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2023.02.05

■ Bowers & Wilkins「Pi5 S2」「Pi7 S2」

英国の“極音”イヤホン──Bowers & Wilkinsの新作を試してみた!

イギリス発のオーディオブランド「Bowers & Wilkins(バウワース&ウィルキンズ)」。オーディオファンから絶大な支持を得る同ブランドの新作イヤホン「Pi5 S2」と「Pi7 S2」を実機レビューいたします!

CREDIT :

写真/R.Moon 文・編集/平井敦貴

「アビイ・ロード」ゆかりの英国オーディオブランド

「Jabra Elite 5」1万8480円/Jabra(GNオーディオジャパン)
写真/mma Gambardella(Shutterstock.com)
世界で最も有名なレコードジャケットと言っても過言ではないビートルズの「アビイ・ロード」。ジョン・レノンを先頭に4人のスターが横断歩道を渡っている写真は誰しも目にしたことがあるでしょう。

この名盤が収録されたのはまさに横断歩道の隣に建つEMIレコーディング・スタジオ(のちにアルバムの大ヒットを受け「アビイ・ロード・スタジオ」に改名)で、現在も世界中のアーティストや音楽ファンの聖地となっています。
「Pi5 S2」「Pi7 S2」バウワース&ウィルキンス/Bowers & Wilkins
▲ スタンダードモデルの「Pi5 S2」(左)とハイエンドモデルの「Pi7 S2」(右)。ともにオープン価格/バウワース&ウィルキンズ
今回ご紹介する「Bowers & Wilkins(バウワース&ウィルキンズ)」は、そんな「アビイ・ロード・スタジオ」にゆかりの深い英国のオーディオブランド。1966年の創業時より高品質なスピーカーを作り続け、「アビイ・ロード・スタジオ」では30年以上に渡りモニタースピーカーとして採用されています。

アーティストの楽曲収録に使われるため原音に忠実なのがその特徴で、かねてより業界のプロや音楽愛好家に広く知られる存在でしたが、2021年ついに完全ワイヤレスイヤホン市場に参入。そしてこの2月には新作「Pi5 S2」「Pi7 S2」が世に送り出されたのです。

ということでここでは、そんな新作イヤホンをひと足早く試すことができたので実機レビューをお届けいたします!
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ゴールドが効いたリッチなデザイン

まずはこちら、ハイエンドモデルの「Pi7 S2」です。ノーブルな「ミッドナイト・ブルー」にゴールドパーツがあしらわれ、リッチな雰囲気を醸します。
「Pi5 S2」「Pi7 S2」バウワース&ウィルキンス/Bowers & Wilkins
本体のサイド部分にはまるでレコード盤のような同心円状のスピンフィニッシュが配されています。角度によって光り方が変わるので上品なアクセサリーのような面持ちですね。
「Pi5 S2」「Pi7 S2」バウワース&ウィルキンス/Bowers & Wilkins
▲ 実際に付けてみると耳にピッタリフィット。
実際に装着してみると耳にねじ込むようにして着けるため高い密着度を誇ります。首を左右に振っても落ちることはなく、音に浸ることができる絶妙なフィット感です。
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原音に忠実な“極音”イヤホン

スマートフォンとは専用アプリ経由で設定・接続ができ、ノイズキャンセリングやパススルーの調整などが行えます。イコライザーはなく、機能はいたってシンプルです。

続けて音楽を再生してみましたが、1秒でその凄さを体感。まさに“極音”の衝撃です。

これまで少なからずワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、音質についてはコレ完全に“別格”です。音の幅、響き、厚み、どれをとってもドンピシャで、「iPhoneの音楽ってこんなにキレイに聴けるの!?」とただただ驚くばかり。EDMやポップスなどのエレクトリックなサウンドはもちろん、ファンク、ソウル、アコースティックサウンドやボーカルメインの楽曲は、その“生”の臨場感が耳の中まで届いてきます。
「Pi5 S2」「Pi7 S2」バウワース&ウィルキンス/Bowers & Wilkins
▲ デバイスとBluetooth接続するほか、ケースからイヤホン本体へのBluetoothリトランスミッションも可能。Bluetoothのペアリングに対応していない再生デバイスもワイヤレスで楽しめます。
それというのも「Bowers & Wilkins」は創業以来「トゥルーサウンド」をアイデンティティとしており、アーティストが現場で録音した音源をそっくりそのまま再現することに注力してきたそう。それゆえ、音楽を再生した瞬間に“収録時のベストな音”が聴こえてくるんですね。例えるなら、シェフの作った料理がいつでも出来立てホカホカで出てくる感じ。そんなの最高に決まってます。

と同時に、アプリの機能にイコライザーがないのも納得。“原音忠実”なので音のバランスを調整する必要がそもそもないんです。
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ケースにもギミックが満載

「Pi5 S2」「Pi7 S2」バウワース&ウィルキンス/Bowers & Wilkins
▲ 左右合わせて6つのマイクを内蔵。アダプティブ・ノイズキャンセリング機能とアンビエントパススルー機能、ノイズレスな通話を実現。
ちなみにスペックは9.2mmの「ダイナミックドライバー」に加え、高音域再生専用の「バランスドアーマチュア・トゥイーター」を追加した2ウェイドライバー構成を採用。左右のイヤホンは24bitで接続し、「Bluetooth 5.0 with aptX™ Adaptive」に対応するため高解像度の音質を実現します。
「Pi5 S2」「Pi7 S2」バウワース&ウィルキンス/Bowers & Wilkins
▲ ワイヤレス充電に対応。
ケースはUSB-Cのほかワイヤレス充電に対応します。さらにケースと音源デバイスをケーブル接続することにより、「ケースとイヤホン本体」間のBluetooth接続も可能になります。
「Pi5 S2」「Pi7 S2」バウワース&ウィルキンス/Bowers & Wilkins
▲ PCの3.5mm端子(またはUSB-C端子)とイヤホンケースを付属のケーブルで接続すれば、PCとBluetooth接続する必要なく、ワイヤレスで音楽再生ができます。
例えば急な用事でレンタルPCを使う時、わざわざPC本体のBluetooth設定をする必要がなく、3.5mmジャックのケーブルを挿すだけでワイヤレスでイヤホンが使えるようになります。他にも飛行機の機内モニターや自宅のテレビなどワイヤレス接続が難しい機器でも、イヤホン端子さえあればワイヤレス使用ができるんですね。これは便利!
カラーは「ミッドナイト・ブルー」のほか、「サテン・ブラック」「キャンバス・ホワイト」の3色で展開。デザインにこだわる方、高い機能性を求める方はもちろん、本格的なサウンドを楽しみたい方には特にオススメなのがこの「Pi7 S2」なんです。
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ツートンカラーが印象的な「Pi5 S2」

続いてはこちらの「Pi5 S2」です。先ほどの「Pi7 S2」がハイエンドモデルなのに対して、こちらはスタンダードモデルになります。
本体やケースの形状など基本的なデザインは「Pi7 S2」と同様で、カラバリは「クラウド・グレー」「ストーム・グレー」「スプリング・ライラック」の3色で展開。イヤーチップの中がツートンカラーになっているのが特徴です。男女を問わないコンビカラーなので、自分用はもちろん、女性へのギフトにもぴったりなんです。
「Pi5 S2」「Pi7 S2」バウワース&ウィルキンス/Bowers & Wilkins
▲ 女性の耳にもピッタリとフィットする形状です。
ちなみに「Pi7 S2」との機能的な差異は、「ケースによるBluetoothトランスミッター機能」と「ノイズキャンセリングのオート機能」、そして「バランスドアーマチュア・トゥイーター」の有無となります。このあたりをオーバースペックと感じる方には、この「Pi5 S2」が有力な選択肢となるでしょう。

何せ、音の良さは「Pi7 S2」譲りの9.2mmダイナミック ドライバーによって折り紙付き。スタンダードモデルと言えども低音から中高音まで厚みのあるサウンドを再現します。なお、BluetoothのコーデックはaptXで、音楽から映画まで様々なコンテンツを臨場感たっぷりに楽しむことができるんです。
バッテリー持続時間は、イヤホン本体が最長5時間(アクティブノイズキャンセリングオフ時)で、充電ケースが19時間。わずか15分の充電で2時間の再生が可能です。音楽好きでイヤホンをお洒落に楽しみたい方にはまさにうってつけなのがこの「Pi5 S2」と言えるでしょう。

今やワイヤレスイヤホンは日常の必須アイテム。「アビイ・ロード」にちなんだ英国生まれの“極音”イヤホンで、新たな音楽ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか?

■ お問い合わせ

Bowers&Wilkins/D&Mお客様相談センター
Tel:0570-666-112
https://www.bowerswilkins.com/ja-jp/

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