ブルックス ブラザーズ フォー ロンハーマンがオヤジにとって買いの理由とは？

皆さん、ご無沙汰しております。LEON & LEON.JP編集長の石井です。

今回は、コロナ禍であろうともお洒落熱は冷めやらず、な皆さんに“いいネタ”を提供しちゃいます。それが「ブルックス ブラザーズ フォー ロンハーマン モノトーン コレクション」。ロンハーマンのコラボレーションには毎回驚きと通な選択眼を感じており、個人的にも注目しているのですが、正直今回もやられました……。

では早速拝見、と参りましょう。

こちらが全容。もはや説明不要のアメリカントラッドの雄、ブルックスブラザーズが、いつもとは違ったムードに。シックかつどこか今の時代のモード的でもあって。しかも、往年の名作も見受けられるなぁ……。き、気になります!

まずはコチラのチェスターコートから。往年の「サック」のシルエットを採用しており、やんわりストレートな箱型シルエットなのですが、このリラックス感が現代的かつインナーを選ばない、と。

素材はイタリア・ビエラの高級生地メーカー「ピアチェンツァ」のカシミア混ウールなのですが、シルエットとの相乗効果で、ストンと落ちる雰囲気がたまりません。手触りもふんわり柔らかく、腕組みしてくれるあのコも喜んじゃいそうw。

ノッチドかつ黒という普遍性が、キメのアウターとしてもデニムとのカジュアル合わせも、なんでもござれの汎用性にイコールであります。

写真を見て「懐かしい〜」と感じた方は、相当の“通”かもしれません。こちらは約10年前にブルックス ブラザーズで展開されていた「ヴァーシティ ジャケット」をベースにした、いわゆる“スタジャン”モデル。大柄のブロックチェックですがモノトーン配色ゆえ、際立ちつつも不思議とシックに決まるのですね。

袖部分をレザーではなくボディと共地のウールとしたところがワザありで、そのおかげでドレッシーなスラックスも合わせやすい、と。ちなみにそのウールは、英国の名門「Abraham MOON」社のそれ。ふんわり&ざっくりのバランスが◎であります。

直球シンプルなTシャツもラインナップされています。昨今気になるロゴTシャツですが、こちらは線の細い流麗な書体とピュアホワイトカラーが相まって、これまた大人に似合うはず、と。

目の詰まった肉厚なコットン素材とストンと落ちるボックスシルエットが体型補正を叶えてもくれるので、ちょいムチバディなアナタにこそぜひトライしてほしい逸品であります。

そして最後は、アメトラスタイルに欠かせないチノパン。名シルエット「クラーク」をベースにしたモデルです。ほどよい太さの渡りとやり過ぎのないテーパードシルエットがまずエレガント。股上もほどよく深いため、どこかクラシックなテイストに。

一方、腰骨に引っ掛ける感じで落として穿くと、いわゆるロンハーマン的な西海岸的なカジュアルにもドンズバ! コットン×ポリエステルの素材は生地の強度もありますから、ガシ使いしちゃいましょう。ブラック、グレー、カーキの3色がリリースされます。

愛着が持てるものを長く愛用すること。これもまたサステナブルである。こうしたロンハーマンの思想と、古着から新作までを慈しむアメリカントラッドのカルチャーが結びついて実現した本コラボ。

オヤジさんにこそ似合うとのたまう理由は、自身も経年変化し、持続を楽しめる知見をもった世代だからこそ、ということもあるのですね。

8/28（土）からロンハーマン各店舗にて発売です。ボクも行ってこよ!