夏の鉄板パンツ、大人ならどんなシューズを合わせるべきか？

涼しさや軽快さを求めるならスニーカーは適任。とはいえ、快適さだけに終始するのはちょっと危険。着こなし次第では、ラフすぎたり、子供っぽく見えてしまうことも。

そこでポイントとなるのが天然素材。例えばパンツなら清涼感がありつつ天然素材とあって品良く見えるリネンとかですね。で、そうなると足元選びもその路線に従いたいところです。

スニーカーではないけど、スニーカー並みに軽やか。それでいて、シンプルなデザインとソールの天然素材が品良く見せてくれる。そう、つまり「エスパドリーユ」です。

ジュートという植物をコイル状に巻いたソールが特徴のエスパドリーユは、元々農作業時用のシューズでしたが、1930年代頃から名だたるメゾンが製作したことで、リッチなリゾートシューズの定番となったんです。

アイテム数が少ない夏コーデは、一手抜くとダラシなく見えがち。足元選びが、案外そのカギだったりしますよ！

プルオーバーのカプリシャツに、リネンのスラックス。そして足元にはエスパドリーユというこちらのコーデは、まさにヨーロッパのリゾートコーデ。シャツもパンツもリネンという天然素材合わせに、ナイロンメッシュのスニーカーはちょっとミスマッチ。パンチングスエードのエスパドリーユで、ナチュラルな品の良さを楽しみたいところです。

こちらは上のコーディネートで使用したエスパドリーユのカラバリ。繊細な起毛を披露するスエードにパンチングを施すことで、品良くリッチ、そして高い通気性も。ソールは伝統的なジュート巻きですが、アウトソールはラバーなのでアスファルトもOK。

同じスエードのエスパドリーユでも、こんなブラック&メタル飾りなら色気も楽しめます。スエードとスムースレザーのコンビという点も、夏の足元をセクシーに演出。そしてもちろん、シグネチャーカラーをあしらったラバー製のアウトソールも、夏の夜遊びシーンにもぴったりです。

イタリアブランドらしい鮮やかなアズーロ。デニム生地にレザーのパイピングをあしらったこちらは、アイコニックな刺繍ロゴも相まって、夏コーデの主役に。インソールにはレザーを採用しており、また幅がやや広めとあって街歩きにもマッチしてくれますよ。

ニットアッパーを採用したハイブリッドタイプのエスパドリーユ。一般的にトウとヒールが切り替えられる作りが特徴のエスパドリーユですが、こちらは一体型&ニットメッシュとあって、快適なフィット感を楽しめます。さすがイタリア屈指のニットメーカーが作る一足ですね。