2023.05.24
オヤジに似合う「枯色マドラスチェック」は黒締め！
この夏は、オヤジに似合う「枯色マドラス」でナチュラルに際立つべし！ その基本のこなしは、“枯れた”色味のマドラスチェックをキリッと引き締める「黒使い」。アクセ使いで“リッチさ足し”も忘れずに。
- CREDIT :
写真／倉本侑磨（Pygmy Company） スタイリング／四方章敬 ヘアメイク／Takuya Baba（SEPT） 文／竹内虎之介（シティライツ） 編集／市村広平（LEON）
枯色マドラスの基本のこなしは、「黒で締める」
枯色マドラスの着こなしは、黒パン＆黒靴を合わせ、黒で締めるのが鉄則です。これはもう唯一絶対の方法論と考えてもらって構いません。こうすることで枯色独特の褪せたトーンがキリッと引き締まりますし、茶黒合わせになることでモダンなムードも漂います。
黒締めでモダンにこなし、大人の夏の際立ちを演出
▲ 1970年代のクラシックなサファリシャツを再現したブラウントーンのチェックシャツ。ワーク譲りの両胸フラップポケット仕様ながら表情はどこかエレガント。素材は清涼感ある薄手のリネン100％。シャツ2万3980円／オアスロウ（ベースデニムプロダクツ）、パンツ4万1800円／カルーゾ（ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店）、ブレスレット163万9000円／ビジュピコ（ビジュピコ 上野御徒町本店）、靴13万2000円／エンツォ ボナフェ（ビームス 六本木ヒルズ）、サングラスはスタイリスト私物、そのほかは下と同じ
枯色マドラスのシャツを黒スラックスと黒ローファーで締める。これだけで、元来プレッピー風味が漂いがちなマドラスを、オヤジに似合うモダンで大人っぽい装いへと格上げできてしまうのです。欲しいのは夏っぽい際立ち感だけですもんね。
リッチに魅せるアクセ使いで、枯色を引き立てて
枯色マドラスは、フェード感あるこなれたトーンが持ち味ですが、チェックの配色を茶系に限定するのと同じ理由で、仕上げの小物使いにおいてもリッチさ足しが欠かせません。なので、首元、腕元、腰元には艶っぽいゴールドのアクセをどうぞ。枯色にほどよくなじむ感じも絶妙ですよ。
細金ネックレス、金時計＆金リング、金バックルのタラリなベルト。と、3つの要所にゴールドのアクセサリーをあしらえば、枯色マドラスは、ひとクラス上の大人の夏の遊びゴコロと映るのです。
細金ネックレス、金時計＆金リング、金バックルのタラリなベルト。と、3つの要所にゴールドのアクセサリーをあしらえば、枯色マドラスは、ひとクラス上の大人の夏の遊びゴコロと映るのです。
【1】 首元に細金ネックレスで色気を滲ます
▲ ネックレス24万3000円（参考価格）／ギンザタナカ
はだけたシャツの首元に細金ネックレスをチラリ。これで枯色マドラスのフェード感に艶を与えつつ、男の色気の源である肌感を強調。18Kイエローゴールドの喜平ネックレスなら細身でも質感十分。さり気なくもリッチな輝きを放ちます。
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【2】 金時計とぽてリングでリッチを倍増
▲ 時計562万1000円／IWC、リング34万9800円／ジェントルマン（ジェントルマン 麻布ピーアール ルーム）
時計もゴールド。黒のアリゲーターストラップとの合わせならエレガントさも申し分なし。そのクラシカルな雰囲気が枯色マドラスと好相性です。さらに指には金のシグネットリングを。
【3】 タラリなベルトも金バックルで艶足し
▲ ベルト4万1800円／イル ミーチョ（トレメッツォ）
腰元は装いのヌケ感づくりに欠かせないタラリなベルト。で、意外に見落としがちですが、そのバックルにも気を使いましょう。もちろん枯色マドラスにはゴールドバックルがお約束。雰囲気あるヴィンテージバックルを用いた一本なら完璧です。
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シックな枯色マドラスはドレスアップシーンにも有効
マドラスチェックは開放的な夏のムードが似合う柄。だからといって、カジュアル専用と決めつけてはイケません。シックな枯色マドラスなら、色気漂うドレスアップのタイに用いることも十分可能。むしろ、そのほんのりお茶目な印象が、キメのスタイルにちょっとした隙を与え、女性を近づきやすくするのです。
枯色マドラスタイで女性に付け入る隙を与える
▲ 独特の抽象的な柄行と彩度の低い多色使いを駆使することで、シックなマドラス調の色柄を表現したシルクタイ。締め心地の良い上質なシルクの素材感と相まって、ドレスアップからカジュアルまで、あらゆる装いを品良くリッチに仕上げてくれます。タイ2万900円／マーガレット・ハウエル、スーツ13万2000円／ブリッラ ペル イル グスト、シャツ4万8400円／カンタータ、ベルト1万9800円／アンダーソンズ（すべてビームス 六本木ヒルズ）、時計562万1000円／IWC、リング23万1000円／ビジュピコ（ビジュピコ 上野御徒町本店）、サングラス4万2900円／アイヴァン（アイヴァン 東京ギャラリー）、チーフはスタイリスト私物
ブラックスーツをタイドアップでビシッと装う。この際、タイまでソリッドにすると、女性にはちょっと近寄り難い雰囲気に。でも、枯色マドラスのタイを選べば、色っぽさのなかにもどこかチャーミングで親近感あるオヤジを演出できるのです。
2023年6月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です
※掲載商品はすべて税込み価格です
■ お問い合わせ
アイヴァン 東京ギャラリー 03-3409-1972
IWC 0120-05-1868
ギンザタナカ 0120-556-826
ジェントルマン 麻布ピーアール ルーム 03-3457-3111
トレメッツォ 03-5464-1158
ビジュピコ 上野御徒町本店 03-3835-1111
ビームス 六本木ヒルズ（カジュアルフロア） 03-5775-1620
ビームス 六本木ヒルズ（ドレスフロア） 03-5775-1623
ベースデニムプロダクツ 0798-74-8106
マーガレット・ハウエル 03-5785-6445
ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501
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