たった1枚で印象に残るブルゾンはこの5着

この春の時季に何かと重宝するのが軽く羽織れるタイプのブルゾンですよね。もちろん超基本アイテムですから、すでに何枚か持っていらっしゃるでしょう。無難な定番もいいですが、地味な着こなしになりがちな場合も。

そこで注目したいのがメゾンの新作ブルゾンです。世界的に飛び抜けたセンスが売りのハイブランドの一着は、素材、シルエットの素晴らさはもちろん、着るだけでオーラを感じさせるデザイン性がポイント。しかも合わせるインナーやパンツがベーシックでも、着こなしが一気に華やぐというのも高ポイント。

そこで、一目でブランドが分かる鮮烈なデザインやアイコンを備えたブルゾンをピックアップしました。

左胸に張られたタグには「どんなシーズンでもグッチ」と記された軽快なショートブルゾン。ミニGGスプリームファブリックを使用した一着はナイロンとレザーを併用したハイブリッドなデザインに。

ゴールドのジップも独特のリッチさを感じさせます。胸元にあしらわれたウェブ ラインから一目見ただけでグッチと知らしめてくれるのもポイントです。

2020年春夏コレクションのショーをロサンゼルスにて行った今季のサンローラン。そのL.A.スタイルを彷彿させる一着として、話題なのがこちらのレザーブルゾンです。衿やポケット回りにフローラルスタッズをあしらい、繊細な洒落感をさり気なく表現。

ウエスタンモチーフに加え、肩のエポーレットや腰周りのボタンなどミリタリーの意匠も兼備しており、男らしくもどこかヌケ感あるたたずまいが魅力。細身のブラックジーンズはもちろん、ウールパンツでもセンス良くキマります。

今季のフェンディは「en plein air（戸外）」をテーマに、アウトドアテイストを強く打ち出し注目されています。中でも映画監督であるルカ･グァダニーノ監修によるブルゾンは、FFロゴのズッカ柄に加え、オリーブグリーンをアクセントに据えたカモフラ風デザインが特徴。

ちなみにこのブルゾンはリバーシブル仕様という力作。ちなみに裏返して着ると都会的なソリッドブラックとなっています。

コーチジャケットというと、薄手のナイロン生地のものが多く、どうしても大人が着るには選択に困る場合も。そんな中、お馴染みのロゴ入り三角プレートを胸にあしらったプラダのナイロンブルゾンは、張りと光沢のある上質な素材を採用し、大人が着るにふさわしい見た目に。

ロゴ近くに配したジップポケットや、ダブルジップなど、使い勝手も考慮されています。ミニマムでシンプルなブルゾンですので、流行に関わらず長く愛用できそうなところも見逃せません。

旅に最終目的地はなく、常にどこかユートピアを求める心こそ大切、と考えるヴァレンティノ。そのテーマに則りアーティスト、ロジャー･ディーンの描いた“Dragon Garden”を大胆にあしらったブルゾンは、まさに今季を象徴する刺激的な一着です。

ミリタリー的なタンカースブルゾンをベースにして機能的かつ男らしい雰囲気も大きな魅力。ちなみに背面はシンプルシックなブラック無地。フロントとバックの落差でギャップも演出できる、極めてギミックの効いた一着です。