【復刻】吉田カバン・ポーターの名品4選。あの「タンカー」が蘇った!?

1983年にポーター「タンカー」が発表され、丸35年が過ぎました。それを記念して、今年は発表当時のセージグリーンの色合いや、金属パーツの質感などが復刻されたモデルがリリースされます。

愛着が強い人の中には、アップデートを快く思わない人も多いでしょうが、初代への回帰を果たした今なら、愛着とともに再び新鮮な気持ちが楽しめるってものです。

折しも昨今は90年代リバイバルの真っ只中。「タンカー」は90年代ストリートでも絶大な人気を博したアイテムとあって、ファッショントレンド的にも懐かしモデルを愛用するのに打ってつけのタイミングです。

ですので、今回は、一世を風靡した当時のデザインのままリニューアルした名作をご紹介します。かくゆう筆者も、高校生の時に2WAYブリーフケースを愛用していました。現在は実家のどこかにあるはずですが……、探すより新調した方が早いかも。

学生時代の通学カバンとして、2WAYもしくはこの3WAYブリーフケースを愛用していた人、多いのではないでしょうか。ショルダーバッグ、ブリーフケース、リュックサックの3通り持ちが可能で、さらにアラウンドジップによって180度フルオープンが可能になっています。メインは１室仕立てと収納力抜群とあって、ナイロンブリーフが定着した今ならビジネス使用もいけますね。

90年代のストリートでは、ブリーフケース派とともにこちらのリュックサック派が双璧をなしていました。フラップを開けると、巾着仕様の開口部がお目見え。マチのあるアウトポケットにサイドのメイン室へのアクセスジップと機能性十分な作りでしたが、何よりボンディング加工が施されたナイロンツイル生地の軽さが魅力でしたよね。スポーツトレンドの今、大人のリュックスタイルが定着したとあって、再び有力な選択肢といえます。

「タンカー」が登場してから3年後の1986年。映画『トップガン』の大ヒットによって、フライトジャケットG-1とともに注目されたのが、ミリタリーアイテムのヘルメットバッグです。

文字通りパイロットのヘルメットを収納するバッグがモチーフで、丸いフォルムのヘルメットを入れるための底部の作りが特徴的でした。現在でもサープラス市場で人気の形とあって、もはや永久定番と言って良いでしょう。

思えば90年代中頃より、ウエストバッグを斜め掛けするスタイルが定着した気がします。2WAYブリーフケースやリュックサックとともに、合わせ買いした人も多いでしょう。

特徴は、ウエストバッグにして、しかりマチをとった特徴的なフォルム。サイドアジャスターで、サイズの調整ができる機能的な作りは、唯一無二なデザインです。ストラップ付け根のポケットに、ポケベル入れてませんでした？　※新しい「タンカー」 は、１／24（木）発売です。