ナイキの新作スニーカーが目立ちすぎて超話題な件

スニーカー選びで失敗しないためには、安心感のある定番から攻めるのは常套手段です。とはいえ、秋はお洒落の季節ですから、これまでとは一味違う冒険をしたくありませんか？

そんな思いに答えるが如く、かのナイキから、一見変わった「Dia de Muertos（死者の日）」コレクションが登場します。

日本ではあまり馴染みがありませんが、ラテンアメリカ諸国では、家族、友人、知人が集まり、故人への思いを馳せる特別な祝祭の日、それが死者の日です。通常は、10月末日から11月２日にかけてセレモニーが開催されますが、「Dia de Muertos」コレクションは、それに合わせて10月27日から発売をスタート。

このラインナップは、誰もが知る定番の名作４モデルがベースです。そこに、祭壇を飾る切り絵や、花束を想起させるような鮮やかな色使いで装飾を施しているのがミソ。

どれもぱっと見でもインパクトがあって華やか。しかも人とは被らない特別感を纏っています。通常は、街中がハロウィンで盛り上がるこの時期。大人のコスプレは気が引けますが、足元だけでも華やぐのは全然アリかと。

しかもベースが誰もが知る定番ですから、奇抜すぎる印象はありませんし、例えば、モノトーンスタイルの外しなんていう洒落たテクニックにも、十分使えそうですよ。

70年代初期に発売されたバスケットボールシューズの代表モデル。シャープなシルエットが持ち味で、ファッショニスタにも愛用者が多いことで知られています。こちらは、かかと部分に祭壇に飾られるパぺル・ピカード（切り絵）を刺繍で配しているのがユニーク。アッパーには、経年変化でできたようなクラックが施されているのも特徴的です。

ヒールカウンターやスウッシュに凹凸を施しているのも同コレクションならでは。死者の日を盛大に祝うメキシコの伝統的な花、マリーゴールドを想起させます。

ジョーダンシリーズを代表するモデルも、これまでにない配色でお目見えしました。まるで花束のような華やかさを纏ったこちらは、コーディネートの主役になります。つま先部分には、「Para Mi Familia（家族のために）」という文字が。これは死者の日が、自分のルーツである家族に意識を向けるという伝統を表現しています。スウッシュの細かなステッチワークも特別感があって目を引きますよ。

90年代のスニーカーブームと、ストリートファッションを牽引したモデルといえばこちら。とはいえ、ここまで派手な色柄は、なかなかお目にかかれません。やはり死者の日の祭壇を彩るような花をイメージさせます。ダークになりがちな秋冬スタイルの１ポイントとして、しっかり作用してくれそうです。

まるでアート作品のようにアッパー全体にプリントが施されています。やはり、かかと部分には、パぺル・ピカード（切り絵）があしらわれています。

70年代の名作として名高い「デイブレイク」のアップデート版として、ファッション好きにも愛されているこちら。「Dia de Muertos」コレクションでは、通気性のよいメッシュアッパーとクラックを施したレザーパーツのコントラストが、際立っています。ヒールには、エア ジョーダン 1 ミッドと同様に、「Para Mi Familia」の文字が。ワンマイルウェアに合わせるだけで、途端に華やいで見えること請け合いです。