【大人の罪な白トップス1】 不良（ワル）なレザーも白なら上品リッチな不良（ワル）

不真面目な一張羅と聞いて、思い浮かぶ服はなんでしょう？ ダメージデニム？ 派手柄シャツ？ それらも正解ですが、いの一番に浮かぶのはやっぱり黒の革ジャンでしょう。その発端となったのは、1953年の映画『乱暴者』（原題The Wild One）。若きマーロン・ブランドらが演じる、黒革のライダーズを纏った不良たちがバイクで暴れまくる名作ですが、以来黒光りするレザーアウターは危うさと色気を同時に放つ不良の装束というイメージが定着したんですね。

で、そんな黒革＝不良のイメージを逆手に取るのがコチラ（下）。ご覧のように全面白革の一枚仕立てであり、エレガントでラグジュアリーな雰囲気ですが、これにゴールドやブラックのアイテムを合わせるとあ～ら不思議。リッチななかにもギラついた不良っぽさが立ち上がってくるって仕掛けです。つまり、同じ不良でもワイルドさが際立つ黒革に対し、白革は上品さやリッチさがベースでありつつも、オヤジらしく差がつけられるってわけなのですよ。

● 「ジェームズ・ディーンの“反逆の象徴”＝白Tシャツ」をいま、大人はドレッシーに着る
● あの頃の「白パン」が不良（ワル）い下半身＝“不埒”になりました
● 不良（ワル）い下半身＝“不埒な白パン”は、カラー別にどうこなす？ 【後編】