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2026.05.13

【実機レビュー】モノクロカメラ「RICOH GR Ⅳ Monochrome」は、「色」を捨てた大人の贅沢です

“色”という贅沢を削ぎ落とし、光の階調を極めたモノクロ専用機「RICOH GR IV Monochrome」。専用センサーが生み出す圧倒的解像感と、28mm単焦点の潔さ。そんな引き算の美学を知る大人にこそ相応しい一台をフォトグラファー兼ガジェットYouTuber・中西 学がレビューします!

CREDIT :

企画・写真/中西 学 文/TOMOKO 編集/平井敦貴(Web LEON)

あえて「出来ないこと」を楽しむ

「RICOH GR IV Monochrome」28万3800円/リコー

▲ 「RICOH GR IV Monochrome」の作例。

超高解像度・高画質に高性能な手振れ補正、AI補正に豊富なフィルター機能──。今や誰でも簡単に、超綺麗な”カラー写真”が撮れる時代。そんな中、カラーも撮れない、ズームもない……あえて「出来ないこと」を楽しむために生まれたモノクロ専用カメラが「RICOH GR IV Monochrome」です。


あえて削ぎ落とすことで本質が見えてくる。そんな感覚を楽しめるのは経験を重ねた大人だからこそ。


まさにLEON世代にこそ似合うこの1台を、同じく40代ラストスパートを走るフォトグラファー兼ガジェットYouTuberの中西 学が作例付きでレビューします!

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“GR”30年の節目に登場

「RICOH GR IV Monochrome」28万3800円/リコー

▲ 「RICOH GR IV Monochrome」28万3800円/リコー

1996年に発売されたフィルムカメラ「RICOH GR1」からちょうど30年という節目の今年、新型のモノクローム専用イメージセンサーを搭載した「RICOH GR IV Monochrome」が登場しました。本作は、昨年秋に発売され爆発的ヒットにより今なお品薄が続いている「RICOH GR IV」をベースに、あえて”色”という贅沢を削ぎ落とし、表現を極めた一台に仕上がっています。


では早速、気になる外観と基本スペックを見ていきましょう。まず目を引くのは、洗練されたミニマルなデザインです。マットブラックで統一されたボディには無駄な装飾が一切なく、モノクロームの世界観を随所に感じさせます。サイズは約109×61×32mmとポケットに収まるコンパクトさでありながら、手に取った瞬間、260gの心地よい凝縮感を感じます。

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この「あえて目立たない」外観とサイズ感のおかげで、街中で撮りたい瞬間にサッと取り出し、片手で操作が可能。一眼カメラのようにしっかりと構えていては間に合わない、スマホでもカメラアプリを起動した時点ですでに通り過ぎてしまう──そんな刹那の光景を、流れるように自然に切り取ることができるのです。

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モノクロセンサーならではの利点

「モノクロ専用カメラではなく、通常のカメラの『モノクロモード』ではダメなの?」なんて声も聞こえてきそうですが、決定的な違いは「センサー」にあります。核心部となるセンサーには、一から開発されたという約2574万画素のAPS-Cモノクロ専用CMOSを搭載。一般的なデジカメには必ずある”カラーフィルター”を排除しているため、色を再現するための「補完処理」を必要としません。結果として細部の潰れがなく、エッジがシャープで解像感が飛躍的に向上しています。

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また、カラーフィルターがないことで”光”をダイレクトに受け取れるため、より多くの情報を取り込み、暗所に強くノイズが出にくいのも特徴です。要するに、写真を「色」ではなく「光の階調」で表現できるため、朝夕の柔らかな光、雨に濡れた路面、煙や霧の質感までもが生々しく描写できるんです。

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レンズは28mm相当・F2.8の単焦点。ズームもレンズ交換もできません。ですが、この28mmという距離感が絶妙で、歪みが少なく、肉眼に近い自然で臨場感のある表現が可能となっています。特にストリートスナップにはもってこいの画角です。

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また、ベースモデルの「GR Ⅳ」に搭載されていたNDフィルターの代わりに、ワンタッチで操作可能な「赤色フィルター」を内蔵。これにより、空をあえて暗く落として被写体を浮かび上がらせるといった、モノクロームならではのコントラストを効かせた表現が自在にコントロールできます。


手振れ補正も5軸・最大6.0段に対応。このサイズ感でありながら、どんなシーンでも安心してシャッターを切れます。

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「全部盛り」ではなく「引き算」で魅せる余裕

本作ではモノクロームの魅力を引き出す新しい「イメージコントロール」も開発され、質感の設計も思いのままです。


ルックには、コントラストを高めて輪郭を際立たせる【ソリッド】、粒子感を加えてフィルムライクな銀塩プリントの風合いを再現する【グレイニー】、コントラストを抑えて空気感を写し出す【ソフト】など、数種類のプリセットをさらに細かくカスタム可能です。

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ちなみに、私がよく使うルックは【ハイコントラスト】。ライカのモノクローム機を彷彿とさせる、キレのあるコントラストと奥行きのあるグラデーションが特徴です。その空気感の再現性が素晴らしく、作品づくりでもプライベートでも、自然とこのルックを選んでしまいます。

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価格は28万3800円。このコンパクトさに詰め込まれた本気のスペック。白黒しか撮れないという”縛り”は、むしろ潔いほどに振り切っていて、大人の余裕を感じさせます。


「全部盛り」ではなく、引き算をした上で必要なものを見極める。そんな「デキる男」のような「GR Ⅳ Monochrome」を、あなたの相棒にしてみてはいかがでしょうか。

※掲載商品はすべて税込み価格です


■ お問い合わせ

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中西 学(フォトグラファー・YouTuber)
写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist
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