アツくなりた〜い! と渇望するオトナたちよ、真夏の六本木に集まれ!

精力的に音楽活動を続けながらプライベートでは3人のお子さんを育て、なんと45歳で國學院大學神道文化学部に入学。現在は大学院で日本の神事やお祭りについての研究を続けているそうで、LEONの夏祭り「DISCO LEON」も盛り上がること必至なんです。
ライヴはお祭り。DISCO LEONでみんな繋がりましょう

相川七瀬さん(以下相川) やっぱりライブですね。何度も来てくれる方もいますが、基本的にライブは一期一会。その日、そこでしか会えない人たちとの一瞬の交流です。私の歌から何かを受け取ってもらえるとうれしいし、私も観客の方からエネルギーを受け取る大切な場。ライブをやるために、音楽活動を続けていると言ってもいいですね。
音楽業界はいま厳しい状況なので、活動を続けたくても続けられないことも多い中で、私は本当に人にも楽曲に恵まれて、コンスタントに曲が出せているので周りの人たちには感謝しかないです。
信頼できる作り手の方たちが、ずっと付かず離れずの距離にいて、「こういう曲をやってみたい」とか「こんな歌詞ができたから、メロディーをつけられない?」と声をかければ、発表する予定がなくても一緒に曲を作ってくれて、デモテープができる。
そうして完成した曲をライブで歌うと、「この曲を○○で使ってみませんか?」と声をかけてもらえることも。制作中は着地点が見えていなくても、何年も時を経てその楽曲が意味あるものになっていくことも多いので、とても恵まれた音楽人生だと思います。
相川 高校生の頃はZARDやB’z、大黒摩季さんなど、ビーイング(音楽制作会社で現B ZONE)系のアーティストの曲をよく聞いていましたね。夏といえば、やっぱりTUBEとサザンオールスターズ。
TUBEは鉄板の「あー夏休み」や「Remember Me」も好きですね。TUBEの「シーズン・イン・ザ・サン」の作曲を担当したのが、私がデビューからお世話になっている織田哲郎さんなので、その後TUBEの皆さんとも関わりが深くなってご縁を感じます。

5年後には1番下の子が小学2年生になるので、学校から帰ってくるまでの時間に大学に通えるからと、2020年の大学入学を目指して計画を立て、少しずつ勉強を始めました。まずは高卒認定試験を受け、その後受験勉強をして、國學院大學の神道文化学部に合格しました。
入学後は学業優先で仕事をセーブするつもりでいたのですが、入学した年がコロナ禍で大学の授業がすべてリモートになったんです。そのぶん仕事や家族と過ごす時間もでき、結局取りこぼすことなく120%フルで仕事もできちゃいました(笑)。
── すごい! LEONオヤジと同世代なのに信じられません。体力的にはつらくなかったんですか?
相川 いやいや、若い頃より今のほうが体力があります。もともとライブで地方へ行く機会が多かったのですが、ライフワークとして続けている赤米神事(対馬の伝統行事)の保存会やお祭りの活動、学んでいる民俗学についてのシンポジウムに呼ばれることも増え、全国を飛び回っています。
── 相川さんは大学の講義を最前列の“アリーナ席”で受けていたとか。
相川 まず黒板の文字や資料も見えにくいし、大事なことを聞き逃してしまいそうなので、いつも最前列に座っていました。先生とも仲よくなれるし、わからないことがあったらすぐに聞ける。同じ授業料を払っているなら、最後列のB席より最前列のアリーナ席で受けたほうが絶対にいいですよね。この話をしたら大学の友達も、一緒に最前列で授業を受けるようになりました。
── ステージに立つアーティストはファンにとって神様のような存在ですよね。ライブはある意味、相川さんが研究している祭事や神事に近いのでは?
そこで、みんなの士気を高めるために、お祭りを興して、地域をまとめてきたという背景があります。娯楽がなかった時代は、春と秋のお祭りの神楽などの演目を楽しみにして、みんな日々の仕事を頑張ってきたんです。日本人はそうやって繋がってきたので、お祭り好きなのは国民性なんですよね。
現代社会では地域の繋がりが希薄になっていますが、むしろ住む場所や年齢、ジェンダーなどのさまざまな壁を取っ払って、「ノーバウンダリーで交流しよう。関わり合おう」という世界線にきているのかなと思います。ライブはそういった人と人との繋がりを生む、最先端の場だと思いますね。

相川 夏は特別な開放感があるので、ちょっと冒険したくなったり、普段はできないことに挑戦したくなる。季節のあと押しもあって、夏祭りや花火大会には、人と人をより強く結びつける力が宿っている気がします。
デジタル技術やツールが発達して、人と人が会って交流する機会は減っているけれど、やっぱり直接会って集いたいと言うのは、日本人のDNAに刻まれた本能です。楽しいイベントにしたいですね。
── ありがとうございます。相川さんの思う「カッコいいオヤジ像」についても教えてください。
無駄を削ぎ落としていくことで、本当になりたかった自分になれるのが50代、60代なのかも。ファッションや持ち物だけでなく、思考も含めてシンプルな人がカッコいいと思うし、自分もそんな大人になりたいです。
相川 年齢に縛られず、いつまでも自分を磨く努力も大切ですよね。自分磨きを続けて、素材で勝負できる人も素敵だと思います。
── 最後に今後の展望を聞かせてください。
相川 実はデビュー曲の「夢見る少女じゃいられない」が、ブラジルの日系の方のお祭りでダンス曲として20年以上親しまれていて、今年外務省からブラジル親善大使に任命されました。秋にはブラジルでコンサートを開催することになったので、とても楽しみです。
日本では地方の過疎化が進み、お祭りが縮小したり閉じていく様子を数多く目にしました。でも、一方でDISCO LEONのように新しく湧き上がってくるお祭りや、復活するお祭りもある。研究者としては、お祭りがどのように始まって、続いていくかという組織作りやスキームに興味があるので、50代、60代は、もっと世界中のいろいろな国に行って、学びつつ歌っていけたらいいなと思っています。
● 相川七瀬(あいかわ・ななせ)
1975年大阪府生まれ。1995年にシングル「夢見る少女じゃいられない」でデビュー。現在までのCD売り上げトータル枚数は1200万枚を超えている。「恋心」や「BREAK OUT!」など、数々のヒット曲を世に送り出し、'90年代の女性ロックシンガーを代表する存在となる。2024年國學院大學神道文化学部を卒業し、現在は國學院大學大学院にて民俗学を学んでいる。今年11月にデビュー30周年を迎える。7月からは、織田哲郎、マーティフリードマンとの全国ツアーやアニバーサリーライブが予定されている。詳細はコチラ。
相川七瀬「夢見る少女じゃいられない」オフィシャル動画はコチラ
【イベント概要】
【Club LEON会員】19時受付開始、開場 【一般】19時30分受付開始、開場
募集定員/400名 ※先着順
ドレスコード/
「サムシングレッド」をテーマに、大人の社交場にふさわしい、セクシーで華やかな、赤を効かせたディスコスタイルでお楽しみください。男性の方はフォーマルなスタイル必須。女性の方は、パーティーにふさわしいスマートエレガンスな装いでお越しください。※デニム、短パン、サンダルでのご来場はお断りいたします。
イベント内容/
毎年恒例のスペシャルゲストによるライブステージのほか、ご協賛各社様からご提供いただいた豪華プレゼント抽選会も開催。ディスコタイムには、80~90年代を代表するナンバーを中心に、田中知之(FPM)さん、DJ Cellyさんがプレイ。各ブランドのブースでは、ラグジュアリーな逸品の数々をお楽しみいただきます。お食事は立食ビュッフェスタイルでご提供いたします。
協賛/アクアスキュータム、シャパル、ショパール
6月30日(月)発売終了! いますぐチケットをゲット!!
発売期間/~6月30日(月)
※6月30日(月)まで販売予定ですが、定員に達し次第締め切らせていただきます。
チケット/【Club LEON会員】 1万5000円(1名・税込)
【Club LEON会員限定】特典はコチラ
【1】 アーリーチェックイン(一般読者より30分早く受付・開場スタート)
【2】 イベント終了後にバックヤードへご案内。LEONメンバーとの打ち上げをお楽しみください。
※【Club LEON会員限定】特典付きチケットはClub LEON会員1名様につき、お連れ様1名までの購入が可能です。2名以上のお連れ様がいらっしゃる場合は、会員特典の対象外となりますので、【一般】チケットをご購入ください。
昨年のイベントの様子はコチラ

DISCO LEON 2024
ゴージャスで、浮ついて、男女の熱気が満ち溢れた空間。そう、それがディスコ。時代の先端を享受してきたオヤジさんにとって、あの頃の輝きは今もなおってことで、夏の恒例イベント「DISCO LEON」をグランド ハイアット 東京にて開催!
【記事はコチラ】
ちょい不良(ワル)な大人たちが真夏の六本木でギンギラギン!!
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