Hoyo De Monterrey San Juan
オヤジもシガーも「気品」がモテる!
どうやら、がむしゃらに努力しても、これみよがしにひけらかしても、気品は得られない。むしろ、ある種の抑制とか節度といったストイシズムこそが、気品に近づく方向性のような気がします。
僕は、ちょい不良オヤジの“ちょい”の本質は、抑制的なストイシズムの中にこそあると、常々思っています。そこの先に目指すのが、そこはかとなく漂う気品ですね。
そこにこそ、モテる極意があると思います。費用対効果みたいなセコい了見だけでは、すぐに見透かされてしまう時代ですしね。
シガーでいえば、「ホヨー・ドゥ・モントレー」というブランドは好例ですね。繊細かつ複雑。そのシルキータッチな紫煙は、まさに高貴さすら漂います。しかも、リングは白地に金と赤で、いっそう高潔さを演出します。
ちなみにこの一本は、同ブランドを象徴するシリーズ「LE HO YO」からの久しぶりの新製品。堂々たる太さから醸し出すアロマは繊細にして優美。オヤジの欲望を抑制の利いた色気へと昇華させ、そこはかとなく気品を漂わすための、極上の一本になり得ることでしょう。
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中村孝則●コラムニスト
世界各地を独自の視点で読み歩き、さまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案する。先頃、シガー評論家の広見護さんと共著で、シガー専門書「ザ・シガー・ライフ」(オータパブリケーションズ)を出版。