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2023.10.17

LEON編集メンバーのただいま偏愛中【2】

いまモテるのは「進化したアメカジ」です

男のワードローブに不可欠なアメカジ。いま改めてそんなアメカジが欲しい! というLEON編集メンバー5人が座談会を敢行。そこから見えてきたのはいまモテる進化したアメカジでした。

CREDIT :

写真/渡辺修身 スタイリング/四方章敬 ヘアメイク/KOTARO 文/竹石安宏(シティライツ) 編集/堀川正毅、渡辺 豪、加藤寛太(すべてLEON) イラスト/ミツミマリ

みんな大好きアメカジものを語りつくす

◆ 「グッド カルマ ディベロップメント」のルーク/Selector:渡辺 豪

“まさに両A面なトラッカー”

ブルゾン36万3000円/グッド カルマ ディベロップメント
▲ 欧州マケドニア地方に生息する柔軟かつ軽量でキメ細かな羊毛を備えるマケドニアラムを用い、革本来のナチュラルなエッジをデザインに活かすことで同じものはひとつとしてない逸品。ヴィンテージから着想を得た表はトラッカー裏はミリタリー風味のリバーシブル仕様も魅力。ブルゾン36万3000円/グッド カルマ ディベロップメント
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ニット2万6400円/スローン(ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店)
▲ ボルドーのストールを差し色に、オールブラックでモードにこなすのが編集部・渡辺流です。ブルゾンは上と同じ。ニット2万6400円/スローン(ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店)、スカーフ1万7380円/ブライスランズ(ブライスランズ&コー)、パンツ4万9500円/ジーティーアー(ビームス 六本木ヒルズ)
石井 さ〜て、まずはナベやんのブルゾンからいこか。

渡辺 はい。これは橘 徹さんという方が最近大阪で始めた「グッド カルマ ディベロップメント」というブランドのムートントラッカーです。70年代のヒッピーレザーを思わせる、ムートンの天然のエッジを活かしたプリミティブな作りがモードを感じさせる点に惹かれました。

ジローラモ 気づかなかったけど、リバーシブルなんだね。裏も可愛いね。
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◆ 「ティンバーランド」のイエローブーツ/Selector:パンツェッタ・ジローラモ

“現代的にこなす超定番ブーツ”

ブーツ2万8600円/ティンバーランド(VFジャパン)
▲ 1973年の登場以来、“イエローブーツ”の愛称で親しまれるティンバーランドの超定番ブーツ「メンズ 6インチ プレミアム ウォータープルーフブーツ」は今年で誕生50周年。完全防水を謳った世界初のワーク&アウトドアブーツであり、シリコンを染み込ませたヌバックレザーや水の浸入を防ぐシームシールド製法が高い防水性能を発揮。ブーツ2万8600円/ティンバーランド(VFジャパン)
ジャケット10万7800円/タリアトーレ(ビームス 六本木ヒルズ)
▲ オーバーサイズのクラシコジャケットとスラックスに合わせるのがジローラモの気分だそう。さすがのセンスに脱帽です。ブーツは上と同じ。ジャケット10万7800円/タリアトーレ(ビームス 六本木ヒルズ)、Tシャツ3万9600円/バレナ(三喜商事)、パンツ2万7500円/サージュデクレ
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竹石 ジローさんのチョイスは、「ティンバーランド」のイエローブーツですか。アメカジ世代には懐かしい!

ジローラモ 80年代初めのミラノには“パニナロ”と呼ばれた若者たちがいて、みんなアメリカに憧れてハンバーガーを食べ、リーバイスのデニムにモンクレールのダウンを着て、足元はイエローブーツだった。私も当時は履いていたし、いま久々に履きたいんだけど、アメカジの気分じゃないんだよね。

渡辺 それは僕も同じ。アイテムはアメリカテイストだけど、モードに着たいんです。
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◆ 「チンクワンタ」のムートンベスト/Selector:石井 洋

“リッチ&上品アメカジが新鮮”

ベスト17万9300円/チンクワンタ(伊勢丹新宿店)
▲ バイカラーのパッチポケットやパイピングスタンドカラーなど、80年代のアウトドア用フリースウエアを彷佛させるデザインをストレートヘアの上質ムートンで表現したベスト「H901」。柔軟かつなめらかな毛並みで女性からのタッチも期待できるはず。ベスト17万9300円/チンクワンタ(伊勢丹新宿店)
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タートル4万8400円/ザノーネ(ビームス 六本木ヒルズ)
▲ 編集長・石井はあえてアウトドアテイストを排除しミドルゲージのタートルニットとチャコールのウールパンツをチョイス。ベストの色味に合わせたモノトーンのコーディネートが実に大人らしい上品な雰囲気にキマってます。ベストは上と同じ。タートル4万8400円/ザノーネ(ビームス 六本木ヒルズ)、パンツ4万9500円/ピーティー トリノ(トゥモローランド)
石井 僕のファッションの原体験もアメカジと古着で、この「チンクワンタ」のムートンベストと出合った時、若かりし頃に東京の古着屋を駆け巡った胸キュンな記憶を思い出したね〜。当時焦がれたアウトドアのフリースをムートンで再現したリッチ感や上品な色使いでハートをワシ掴み! ダブルジップもアラフィフのお腹周りに優しい(笑)。

四方 どこまでアレンジするかのサジ加減が上手ですよね。モノトーンで大人が着やすいよう考慮されています。
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◆ 「ブルックス ブラザーズ」の1818 USA ブレザー/Selector:四方章敬

“100%米国製を米国流にキメ”

ブレザー19万8000円/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
▲ 3年ぶりに復活したアメリカ製ネイビーブレザーは、ニューヨークのハイグレードテーラードファクトリー、ヒッキー・フリーマンが仕立てを担当。米国で唯一コネチカット州に現存する梳毛織りの工場アメリカン・ウーレン・カンパニーのスーパー110’sウールホップサック生地を使用とこだわりを凝縮。ブレザー19万8000円/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
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シャツ3万2780円/ブライスランズ(ブライスランズ&コー)
▲ スタイリスト・四方曰くシャンブレーシャツにフラノパンツなどの正統アメトラが、一周回って新しいとのこと。ブレザーは上と同じ。シャツ3万2780円/ブライスランズ(ブライスランズ&コー)、パンツ8万5800円/イガラシ トラウザーズ(ビームス 六本木ヒルズ)
石井 四方くんのは「ブルックス ブラザーズ」の紺ブレ? これまた王道できたね。

四方 実はコレ、ヒッキー フリーマンが仕立てたアメリカ製のブルックスなんですよ。こうした定番こそ、人とは違ったものにしたいなと。見た目ではわからないので、自分だけの楽しみなんですけどね。
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◆ 「ビームス プラス」のレトロダウン/Selector:竹石安宏

“色味が際立つ大人なアメカジ”

ダウン8万5800円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿)
▲ 1960年代のダウンをベースにデザインしたエクスペディションダウンジャケット。軽量かつ微光沢の中空ナイロン製タフタの表地や、米国アライド フェザー ダウン社製の800フィルパワーダウンを採用し機能性は本格派です。ダウン8万5800円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿)
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ニット4万1800円/ブリッラ ペル イル グスト、パンツ2万4200円/ブリッラ ペル イル グスト × バーンストーマー(ともにビームス六本木ヒルズ)
▲ 大人らしいグレーのカシミアニットに白パンでレトロなバイカラーを引き立てつつ、ワラビーで80年代を匂わせるのがライター竹石のコーディネート術。ダウンは上と同じ。ニット4万1800円/ブリッラ ペル イル グスト、パンツ2万4200円/ブリッラ ペル イル グスト × バーンストーマー(ともにビームス六本木ヒルズ)、靴2万5300円/クラークスオリジナルズ(クラークスジャパン)
竹石 渋カジ時代に着たな〜。当時は全部アメリカ製だったね。いま着たい「ビームス プラス」のダウンはそのちょい前、80年代中頃のアメカジブームを思わせるレトロなバイカラーがキモ。当時は自然で目立つ色が主流で、鮮やかな色使いが戻ってきたいまの気分にリンクするかなと。

石井 山で間違って撃たれないようにですよね。

竹石 そうそう! フリースとかもみ〜んな派手色でした。
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◆ 「スロープスロー」のカウチンセーター/Selector:四方章敬

“JK(ジャケット)感覚で品良く都会的に”

ブルゾン16万5000円/スロープスロー
▲ 長年ニット生産に携わった夫婦が2022年に立ち上げた、日本のニットブランド。カシミアのようになめらかながらも粗野な表情のヤクの毛とラムズウールをブレンドし日本の職人が目を詰めて手編みしたカウチンは自重でだれず、重さも感じにくいんです。ブルゾン16万5000円/スロープスロー
シャツ2万8600円/ギ ローバー、パンツ4万6200円/ブリッラ ペル イル グスト(ともにビームス 六本木ヒルズ)、ニット3万6300円/フィリッポ デ ローレンティス(トヨダトレーディング プレスルーム)、ベルト3万800円/メゾン オクトパシー(ストラスブルゴ カスタマーセンター)
▲ 色味を抑え、ジャケ感覚で羽織るのがスタイリスト四方のオススメ。ブルゾンは上と同じ。シャツ2万8600円/ギ ローバー、パンツ4万6200円/ブリッラ ペル イル グスト(ともにビームス 六本木ヒルズ)、ニット3万6300円/フィリッポ デ ローレンティス(トヨダトレーディング プレスルーム)、ベルト3万800円/メゾン オクトパシー(ストラスブルゴ カスタマーセンター)
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四方 その頃に大流行したカウチンセーターが、僕は好物なんですよね。LEONでも2〜3年ごとにリバイバルしますが、「スロープスロー」のカウチンはありそうでない黒が新鮮でモダン。これならデートにも行けるかなと。

◆ 「グッド アート ハリウッド」のモデル 22ネックレス/Selector:渡辺 豪

“装いも際立つ超絶クオリティ”

ネックレス[Sv925]30万6900円/グッド アート ハリウッド(ミック 恵比寿)
▲ オールハンドメイドによる緻密なデザインと精巧なギミックを凝らしたジュエリーがハリウッドセレブをも魅了するハイエンドジュエラーの逸品。本来は骨太でアメリカらしいアンカーチェーンをモチーフとしつつ、リンクとほぼ同じ形状で、繋ぎ目がないかのように見える留め具や細部の刻印など精密なクオリティに目を見張ります。ネックレス[Sv925]30万6900円/グッド アート ハリウッド(ミック 恵比寿)
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 スーツ18万7000円/ティト アレグレット(ビームス 六本木ヒルズ)
▲ グレーフランネルのジャケットにグレーのニットというシンプルな装いで引き立てるのが、編集部・渡辺の合わせ方。ネックレスは上と同じ。スーツ18万7000円/ティト アレグレット(ビームス 六本木ヒルズ)、ニット2万2000円/トゥモローランド トリコ(トゥモローランド)
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渡辺 デートなら「グッド アート ハリウッド」のモデル22が最高です。どこがクラスプかわからないほど精巧で、繊細な高級感がある。目立たない場所にこそ美学を込める、こういったものを身に付けると、心が豊かになると思うんです。

石井 それが余裕や自信となり、モテるってわけだよね。

一同 そのとおり!
石井 洋(LEON編集長)

石井 洋(編集長)

第4代LEON編集長。ウェブサイト「LEON.JP」の編集長も兼務するLEONの核。LEONには創刊3号から参画しており、それ以前はファッション誌や女性誌の編集など多彩なキャリアを誇る。豪快でしなやかな性格も愛される所以で、酒を愛し、服を愛し、誰に対しても壁を作らず、そばに寄り添ってくれる我らがボス。強気なワンマンとは違い、時代に軽やかにアジャストできる令和のリーダー。49歳。

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渡辺 豪(LEON編集部員)

渡辺 豪(編集部員)

LEONの暴れん坊。LEON前は海外の紛争地帯で治安維持活動に従事していた経験もある、生粋のソルジャーエディター。LEONに入って漏らしたひと言「ここは戦場よりもエグい」は名言。塊肉をひとりで1kgくらいならペロリと平らげてしまうが、最近はさすがにセーブしている様子。LEONのECサイト「買えるLEON」のディレクター兼バイヤーで、日々ユーザーの“欲しい!”を叶えている。

四方章敬(スタイリスト)

四方章敬(スタイリスト)

ここ数年、もっとも多く深くLEONのファッションに携わり、編集者の妄想を高いレベルで具現化してきたスーパースタイリスト。モノへの造詣が深く、40代ながらクラシック(ドレス)の世界に軸足を置いているため、ポップで遊びの効いたカジュアルなスタイルも、どこか品のある大人の装いに昇華させることができる凄腕。LEON以外にもメンズ誌やブランドのディレクションを担うなど、多方面で活躍中。

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竹石安宏(ライター)

竹石安宏(ライター)

すでに15年以上、LEONに携わるレジェンダリーライター。ドレスからカジュアルまで網羅する事典のような知識と、あたりの良い人柄で、みんなに頼られる兄貴的存在。長髪のルックスはヒッピーチックだが、あらゆるスタイルに袖を通してきた果てといえば説得力も増すというもの。プライベートでは幼いお子さんを溺愛するパパの一面も。LEON以外のメンズ媒体でも引く手数多の人気ライター。

パンツェッタ・ジローラモ(タレント・文化人)

パンツェッタ・ジローラモ(タレント・文化人)

ご存知、日本一有名なイタリア人。LEONにとって単なるモデルではなく、LEONを一緒に作る大切な仲間。ジローラモから飛び出したヒット企画は数知れず、誰よりもよく遊び、女性を喜ばせるアイデアに溢れている。創刊準備号から続く表紙への露出は23年!で、現在もギネス記録を更新中。テキトーなイタリア人な一面を見せつつも、実はこまやかな気遣いができる優しい人。

2023年11月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

伊勢丹新宿店 03-3352-1111
グッド カルマ ディベロップメント goodkarmdevt@gmail.com
クラークスジャパン 03-5411-3055
ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店 https://sloane.jp
サージュデクレ 03-6452-5188
三喜商事 03-3470-8232
ストラスブルゴ カスタマーセンター 0120-383-563
スロープスロー 050-3695-0338
トゥモローランド 0120-983-522
トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-5567
ビームス プラス 原宿 03-3746-5851
ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623
VFジャパン 0120-953-844
ブライスランズ&コー 03-6721-0133
ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-02-1818
ミック 恵比寿 03-3461-3915

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