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2019.08.18

【プロが選んだ】アンダー20万円で買う本格時計なら、この5本!

大人が本格時計を買うとき、20万円というプライスはかなり現実的な数字のようです。腕時計のプロはアンダー20万円でどんな1本を選ぶのか?

CREDIT :

文/広田雅将(『クロノス日本版』編集長)、高木教雄、柴田 充、福田 豊、野上亜紀、LEON.JP編集部

20万円で本格時計を買うなら? エントリーモデルをプロが厳選

厚生労働省によると、日本人の平均年収は430万円ほど(2018年度)。そして、年間で腕時計に費やす額は、年収×5%ほどが一般的という専門家の意見も。

とすると、購入する腕時計の価格は20万円あたりがリアルな購入金額かと。そこで時計の専門家に、買って納得なエントリープライスモデルのリコメンドを依頼。シンプル顔からスーツに合うもの、カジュアルに付けられるもの、さらには女性へのギフト時計として絶好なものまで揃いまいした。

ちょっとイバれる本気時計を選ぶなら、見逃せない5本はこちらです!

● 『クロノス日本版』編集長・広田雅将が選んだのは……

キズがサマになる稀有な時計
ジン「556.A」

玄人受けするハイスペックな時計を作るのが、ドイツの「ジン」である。中でもベーシックな『556.A』は、シチュエーションを問わず使えるデザインと、小ぶりなケースを持つ。

以前、このモデルの“兄貴分”にあたる『656』を持っていたが、とにかく視認性は抜群。時間の見やすさで言えば、これに敵う時計はないだろう。また小ぶりで厚みも許容範囲なため、装着感にも優れている。それに「ジン」を着けていれば、時計好きだって黙らせられるだろう。
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自動巻き、SSケース(38.mm)×ブレスレット。20万円/ジン(ホッタ) 同モデルのブラックカウレザーバージョンは、17万円。
全く癖のないデザインだから、どんな服装にも合ってしまう。スーツでもドレスダウンでもカジュアルでも、お好みのままにどうぞ。

ただ、個人的にお勧めしたいのは、あえて傷だらけになるまで使い込むこと。今、傷がサマになる時計はそんなにないが、この時計は数少ない例外だ。パリッとした服装にあえて合わせると面白いかも。
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● 時計ジャーナリスト・高木教雄が選んだのは……

赤のグラデ文字盤は被り知らず
ラドー「ラドー ゴールデン ホース 1957 リミテッドエディション」 

1957年製モデルの完全復刻。特に、当時にもあった赤のグラデダイヤルは、他にあまり例がなくてカブリも少なく、またお洒落に着けこなせそう。

復刻でありながら、過剰にレトロではない絶妙なモデルを選んだなと思う。また、ムーブメントは80時間駆動のETA製Cal.C07.611を搭載し、防水性能は100mと、かなり実用性の高いスペックも魅力。外装の仕上がりも上々で、コストパフォーマンスはかなり優秀。ブレスレットも+1万円という価格設定も良心的だ。
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自動巻き、SSケース(37mm)、カーフレザー、100m防水。18万円/ラドー(スウォッチ グループ ジャパン) 同モデルのブレスレットバージョンは、19万円。9月発売予定
適度にレトロでベーシックな中3針+デイトなので、ビジネスシーンにもカジュアルにも使える1本。日本に輸入された最初の「ラドー」の時計ということもあり、時計好きの年上上司への印象も良いだろう。
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● 時計ジャーナリスト・柴田 充が選んだのは……

ちょとしたギフトにも絶好
フレデリック・コンスタント「クラシック カレ オートマチック ハートビート」

20万円の価格帯は、ゼンマイ好きの大人にとっては審美眼を試されるリトマス試験紙といってもいいだろう。本格機能を備えつつ、実用性だけでなく、遊び心も満喫できる。そんな余裕が欲しいもの。

こちらは、小ぶりなサイズ感のドレッシーなレクタンギュラーに、ハートビートで精緻な機械式をアピールしながら、さらにボルドーで上質な華やぎを添えるという絶妙なハーモニーを奏でる1本。一目置かれること、間違いないだろう。
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自動巻き、SSケース(33.3×30.4mm)、カーフストラップ。16万6000円/フレデリック・コンスタント(フレデリック・コンスタント相談室)
ボルドーはネイビーやグレー、ブラウンなど合わせる色を選ばず、ネクタイなど男のアクセントにも多用されるカラー。ジャケットやブルゾン、ニットなどとも相性よく、ドレッシーとカジュアルの区別なく使える。気品ある洒落っ気は女性にも好印象を与えるとともに、この価格帯ならちょいプレにもオススメできる。
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● 時計ジャーナリスト・福田 豊が選んだのは……

ヴィンテージ感と小振りなサイズで飽きがこない
ロンジン「フラッグシップ ヘリテージ」

長年愛用できる1本、ということで選んだモデル。「フラッグシップ」は名前のとおりに旗艦コレクションとして1957年に誕生したもので、これはオリジナルのデザインを色濃く受け継いでいるのが特徴。

そのため高級かつ知的に着けこなせ、またヴィンテージな雰囲気や小振りなケースが飽きることなく使い続けられること間違いなし。デイト表示の追加に是非はあるだろうが、しかし便利なのも事実なので「是」としましょう。
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自動巻き、SSケース(38.5mm)、アリゲーターストラップ。19万1000円/ロンジン
アンダー40mmという小ぶりなケースがヴィンテージウォッチさながらの洒脱さで、クラシカルな正統のスーツスタイルにジャストマッチ。一方で、Tシャツ&デニムなどのカジュアルにも馴染むので、オン・オフ問わずオールマイティに楽しめるのがうれしい。
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◆ 時計ジャーナリスト・野上 亜紀が選んだのは……

男女兼用で使うなら!
ユンハンス「マックス・ビル バイ ユンハンス ハンドワインド」

今回、「女性も満足する時計を」ということで、女性も男性もできる絶妙なサイズの直径34mmの手巻きモデルを選定。バウハウスのデザインという一見シンプルに見えながらも、センター寄りのアラビアンやバーという2種のインデックスのバランスが秀逸で、見やすくもあり、無駄なものを削ぎ落した機能美という大人のセンスを感じさせる。
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手巻き、SSケース(34mm)、カーフストラップ。11万円/ユンハンス(ユーロパッション)
ドーム型のプレキシガラス風防がまたレトロ感あふれていて、個人的にはツボ。 無駄のないデザインはオンでもオフでも使えるのはもちろん、とにかく直径34mmという小ぶり感がオススメ。

女性なら少しアクティブに、男性ならエレガントに見える大きさなので、彼女への贈りものとしてはもちろん(笑)、ペアウォッチとしてお揃いにするもよし、共通で使うシェアウオッチとしても選べる時計だろう。  
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ

スウォッチ グループ ジャパン 03-6254-7331
ロンジン 03-6254-7351
フレデリック・コンスタント相談室 0570-03-1988
ホッタ 03-6226-4715
ユーロパッション 03-5295-0411

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