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2018.06.12

マカオ&香港の“美食都市”化が止まらない!【2】

カジノのイメージが強いマカオが、美食の都市として注目を浴びています。香港とともに、“彼女と一緒に行くべきレストラン”情報を、3回シリーズにてお届け!

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取材・文/江藤詩文

まるでラスベガスのように煌びやかな夜景やカジノのイメージが強いマカオが、いま美食都市として世界から注目されているのをご存知でしょうか。そして、マカオと連動するかのように、昔から食の都として世界中の旅人を魅了してきた香港でも、世界の最先端を凝縮したダイニングが日々誕生しています。
 
いま大切なヒトを連れて行くならココしかない! そんな、マカオ&香港で注目すべきグルメスポットを一挙にご案内します。
まず、マカオで真っ先にチェックしたいのは、今年2月13日に同時オープンしたばかりのラテンアメリカ出身のシェフによるこの2軒。

■「AJI 雅吉(アジ)」

日本とペルーの出合いが生んだ“新感覚ニッケイ料理”

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店名の「AJI」は日本語の「味」とペルーの公用語であるスペイン語の「AJI(アヒ=唐辛子の意味)のふたつを掛けたもの。そんな名前からもわかるように、ここでは日本料理とペルー料理が融合した「ニッケイ料理」を味わえます。
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ニッケイ料理とは、かつて日本から海を渡った日系移民がペルーに持ち込んだ和の調理法がペルーの食材と出合い、ひとつの料理ジャンルとしてペルーで確立されたもの。この店をプロデュースする日系シェフ、ミツハル‘ミッチャ’ツムラさんは、「2017年版ラテンアメリカのベストレストラン50」で1位、「世界のベストレストラン50」で8位を獲得した世界的なレストラン「まいど。」のオーナーシェフで、ニッケイ料理を世界に発信する第一人者です。
ここで味わえるのは、日本の鮮魚とペルーの唐辛子を合わせたペルー風魚のマリネ「セビーチェ」や、ペルー・リマにある「まいど。」のシグネチャーメニューでもある銀ダラの西京味噌漬けにペルー原産で数百種類もあるといわれるポテトやコーンを付け合わせたもの、寿司カウンターでペルー人の鮨職人によって握られるユニークな寿司など。和食を食べ慣れた日本人にはどこか懐かしく、けれどもエキゾチックな、新鮮な味わいに驚かされます。
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■ AJI 雅吉(アジ)

住所/Avenida da Nave Desportiva,Cotai,Macau MGM COTAI内
営業時間/11:00〜15:00、18:00〜23:00、月曜定休
 
URL/https://www.mgm.mo/en/cotai/dining/aji
 
お問い合わせ/☎︎853-8806-2308

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■「GRILL 58°(グリル フィフティエイト ディグリーズ)」

ふたつの火を使い、食材の持ち味を引き出す熟成肉ステーキハウス

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イタリア国境にほど近いフランスのマントンで、自然と溶け合うファインダイニング「レストラン ミラジュール」(2017年の「世界のベストレストラン50」で4位、ミシュラン2つ星)を営むフランス系アルゼンチン人シェフのマウロ・コラグレコ氏がプロデュースした「GRILL 58°(グリル フィフティエイト ディグリーズ)」。
ビルドインの肉専用熟成庫には、アメリカやオーストラリア、本物の黒毛和牛といったシェフ自慢の肉コレクションがずらり。専用の鉄板焼きコーナーがあり、食材によって鉄板と炭火焼きというふたつの火を使い分け、ステーキを中心にシーフードや野菜のグリルといったさまざまな焼きものをいただけます。
シグネチャーのステーキはもちろん、食材を生かしたシーフードも味わい深く、たとえばスペイン産の大エビは、中心部が半生で甘さが際立つという絶妙な火入れ具合。南仏に居を構えるフランス料理のシェフらしく、フルーティでフレッシュだったり、甘酸っぱかったり、ほんのり苦味が感じられたりと、エスプリの効いたハーブや柑橘類の使い方も上品で印象的。南仏のエッセンスが感じられます。

■ GRILL 58°(グリル フィフティエイト ディグリーズ)

住所/Avenida da Nave Desportiva,Cotai,Macau MGM COTAI内
営業時間/11:00〜15:00、18:00〜23:00、火曜定休

URL/https://www.mgm.mo/en/cotai/dining/grill-58

お問い合わせ/☎︎853-8806-2318

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本格的な中国料理を楽しみたいなら、マカオで2軒あるミシュラン3つ星店のうちの一軒をどうぞ。

■ 「The Eight(ザ エイト)」

見た目も美しい、マカオが誇るコンテンポラリーな広東料理

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2007年のオープン以来、2009年にミシュラン1つ星、2011年に2つ星と着実に評価を高め、2014年に3つ星を獲得して以来、3つ星を維持しているマカオを代表する広東料理店。エグゼクティブシェフを務めるのは、広東料理を極めてそろそろ50年という香港出身のジョセフ・ツェー氏です。
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世界の5つ星ホテルを含め、数々のホテルレストランで腕を振るってきたシェフいわく、「料理は時代とともに変遷するもの」。モダンなタッチを柔軟に取り入れるいっぽう、点心は毎日すべて手作りした新鮮なものを提供するなど、中国古来のオーセンティックな味や調理技術に軸足を置いています。
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ランチの飲茶も有名で、金魚やハリネズミなど動物や植物をデザインした点心はキュートなビジュアルが話題に。ちなみに店名の「エイト=数字の8」は、中国では縁起がいいとされる人気のナンバー。また、金魚や水、金といった風水に基づく幸運のモチーフをネオチャイニーズスタイルにデザインしたスタイリッシュなインテリアでも注目を集めています。ここに来るだけで開運できる。そんなパワースポットとしてもオススメです。

■ The Eight(ザ エイト)


住所/Avenida de Lisboa, Macau GRAND LISBOA内
営業時間/月曜〜土曜11:30〜14:30、18:30〜22:30、日曜・祝日10:00〜15:00、18:30〜22:30

URL/https://www.grandlisboahotels.com/en/grandlisboa/dining/the-8

お問い合わせ/☎︎853-8803-7788 

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