【人気】大人のスポーツウォッチ4選。ヴァシュロン、オーデマ ピゲ、パテック、ブルガリ

暑さで装いがシンプルとなるときこそ、腕元にビシッとリッチな輝きの時計をつけてバランスをとるべき。となれば一流時計ブランドの手がける高級機が狙い目となります。が、薄着で軽快なスタイルに映える時計をお探しなら、そこにスポーティな要素が盛り込まれたモデル……すなわち“ラグスポ時計”を狙うとよろしいかと。

この手であればドレスアップしたスタイルはもちろん、Ｔシャツやポロシャツ一枚のようなくだけたスタイルまで無理なく馴染み、それでいてしっかり大人の余裕や風格、センスを見せつけられますから。

ここではそんなラグスポ時計の中でも、とりわけLEON.JP読者の琴線をくすぐる４本をセレクト。いずれも世界中の富裕層に大人気の傑作シリーズゆえ、あらゆるスタイルをリッチに格上げしてくれますよ。

「ヴァシュロン・コンスタンタン」は、時計界の頂点に立つメゾンのなかでも服飾業界人からの評価が極めて高いことで知られます。中でもラグジュアリースポーツの傑作と評されるオーヴァーシーズは、2016年に大幅リニューアルを断行して以降、ますますファッションとの親和性が増したと評判です。

こちらはコレクションの中でももっともベーシックなSSケースの３針モデル。マルタ十字の意匠を巧みに取り入れたSSブレスレットに加え、アリゲーターストラップ、ラバーストラップを同梱し、“インターチェンジャブル・システム”によりそれぞれ簡単に交換できるのも魅力です。

搭載する自社製のCal.5100をシースルーバックから視認できるため、メカにこだわる御仁にも絶好です。

1875年に創業した「オーデマ ピゲ」は、世界初の閏年表示付きパーペチュアルカレンダー腕時計を手掛けるなど高度な技術力で知られる一方、デザインでも時計界を牽引してきたブランド。特に1972年に誕生したロイヤル オークはラグスポ時計の元祖として有名ですよね。

写真はそんなロイヤル オークの金無垢バージョン。時計デザインの巨匠、ジェラルド・ジェンタ氏が手掛けたシャープかつソリッドな造形はそのまま、ぐっとリッチなムードを獲得。ブラックの文字盤＆ストラップとのコントラストも美しく、大人の男の色気もプンプン漂います。

ちなみに搭載するムーブメントは新たに自社開発したCal.4302。駆動時間が約70時間にアップしたほか、耐久性や精度も向上しています。

伝統のラグジュアリースポーツコレクション、ノーチラスの丸みを帯びた８角形ベゼルを受け継ぎ、1997年に誕生したアクアノート。こちらは大型の18KWGケースを採用した“ジャンボ”と呼ばれるモデルで、外周に行くほど濃さを増す美しいブラック・グラデーションのブルー文字盤と相まって、ぐっと若々しくダイナミックな印象を獲得しています。

それでいて時計界の頂点に立つブランドに相応しい気品と洗練をしっかり漂わせているのがさすが。上面をポリッシュ仕上げ、側面をサテン仕上げとしたケースは光の角度でキラキラと煌めき、夏の強い日差しのもとではとりわけリッチなアクセントとして機能してくれるはずです。

天才時計デザイナー、故ジェラルド・ジェンタの手による美しくも複雑な多面体構造はそのままに、自社開発の極薄ムーブメントを搭載して超スリムなプロポーションに仕立て直したオクト フィニッシモ。

新作を出すたび世界最薄レコードを次々と塗り替えていることでも知られますが、今作ではGMT機能付きの自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載しながら、“ペリフェラルローター”の採用により、ムーブ厚3.3mm、ケース厚6.9mmを実現！　もちろんこれは自動巻きクロノグラフでは最薄です。

こんなにスリムなのに、エッジ効きまくりの造形美により腕でガツンと存在感を放ってくれるのも今作の素晴らしいところ。あえて輝きを抑えたサンドブラスト加工のチタンも大人の渋みを表現するのに絶好です。

夏スタイルをクールに演出したいのなら是非狙ってみてください。