日本では相当のイタリア料理がアレンジされた状態だと、とある料理研究家の方がおっしゃっていました。イタリア料理のシンプルさは、外食産業の中ではまんまやっても受け入れられない場合が多いらしいですね。
さて、今回はあくまでイタリアのクラシカルな味を損ねることなく独自の料理にしたお気に入りの二皿を。あくまで、渡辺の独断ですので多めに見てください。
濃いめに煮詰めたトマトソースをパスタにからませ、その上にジェノベーゼペーストを。
トマトの酸味、バジルの香りが絶妙に融合しています。そして、戻りガツオのうま味が後から責め立ててきます。味の強い食材を見事にまとめている点に、日本ならではの繊細さを感じさせますね。
URL/www.kiwa-group.co.jp/restaurant/106/
イカ墨のコク、ウニのうま味が口を動かさずともどんどん入ってくる。その両者をうまくつなげているのが、甘みのあるフレッシュトマト。イカ墨とウニという、これまた個性の強い両者を薩長同盟の坂本龍馬ばりに引き立たせているのですね。
URL/www.gustavino.jp/