたり、一部どなたかにメロディラインを作っていただくことはあるのですが、基本的には自分の考えを大切にするという方向性を、レーベルの皆さんとは共有できています。そこは大きく変わった点かなと。


── より曲に対する責任感が。


松下 そうです。強まってきた環境になりました。


── 移籍第1弾となる「Journey」は、新たな一歩を踏み出した現在の思いを反映した楽曲に?


松下 環境の変化といった部分は考えず、純粋にゼロベースから新しい音楽を生み出す過程でできた楽曲ですね。以前、一緒に楽曲制作をさせていただき、友人でもあるShin Sakiuraさんと、セッションするようなカタチで試行錯誤していくなかで、ゴスペルをやりたいという話になりまして。

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お互いの好きな曲を聴きながら、どんな音がいいかなと鳴らしてメロディを考えて、自宅にそれを持ち帰って僕が歌詞を書くみたいな。そんなやりとりをしていくなかで完成させていきました。


とにかくオリジナリティのある曲をいっぱい作ろうというコンセプトのなかで生まれた楽曲で、とてもインパクトのある曲に仕上がったので、これを最初の作品にすることになりました。

松下洸平(39)インタビュー。「カッコいいと思われたいという気持ちがないと、生き物としての魅力がなくなる気がします」

── 結果的には、次のステップに踏み出す松下さんの軽やかな足取りが伝わるというか。新たな音楽表現の引き出しを垣間見られた気がしました。特にラップのパートが新鮮でしたが、それも自然な流れから?

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松下 僕自身の音楽的ルーツを感じてもらうのも、もう1つの大きなテーマなので、初めて耳にしていただく方にもしっかり届くように、ゴスペル、ソウルやR&Bを軸にしたフローやグルーヴを、とても大切にしました。その流れで、ラップのパートがあってもいいなとも思ったし。


ただ、僕はヒップホップのアーティストではないですから、この楽曲を表現するための要素として、ラップのバースを取り入れたという感覚。だから、強い意思表示というよりは、曲全体を楽しんでもらうためのエッセンスみたいな役割ですね。


── とてもナチュラルなフローを響かせていますよね。歌詞の部分ではいかがですか? 恋愛だけではない、広い意味での愛が伝わるメッセージソングになっているのかなと。


松下 完成したビートにゴスペルのエッセンスがあるので、マインドとしてはポジティブな歌詞にしたくて。流れのなかで、大きな愛を歌うことが、この楽曲にはフィットしていると感じましたし、今の自分がどういう愛の表現ができるのか考えた時に、人生というものを「旅」に捉え、その途中で出会う家族やパートナー、友人など愛する人すべてに届けるラブソングにしたかった。

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時には迷ったり、時には笑ったり、紆余曲折ありながらも、大きな愛を大事にしながら進んでいく。時間制限があるという現実も混ぜながら、自分がこの曲で伝えたい“大きな愛”のメッセージを言葉にした感覚です。

松下洸平(39)インタビュー。「カッコいいと思われたいという気持ちがないと、生き物としての魅力がなくなる気がします」

── 確かに。歌詞にある「制限時間付き」というフレーズは、オヤジ世代の共感を呼ぶはず。それは、いろんな経験を積み重ねた今だからこそ表現できる松下さんの等身大の言葉なのかなと思いました。


松下 もうすぐ40歳になるタイミングで、改めて自分の人生を振り返りながら、現在の自分にしか出せない言葉を探しました。ここ数年は、人生は一度しかないことを深く考えるというよりは、あんまり生き急ぐ必要はないという感覚が強いですね。

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ただ頭の片隅には、この一瞬一瞬を大事にしなきゃいけないなと思いながら生きています。忙しさのなかで忘れてしまいがちな人に対するリスペクトの気持ちとか。家族や仕事仲間、そして何より応援してくださっている皆さんのこととか、大切にしたい人が増え続けているので。


その人たちに対して、時間が無限でないからこそ、伝えられる瞬間に、真っ直ぐな言葉で愛を伝えたいと思いながら、歌詞を綴りました。


── すでにいろんな楽曲のストックはあると思いますが、この1曲を完成させたことで、今後どんな音楽の旅をしたいとか、リスナーにこういう旅を届けたいといったイメージは膨らみましたか?


松下 まだまだ自分の音楽を知らない方にも、これからたくさん届けていきたいという思いがあって。今年はフェスにもいくつか出演させていただいたのですが、そこでも改めて実感しました。だけど、パフォーマンスをすると、僕の音楽に初めて触れた観客の皆さんも、手を叩いたり、踊ったりしてくれて、一緒にいい思い出を作ることができました。


今後もそういう経験を1つでも多くしたい。これから作る楽曲たちを背負って、いろいろな所でライブをしながら、まだ会ってない人たちに届けたいなと。言葉とは異なる手段で時間を過ごして、お互いが満たされたら、こんなにハッピーなことはないし、それができるのが音楽の素晴らしさだと思うので。

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これからはより自分の言葉で紡いでいくつもりなので、楽曲それぞれに対する思い入れやメッセージが強くなっていくはず。だから、時には自分自身のことを歌うこともあると思います。それが誰かの人生のテーマソングになってくれたらいいなとか、誰かの主題歌になって自分が想像しなかったような広がりがあるといいなと思いながら、一生懸命に楽曲を制作しているところです。

松下洸平(39)インタビュー。「カッコいいと思われたいという気持ちがないと、生き物としての魅力がなくなる気がします」

── 来年から始まるツアーでは、新たな景色を見せてくれそうですね。


松下 そうですね、楽しみにしていてください。

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旅先での失敗談はロストバゲージ。でもキレイな海を見ていたら、なんとかなるわって吹っ切れました

── 「Journey」のミュージックビデオはどんな感じなのですか?


松下 実は昨日が撮影で(笑)。愛をもって旅をするというテーマだったのですが、監督さんがこの楽曲を聴いて、恐竜の時代から遡って、壮大な愛の歴史を振り返りながら紡いでいくという、自分もまったく想像していなかったアイデアを提示してくださって。すごく面白いなと感心しながら、群馬県の自然史博物館で撮影してきました。


── なんて壮大な!


松下 僕はドライブしながら、いろんな景色が展開していく映像をイメージしたのですが、そんなレベルを超えた話に。人類がいかに愛をもって生きてきたか。その歴史を楽曲とリンクさせながら感じていただけると思います。

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── いったいどんなMVなのか、早く観たくなりました。ところで、「Journey」にちなんで、松下さんが忘れられない「旅」、もう一度訪れたい場所はありますか?


松下 昨年だけでもどれくらい行ったか忘れるほど海外を訪れたのですが、最も印象に残ったのが、スペインのサンセバスチャン。海沿いの小さな町なんですけど、美食の街として有名で。そこは最高でした。ほかにもスペインのいろんな町を1週間で訪れて、どこも素晴らしくて、トリコになりました。今度はゆっくりと滞在したいですね。


── 旅での失敗談はありますか?


松下 そのスペインで、メノルカとマヨルカという島があって、たいした距離ではないのですが、移動がプロペラ機だったんです。そこでロストバゲージされたこと。日本からスペインまでだったらまだわかるのですが、まさか至近距離の小さな飛行機でそれをやられるとは。結果、翌日には届いたのですが。


── 海外あるあるですよね。


松下 そうですね。海外旅行ではいろいろ経験しました。飛行機が飛ばなかったり、ネットでレンタカーを予約したのに、当日乗れなかったり。

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── 松下さんはいつも落ち着いている印象ですが、そういう時はパニックになるのですか?


松下 もちろん焦りますが、パニックになっても仕方ないので、冷静に一度深呼吸をして(笑)、どうしようって考えるようにしています。ロストバゲージの際も、海がとてもキレイだったので、そういうイライラはあっという間に吹っ切れました。なんとかなるわって。


── スマホとクレジットカードさえあれば、ですね。後日請求書を見て青ざめますが。


松下 そうです。あとはパスポートがあったら、生きていける(笑)。

松下洸平(39)インタビュー。「カッコいいと思われたいという気持ちがないと、生き物としての魅力がなくなる気がします」
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── そんな松下さんの、旅に欠かせないアイテムはなんですか?


松下 いつも気を付けているのは、洋服ですね。極力身軽でいたいのでラフな格好で。特に長期の海外ロケが入った場合は、どれだけコンパクトな荷物で行けるかっていうのをすごく意識します。でもしっかりテンションを上げたいから、自分の気に入っている、だけど動きやすいみたいな服を吟味するんです。


── 旅の必需品に洋服を挙げるなんて、ファッションがお好きなんですね。


松下 着る服によって自分のテンションが変わるので、ファッションは重要です。シチュエーションに合わせてスタイルを変えるのは好きだし、それが自分のスイッチになっているというか。これを着ると気分が上がるとか、これを着ると仕事モードになるとか、そういう選び方を普段からしていますね。

ストレスが溜まってもう無理だなと思ったら一度全部やめてみる。1日何もしない日を作ります

── 松下さんはとても清潔感がありますが、美容に関してこだわりは?

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松下 シンプルですよ。化粧水と乳液、ときどき美容液使ったりする程度です。あと、暑い季節になると日焼け止めを塗るくらい。


── 日焼け対策は1年中しないとダメですよ(笑)。筋トレもしているとほかのインタビューで読みましたが、モチベーションはなんですか?


松下 自己満足に近い感覚というか。ボディメンテナンスをしておいたほうが、自分のテンションが上がるからやっています。誰かに見せるとか、何かのためにという気持ちはないですね。だからストイックに追い込んだりはしないんですけど、週に1回体を動かすことでマインドリセットにもなるし、体型維持もできるし。常に若々しくいたいというわけではないのですが、変わらない体型でいたほうが、着たい服も着られますし。

松下洸平(39)インタビュー。「カッコいいと思われたいという気持ちがないと、生き物としての魅力がなくなる気がします」
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── 食事や睡眠など生活面で気を付けていることはありますか?


松下 決まった時間に決まったものを食べることが難しい職業なので、食べられる時に食べたいものを食べるみたいな感じになっています。だから糖質とかそういうのも気にしていませんね。どちらかというと、睡眠のほうが大切。時間は日によって異なるので、睡眠の質を高めようと、部屋を真っ暗にするとか温度調整もちゃんとするとか、いかによい環境で深く眠れるかにこだわっています。


── ストレスはありますか? また溜まった時の解消法は?


松下 疲れたなと思う時もあるし、サボりたいなって思う瞬間もたくさんあります。特にやらなきゃいけないタスクがたくさんあると、ストレスがかなりかかった状態になる。それが、無理だなと思ったら、一度全部やめるというか。1日何もしないと決めます。無理してもいいことはないと思うので。


もちろん、明日締め切りみたいな作業に関してはやめませんが、焦らずに。一旦すべてストップさせて、好きなものを食べたり、好きな人と好きな話をしたりとか。そこで一気にリフレッシュして次の日また頑張るみたいな感じです。

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── 一度全部やめるなんて、なかなかできないことだと思います。そういう考え方になったのは、年齢を重ねてからですか?


松下 そうですね。ここ数年だと思います。


── 若い頃はできていたけどできなくなってきたなと感じることはありますか?


松下 つい最近まで、朝まで遊んで寝ずに仕事にいくみたいなことが普通にできていたのですが、それができなくなってきて(笑)。ただ今がとても充実しているので、別にそれをまたしたいというわけではないのですが、あの当時の無茶してた感じは、ちょっと懐かしく思いますね。

カッコいいと思われたいという気持ちがないと、生き物としての魅力がなくなる気がします

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── いくつになってもモテたいと願っているのがLEONオヤジなんですが、松下さんはいかがですか?


松下 もちろんそういう気持ちはありますよ。モテるというよりは、自分なりのカッコいいことを追求したいです。こういうお仕事をさせていただいている以上、誰かに認めてもらいたいとか、カッコいいと思われたいという気持ちは尽きないですね。それが日々のガソリンの1つになっていますし、そういう気持ちがないと、生き物としての魅力がなくなってしまう気がします。


── カッコよさに磨きをかけるために、これからやってみたいことはありますか?


松下 正直言うと、仕事以外の趣味があんまりなくて。いただく仕事がどれも楽しいので、それだけで満足なんですが、たまに仕事以外のことに熱中している人を見ると憧れます。例えばバイクやアウトドアとか、いいなとは思うのですが、なかなか手が出せないんですよね。


── 逆に断捨離したいことはありますか?


松下 今のところ、捨てるものは何もないですね。この先どうなるかはわからないですけど、今自分が両手に持っているものはどれも大切だと思っていて。そのバランスが、現在はちょうどいい。1つでもなくしてしまうと、倒れてしまいそうな感覚です。

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── 松下さんが思い描く、カッコいいオヤジ像を教えてください。


松下 好きなことやっている人がカッコいいなと思います。探求心とか、ハングリーな気持ちを忘れない人。先輩方を見ていると、次から次へと、新しい作品、新しい音楽を生み出し続けている方ばかり。そのエネルギーをもち続けることがスゴイと思うし、自分もそうなりたいですね。


── 40代、50代になってからトライしたいファッションはありますか?


松下 自分は年相応に縛られすぎて、オリジナリティがなくなってしまうのは嫌だなと思うタイプ。だから、基本的には着たい服を着ているのがベストですね。例えば50歳になってもTシャツとショートパンツで過ごしたいし。それがカッコよく見えたら、いいですよね。

「Journey」のミュージックビデオはコチラ

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● 松下洸平(まつした・こうへい)

1987年生まれ、東京都出身。高校生の頃から楽曲制作を開始し、2008年に「洸平」名義でCDデビュー。翌年のミュージカル出演で、俳優の道へ。18年の舞台『母と暮せば』と『スリル・ミー』で第26回読売演劇大賞杉村春子賞・優秀男優賞、第73回文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞。 19年のNHK連続テレビ小説『スカーレット』の出演をきっかけに、国民的人気を獲得する。21年からは本格的にミュージシャンとして再始動。27年4月〜KOUHEI MATSUSHITA ホールツアーがスタート。公式サイトはコチラ

■ 「Journey」/ソニー・ミュージックレーベルズ

レーベル移籍第1弾となる配信限定シングル。作詞は松下自身が手がけ、作曲は、アイナ・ジ・エンド、なとりなど数多くのアーティストの楽曲制作にプロデューサーとして携わるShin Sakiuraとの共作。自身のルーツであるというゴスペル、R&B、ヒップホップなどの要素を取り入れながらも、軽快なステップを踏みたくなるアップテンポのナンバー。恋愛だけに限定されない広い“愛”を感じるラブソングにもなっている。今後どんな音楽の「旅」を展開していくのかも楽しみにさせる内容。

※掲載商品はすべて税込み価格です

協力

アー・ペー・セー カスタマーサービス 0120-500-990

HEMT PR 03-6721-0882

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