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2021.12.09

いま、ストリート発信のアートがめちゃ面白い!

いま、アートがとにかく元気。一時期は投機的な側面で一部の間で盛り上がっていた印象でしたが、最近はアーティスト側の生き生きとした活動の方が目に入ります。そんな中で気になる展示に伺えたのでリポートいたします。

CREDIT :

文/高橋 大(LEON.JP)

みなさんこんにちは。LEON.JPのタカハシです。
いかがおすごしですか? タイトル通り、今回はアートの話題です。

LEON.JPでは以前アート特集も組みましたが、ご覧なっていただけたでしょうか? その時に、私がテーマにしたのが「ストリート」ということでした。

それまでアートというと、なんだか小難しい感じがして、あまり積極的に足を向けていなかったんですが、、気づくとまわりに若いペインターがいたり、タトゥアーティストがいたり、ストリートはなんだか活気があるなぁ、と感じていたら、古い友人に今とにかくそのシーンが熱い! と教えられ、よくよく見てみれば、日本にもバンクシーやカウズに負けない面白い人たちがいるじゃないですか。

というわけで、最近はとかくアートのあるところには顔を出すようにしています。で、今回はその中でも面白かったふたつの展示をご紹介いたします。

ひとつめは、タトラスのフラッグシップストアTATRAS CONCEPT STOREのギャラリーで行われていた展示。TATRAS × KOTA KAWAI。

まずはこちらをご覧ください。
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これ、全部タトラスの服でできているんです。といっても本来は廃棄される1stサンプルなんです。捨てられてしまうものをアートに昇華する、という取り組みいいですよね。

しかもこの展示のテーマが非常に深いんです。今回の作品を手がけたKOTA KAWAIさんの言葉でご紹介いたします。

「この展示で表現しているのは、椅子に変えられた人々の世界です。人々は椅子に変えられて、強制的に映像(動物や植物など自然の映像が流れている)を見せられているという図になっています。

なので、ここにある椅子はすべて人だと思っていただければと。

なぜ椅子に変えられているかというと、人は独自に発展してきた部分があるので、他の生命に対等に目を向けられないのじゃないか、という考えが僕にはあって、で、座るという行為は、地位とか権威の象徴であり、人の世界を象徴するものだと思うんです。

人間自体が座られるものになることで、やっと他の生命と対等になれるんじゃないかなと、その上で他の生命を見てもらいたいということなんです。

映像を見て、環境問題、自分たちの行いにたいして、もっと地球というものを循環させていかなくてはと思った人は、人に近づいていきます。もう一度! を循環させるために人に近づいていきます。

サステナブルなどのワードをトレンドとして軽視したものは、集約されて地球にとって必要のないもの、廃棄されるものとして椅子ですらなくなっていく、カタチすら保てなくなってく。ここにいるのは20人なんですが、椅子は9脚なんです。

そういう設定は、ファンタジーに思えるけど、実は現代社会の縮図を表しているんじゃないかと思っています」
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いかがでしょう。ふか〜いですよね。ちょっと身につまされる部分もありました。私は椅子ですらない存在になりそうですが、、

KAWAIさんは元々集めた廃材や、生地などから椅子を作っていたそう。その理由も「もともとファッションが好きだったので、ファッションのありのままの良さをビジネス的な取り組みで消したくない」という思いから、こんな作品を生み出していったのだそう。

そんな深いアーティストとコラボしたタトラスに拍手を贈りたいですよね。ちなみにこちらのアートピースはこちらですべて買えるそう。

実際に作品を見たい方は12/12(日)で展示されているのでTATRAS CONCEPT STOREへお急ぎを! 
▲ こちらが椅子ですらない廃棄されゆくものたち
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● KOTA KAWAI

1998年生まれ、大阪府出身。文化服装学院で服飾を学び、在学中に文化服装学院 学院⻑賞受賞。モノづくりを学ぶ過程で、資源の有限性に着目。人類の進歩に貢献する分野はʼʼ環境ʼʼにあると考え、難事の可視化”をコンセプトとした個展を発表。数多くの業界から注目を集める。発展や消費などの現代的な背景や既存の資源を再解釈した世界再生”World Rivive”を掲げた「再生された世界」を表現。企業とのタイアップやブランドとのコラボレーションも積極的に行っている。

先日ケリングでもサステナビリティの取り組みの展示を見てきましたが、事態は思っている以上に深刻なことを思い知らされたのと同時に、ケリングのようなビッググループがそこに向かって本気で取り組んでいることに安堵も感じました。

でも大事なのは自分も含めた、ひとりひとりの意識の変革なんですよね、、、
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さて、もうひとつのアート展のお話を。

こちらはアート特集でがっつりお世話になったスタイリストの小倉さんからのお声がけで伺いました。

日の出埠頭にある話題の商業施設Hi-NODE。
そこに新たに完成したギャラリー「Hi-NODE×Art Gallery」の完成記念の展示でした。

ここ、実は目の前に桟橋があり、小型の船の発着場にもなっていて、このギャラリーというのは、その待合広場をギャラリー化したものなんです。う〜ん素敵。
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そして、それを手がけたのがHi-NODEのアドバイザーもしている小橋賢児さん!

小橋賢児さんは「ART BASE ZERO」というアートプロジェクトを手がけていて、そのネクストフェーズとして、ストリートからスターを発掘する新プロジェクト「ART BASE ZERO next」をローンチしたところなんです。

つまり今回の展示は、新プロジェクトのお披露目&ギャラリー完成記念というWおめでとうだったんですね。
その名も「Chris×Hi-NODE Exhibition “Love is a battlefield (It‘s hard to see Love) ”」

愛だろ、愛です。

今回フックアップされたChrisさんの絵がまた素敵。

ストリートカルチャー誌をデコラージュするという、独自の技法で注目を浴びている気鋭のアーティストとのことなんですが、この絵が実際に見ると、非常に立体的で存在感がすごい。

Tシャツとパーカも販売されていたんですが、これがまたコンセプトが面白い。すべてシリアルが手書きで入れられていて、服が作品化されているんです。

それを買った人が街で歩くことで、街がギャラリーになる、という仕掛けなんだそう。でもみんな大事にしまっちゃってたり、そのまま額装してかざったりして着てくれない、とChrisさんは苦笑いしておりました。まぁ、でも私も実際買ったらそうしちゃうかも、、

というわけで、いまストリート発信のアートが非常に元気。ぜひ、実際に体感していただけたら幸いです。

ではまた!

■ Chris×Hi-NODE Exhibition “Love is a battlefield (It‘s hard to see Love) 

会期/2021年12月4日(土)~12月26日(日)
時間/9:00~21:00 ※会期中無休
会場/Hi-NODE(ハイノード)TOKYO HiNODE PiER 
住所/東京都港区海岸二丁目7番103号
オフィシャルInstagram/@artbasezero_next

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