いま、手ぶらがイイ!? 最新バッグ決定版【ディオール、サンローラン、ドルチェ＆ガッバーナetc】

確かに、いまどきバッグがなくても休日のお出かけぐらいならなんとでもなります。必要だなと思うのは、ペットボトルの水を買ったときぐらいでしょうか。

バッグが昨今コンパクト化の一途を辿っていることが、何よりの証明です。とはいえ、コーデがシンプルな夏において、バッグはアクセサリー的な意味合いが。ならば必要最低限な収納力を備えたプチバッグを、コーディネイトしちゃいましょう。

まず、プチバッグでありがちなチープ感を払拭するために、ラグジュアリーブランドを選ぶのが重要です。色も派手なビビッドカラーではなく、比較的落ち着いたものがベスト。そんな中にも、夏の軽快なコーデに似合うようロゴやモチーフで遊びを主張したいところです。

お馴染みの“サドル”バッグを、ショーン・ステューシーによってアレンジ。コンパクトなポーチサイズにグレインドカーフスキンを採用する中、目を引くのはストリートな顔付きになった“BEE”のレザーパッチワークです。大きめのパッチワークにより、モノトーンながら存在感のある仕上がりに。ホワイトステッチも、ストリートな軽快さを滲ませます。

素材は軽快なナイロンですが、ジップ周りのレザーのトリミングにブラックのワントーン、そしてボックス型の端正なシルエットは、明らかに上質な雰囲気を漂わせます。ロゴは小ぶりで、ミニマルそのもの。ストラップに配したメタルバックルとジップの輝きが、唯一のアクセントです。ラフになりがちな夏コーデの引き締め役に、打って付けです。

ともすれば軽さがチープにも見えてしまうナイロン。でも、こんなホワイトで統一したカラーリングなら、むしろラグジュアリー感たっぷりです。一部レザーを配していたり、またメタリックシルバーのジップもその後押しを。そんな中、ラバーで立体的に表現し陰影を浮かべるロゴが、ワントーンでありがちな退屈な印象を回避してくれます。

プラダといえば、高級感のあるブラックナイロン。その上質な光沢は、ブラックワントーンでも重たくなりません。ナイロンとあって夏のコーディネートとマッチしやすいですが、さらにイエローのラバーロゴがスポーティかつストリートな雰囲気をひと指し。サイズも財布やスマホを入れるのにちょうど良い薄型で、シンプルな分使い勝手良しです。

夏のお出かけに、まさしくぴったりなウエストバッグ。本体は光沢感のあるナイロンメッシュを採用。透け感とブルーカラーが相まって、スポーティかつクールな印象を楽しませます。アウトポケットは、ハーフクリア素材に。これまた、夏らしさをアピールしてくれます。こんなバッグなら、手荷物がなくとも持ちたくなりますよね。