最高の旅方程式を作ってくれた“ONSENガストロノミーウォーキング”とは？（前編）

こんにちは、LEON編集部の八木です。お仕事のなかで、地方取材をする機会が少しづつ増えている今日この頃なのですが、訪れるたびに知らない風土や文化、美しい景色ばかりで、、、、「日本にいながら日本を知らなすぎる！！」とまるで外国人気分になることもしばしばであります。そのくらい、目に映るすべてのものが豊かに感じる、かつてない新鮮な経験でもありまして。

デートの誘い文句の評価もそれに伴い変化しており、、「東京の最先端レストランに行かない？」というよりも「〇〇地方のおばあちゃんが作る絶品鍋食べに行こうよ」のほうが玄人感あってよっぽど刺さる。そう、個人的かもしれませんが、地方に詳しい男性は“モテる”に通ずると思うんです。まあ、最強なのはどっちのセリフもサラリと言えることですけど。（笑）

さてさて、前置きが長くなりましたが今回も地方トリップへ！ディスティネーションははじめましての大分県・別府！そう、ラグビーワールドカップでニュージーランドチーム「オールブラックス」の滞在場所で世界中に名が知られた温泉地でございます。そこで昨年開業のファイブスターホテル「ANA インターコンチネンタル 別府リゾート＆スパ」からお誘いいただいたのは、ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構プレゼンツのイベント「Premium ONSEN・ガストロノミーウォーキング in BEPPU」。

こちらは、その土地を歩きながら、その土地 ならではの食を楽しみ、 歴史や文化を知る旅「ガストロノミーウォーキング」に、「温泉」をプラスした新しい旅のスタイルなんですね。源泉数・湧出量が日本一の温泉地・別府 の源泉のなりたちと源流をたどりつつ、数カ所のレストランにて別府の素材を生かした料理を楽しみながらガイドと共に歩くというもの。そう、観光×ウォーキング×グルメ×お酒×温泉という最高の旅方式を作ってくれたのです。嗚呼、字面だけでストレスが浄化されそう！

まずスタート場所はホテルから「塚原温泉火口乃泉」へ。塚原温泉は、噴気が立ち昇る伽藍岳（がらんだけ）の中腹にある温泉。日本三大薬湯の一つとして、全国にもその名が知られているそうな。朝からシュンシュンと力強い煙を出している火口に、自然の息吹と大きなパワーを感じます。

見た後は、その場で蒸された「温泉たまご」と「飲泉」をいただきリフレッシュ。そして一皿目のガストロノミーを体験しに向かったのは、知る人ぞ知る森林の中にひっそりとたたずむオーベルジュ、「Forest Inn Born」へ。

北欧インテリアを設えた館は絶景露天風呂もあるなど素敵なお宿で前菜『大分佐伯産伊勢海老のサラダ仕立て塚原高原産牛乳のカプチーノ　温泉水で仕上げたライ麦パンを添えて』with 安心院スパークリングワイン。ハイキングで軽く汗ばんだあとに朝から飲めるなんて最高！そう、クルマでドライブもいいものですが、時にはゆっくりお散歩してローカルの空気を思い切り味わうのも、とても豊かな気持ちになれると思うんです。

そして一行は、２皿目のレストラン「低温スチーム＆ドライ 薬膳レストラン　蒸士茶楼」へ。そう、ここは名前のとおり、“蒸し”薬膳中華のお店。それも、別府の別府鉄輪天然温泉地熱生蒸気で蒸す低温調理法という、まさに地消地産ガストロノミーをいただけるんです。チャーミングな前田シェフに作っていただいたのは、『天然蒸気だけで作った滋味薬膳チーコースープ』と『県産かぼすブリ、かぼすヒラメの低温スチーム　ブラックビーンズ風味』。低温調理によってていねいに引き出された食材の旨味に一同悶絶。ココは遠方からも訪れる価値ありです！（実は来月にプライベートで行けるか画策中！）

そうそう、別府へ来たなら「地獄めぐり」もお忘れなく！別府温泉には自然湧出の源泉「地獄」がたくさんあります。たとえば海地獄、血の池地獄、白池地獄、龍巻地獄など、、、名前もユニークでしょ？
今回立ち寄った、「海地獄」は温泉中の成分である硫酸鉄が溶解しているためブルーハワイのようなコバルトブルーがシュンシュン湧いております。自然発生の色とは思えないほど鮮やか！

と前菜などですでに盛沢山！！の内容なので、後日、後半編＆ホテル情報をレポ―トいたします。
どうぞお楽しみに！