【新作】大人の春アウター5選。今年選ぶならコレです！

大人のカジュアルアウターとして、今グングン注目度が高まっているのが「ポケジャケ」です。代表格はサファリジャケットとM-65タイプのミリタリージャケット。

前者は19世紀にアフリカでの狩猟旅行のために作られた服で、後者はアメリカ軍の野戦服・M-65をルーツとするもの。かたやジャケットのようなテーラード衿、方やスタンドカラー、そして身頃に配置された4つのフラップポケットのおかげで、さらりと羽織るだけで、こなしが上品＆ワイルドにキマるパワーアウターです。

いずれもメンズ服の定番デザインですが、今シーズンはいつにも増して大豊作！ 今回はシルエットや素材が今どきにアレンジされた、絶品ポケジャケを選り抜きました。

「タリアトーレ」ならではの卓越したテーラーリング技術が冴えるサファリジャケット。きもち細身のシルエットやテーラードジャケットを思わせる構築的な肩や胸まわりがオヤジのこなしを上品ワイルドに演出します。コットンとリネンがミックスされたデニム風の素材やヴィンテージ加工が施されたシルバーのボタンもこなれた雰囲気を醸し出します。

‘70年代にオマージュを捧げるイタリア・マルケの実力派ブランドがサファリジャケをリリース。カーキの色味や4つのフラップポケットなど、デザインこそクラシックですが、身幅＆アームがコンパクトにアレンジされたシルエットをはじめ、バランスが綿密に計算されたフラップポケットの配置、コットン×リネンのツイルの風合いのおかげでイメージはあくまでエレガントです。

2009年に南イタリアで設立された「チルコロ1901」といえば、楽ちんとエレガントさを兼ね備えたジャージ素材が特徴。なかでも今シーズンはサファリジャケットが狙い目です。

鮮やかな白が印象的なジャージ素材は、軽くストレッチ性に優れつつも、程よいコシがあるため、型崩れがしにくいという優れモノ。ジャージジャケットとは思えない立体感のある仕立てもポイントです。

「ヘルノ」流の洗練アレンジが光るネイビーのポケジャケは、高密度コットンナイロンのヤレ感が見どころです。この味のある風合いは酵素を用いるエンザイム加工という技術によるもの。

また、比翼仕立てのフロントやフラップのボタンをあえて見えなくするミニマムなデザインにも要注目。ミリジャケ特有の土臭さが払拭され、スタイリッシュなイメージが際立ちます。

ヴィンテージコレクターとしても名高いデザイナーがプロデュースしたミリジャケは、M-65とM-43をミックスした男らしいデザイン。

硫化染めが施されたコットン×ナイロンの高密度ウェザークロスは着込むほどに色ムラが生まれ、味わいが増していきます。この撥水性のある素材に加え、容量たっぷりのポケットや衿に収納できるフードなど、機能性も優秀。