【発見】オンオフ使える! 最強春アウター見つけました

大人の着こなしはシーンに合わせて賢くアイテムを着分けるのが望ましいのですが、どんなシーンにも着回しが効くアウターが一着あるとやっぱり何かと便利なものです。たとえばそれは出張などのビジネストリップなどのときには、荷物を減らすのに役立ったりしますので。

そこで使えるオンオフ兼用アウターを探してみました。スーツの上から羽織ることができて、しかもカジュアルにも使えるアウターとは何かといえば、誰もがご存知、ベーシックな定番カジュアルアウターなんです。なかでもキルティングジャケットとM-65タイプジャケットは最強アウターの２巨頭。一枚持っていれば今春どころか来春も再来春もヘビロテ確実です。

ただ選び方にはちょっとしたコツもありまして、着丈はジャケットの上から着たときに裾が覗かないショート丈、色はダークトーン、シルエットは細身過ぎず、ほどよく重ね着できるぐらいが使い勝手良好です。着こなしの幅広さはもちろんのこと、流行にも左右されずに着ることができるのが大人アウターらしいところ。こんな感じに着こなせば、フル活用できるというコーディネート例を以下にご紹介していますので参考にしていただければと。

もともと英国エリザベス女王が乗る馬のためのホースブランケットから誕生した「ラベンハム」のキルティングジャケットは、由緒正しい出自らしくクラシックなスタイルとの相性が良好です。

スーツに合わせれば、この通り。ジャケットの裾が覗かないちょうどいい着丈のモデルは、このブランドの大定番「レイドン」。スーツと共にネイビーの同系色で合わせれば、凛としたロンドンのエリートビジネスマン風にまとまります。

こちらはキルティングジャケットをブルゾン感覚で羽織ったカジュアルなスタイリング。トラッド感のあるアウターですので、あまりスポーティ過ぎるアイテムは合わせづらいもの。そこでインはカーディガン、ボトムはスラックスにしておいて、足元をスニーカーでハズしましょう。さらにカーデもスニーカーも白にすれば品のいい「抜け感」を加味することができます。

あまり色数を増やさないのも、大人っぽく着るコツ。イギリスの上流階級っぽく装うのが、「ラベンハム」にはやっぱり似合うんです。

M-65タイプジャケットを、洗練されたデザインに昇華しているのがコチラの「ムーレー」。パリッとハリのあるナイロン素材で、ミリタリーアイテムらしく機能的な印象ですが、スーツに合わせると士官のユニフォームスタイル風に重厚な雰囲気に着こなせます。

ここではミリタリー色の強いカーキと茶色を合わせてみましたが、土クサさは皆無なのがお判りいただけると思います。ミリタリーカラーの配色をドレスウェアに用いることで、新鮮なオンのスタイルが仕上がる好例です。

ミリタリージャケットを大人カジュアルのアウターに使う際は、ドレスアイテムをミックスするのがポイントです。ボトムはクリース入りスラックスと上品なスリッポンを合わせました。

インに着たクルーネックニットの衿元にネッカチーフを巻くのも、子供っぽく見せないポイントになっています。とはいえこちらのM-65は、ミリタリーウェアのタフな表情は控えめのナイロンジャケットですので、さらりとシンプルに着こなすだけで十分に大人っぽいのですが、今後のご参考になれば幸いです。