2016.07.29
欧州ファッション・リポート London編 Part.2
2016年6月、イギリスはロンドンにはじまり、イタリアはミラノ、フランスはパリでそれぞれ開催されたファッションショーを取材したLEON編集部員の現地リポートをお届けします。来年の春夏はどんなファッションの傾向があるのか、小誌LEONはどこに注目しているのかなど、お伝えいたします。
2016年6月10日〜13日
ロンドンコレクション London Collection:Men
前回に続き、2016年6月にイギリスはロンドンで開催されたロンドンコレクションについて解説します。コレクションは2017年春夏の商材ですが、いわゆる英国テイストなファッションは大きな流れとして2016年秋冬の商材にもみられる傾向なので、先の先をチェックすることで、この秋冬のお買い物の参考にしてくださいませ。
Close-Up 05
ベルスタッフ [BELSTAFF]
というのも、イメージソースが1971年に公開されたブルース・ブラウン監督のバイク映画で、スティーブ・マックイーンが銀幕を飾った作品から着想を得ているそう。オイルで汚れた白のつなぎ風のセットアップ(しかも半袖!)や、お約束のレザーアイテムはさすがの安定感。今後、この世界観をどう発展させていくのか、期待したいところです。
Close-Up 06
シブリング [Sibling]
鮮やかなスカイブルーを多用したアイテムは、ややもすると行き過ぎにも見えますが、ディテールに目を転じると取り入れられそうなものも。新鋭デザイナーとして注目を集めるシブリングは今後も要チェックです。
Close-Up 07
コーチ 1941 [COACH 1941]
レザーのトートバッグやデイバッグをスタッズやアクセサリーで遊ぶその勘ドコロは「欲しい!」な印象。ボルドーのウエアに身を包んだモデルの手元の真っ黒レザーバッグはコントラストが秀逸でした。
Close-Up 08
バーバリー [Burberry]
バーバリーのアイコンであるトレンチコートやバッグを中心としたレザーグッズを展示&モノグラミング・サービスの実演を行いました。
そのほか、広告キャンペーンやキャンペーンの絵画を手掛けたルーク・エドワード=ホールの作品展示も行うなど、いつものショーとはまた違った盛り上がりをみせたのでした。
しかしながらそれもロンコレの愛嬌と言うべきか、ミラノはパリにはない、なにかフレッシュさのあるコレクションの数々、トライを感じるショー演出など、ならではの魅力は健在でした。次回のコレクションも乞うご期待です!