コレ１枚でお洒落! 冬のタートルネックは“ミドルゲージ”が正解です

イタリアの街を歩くスナップのお洒落オヤジたちが、日本より寒い冬でも不格好に着膨れすることなく街を颯爽と闊歩できる理由は、タートルネックの選びにある模様。とりわけお洒落な着こなしを見てみると、彼らがアウターの下に着込んでいるのはざっくり肉厚に編まれたミドルケージなんですね。ハイゲージよりほっこりで味わいがあり上品さも使い勝手も大変良い、というわけ。 

無論、タートルネックは日本でも冬の定番ですが足りなかったのは、このほっこり感。一枚あれば冬の着こなしの強い味方になること請け合いですよ。

羽織ったのはレザーライダーズですが、 これがグレスラと共地のジャケットならば、 ビジネスだってお手の物。どちらとも 相性良くなじむ広い振り幅こそが、 ミドルゲージタートルの持ち味です。

チェスターコートで作るモードな装いには黒いタートルネックがハマり役です。ネックを折らずにちょいたるませたこなしは、首元の間もたせを叶えるお手軽テクニック。頭とのバランス感も計算し尽くされています。

厳密にはローゲージに類するざっくり編みですが、カジュアルなアウターとの相性はご覧のとおり。見た目にも暖かみのあるほっこり感をお約束します。

北イタリアはモンツァで1934年に創業した老舗が手がけるカシミアコレクションの、とりわけ稀少価値が高いモンゴル産オーガニックカシミア製ニット。グレーのトリミングが施されたスポーティなデザインと肉厚でなめらかな肌触りが抜群の最高級品です。

メランジ調のウールでリブ編みされた、保温性抜群なざっくりニット。カラダに吸いつくシルエットゆえ、上にコートを羽織っても、もたつく心配はありません。ボリューミーで長いタートルネックにより小顔効果が期待できます。

スコットランドのハンドニット専業ブランドに、エストネーションが別注をかけたエクスクルーシブモデル。イタリア語で均一な畔編みを意味するマリアイングレーゼボディは艶やかにして上品。広めに切り替えられたタートルネックもさり気ない個性の発露といえます。

素材やゲージのバリエーションが豊富な、国産の注目株発。メリノウールの梳毛糸をリブ編みしたバルーンシルエットと、ヌケ感を演出するオフタートルネックのバランスが茶目っ気満点。ドルマン風のラグランスリーブもボリューミーなシルエットにひと役買っています。