大人は“カシミア製”の傘の下で愛の言葉を囁く？

日本人が口に出せない日本語、それは愛の言葉、かもしれません。奥ゆかしさを美徳とするこの国では、日々のなかにささやかな感謝を込めるのは得意でも、ロマンティックな言葉は難易度が高い。けれど、女性の本音を代弁させていただくなら、たまには聞かせてくれ……甘ったるいひと言を……！

そんな理想を語りつつ、唐突ながらもご紹介したいのが「ロロ・ピアーナ」の傘。雨を受け止めるためのタフな用途に、頬擦りしたくなる極上のカシミアを使うという、驚きの逸品で。

想像してください。舞台は雨降る夏の夜。濡れたアスファルトに街の灯りがにじみ、ふたりは自然とひとつの傘の下へ。いつもの通り道でも黙っているにはもどかしい、そんな絶妙な空気が漂うはず。頭上に広がるのは、しっとりとしたカシミアの天蓋。その柔らかな繊維が雨音を吸い込み、ふたりの世界を少しだけ静かにしてくれるでしょう。

傘の下、だからこその距離感と独特な湿度、そしてカシミアを打つ静かな雨音。ここで愛を囁かずして何を語る……？　

ま、とはいえ我々は冒頭でも語った通り奥ゆかしきジャパニーズ。だからこそ愛の言葉は特別なものになる。ここぞな一夜、そんな日に雨が降るよう、LEONの雨女代表よりエールと、心ばかりの雨乞いをお贈りさせていただきます。