大人の夏デニム、注目はこの５モデル

LEON.JPでもさまざまなデニムをリコメンドしておりますが、今夏にイチ押ししたいデニムのひとつが、着こなしをさっぱりとスタイリッシュに仕上げてくれる〝アイスウォッシュ〞です。アイスウォッシュとは、洗い加工により、デニムの表面が氷のようにクールな色合いに仕上げられたもの。今シーズンは例年以上に各ブランドから展開されているんです。

見た目の印象はもちろん、〝アイス〞というネーミングからは冷気すら漂ってきそうですよね。デニム本来の男らしさに加え、清潔感やさわやかさも兼ね備えたアイスウォッシュは、まさに最強の真夏デニムと言ってもいいでしょう！

PTトリノらしい美脚シルエットの上品デニム。一方でコインポケットやハンドポケットまわりにダメージ加工を加え、コッテリしない絶妙なラギット感もあり。ストレッチが効いた少し軽めの12オンスのオーガニック・デニムを使用しているので、はき心地も柔らかで快適です。白シャツ、エスパドリーユ、といった夏の鉄板アイテムに加え、ニットを肩掛けすれば、夏の清涼感あふれる着こなしが完成です！

ロンハーマン デニムは今季、デニムの魅力である経年変化を表現。シルエットはオーソドックスなストレートで、未加工の生機（きばた）デニムを使用し、デニムの産地として有名な岡山県児島にて加工を施しています。加工の具合は7年間愛着を持って（週2回程度の着用&週1洗濯のペースで）はき続けたデニムをイメージしたもの。こなれた経年変化のなかに、どことなくエレガントさも漂ってくる一本です。

細身のテーパードシルエットが人気の「TELLIS（テリス）」。こちらは12.75オンスの生地にヴィンテージ加工を施し、21年はきこんだヴィンテージデニムを再現したという一本です。縦糸が生成色の生地を使用、付属のメタルパーツも、デニムの雰囲気に合わせマットな質感のものを採用することで、よりヴィンテージライクな仕上がりになっています。また、LAとメキシコの工場での生産工程において汚水を一切出さない、水の100％再利用システムを導入。そんなサステナブルなモノづくりの姿勢もクールですね。

イタリアのワークウエアレーベル「フォルテラ」のディレクター、アレッサンドロ・スクアルツィ氏とコラボしたカプセルコレクションからの一本は、やや股上の浅いストレートシルエット。隠しリベット、レザー風のジャクロンペーパーのパッチなど、オトコ心の琴線に触れるディテールがちりばめられています。素材には日本が誇るデニム産地である岡山のメーカー、クロキのセルヴィッジデニムを使用したこだわりもさすがです。

アスリート＆アウトドアをテーマにした茅ヶ崎発のブランド、アスリドア。こちらのデニムはジャージー素材で、至極柔らかなはき心地が最大の魅力。パーカに使用されるような存在感のあるコットンのドローコードを配したゆったりとした腰回り、その一方で膝下から一気に細くなるテーパードのシルエットはスポーツウエアのようなタイトさ。ジャージー素材ならではのシルエットです。