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2026.06.21

【試乗リポート】ベントレー・コンチネンタルGT Sは人生を愉しむイケオジにとって最良の一台か!?

ドライビングプレジャーと贅を極めた内外装で、世界中の富裕層から愛されるベントレー・コンチネンタルGT。そこにあらたに加わったハイパフォーマンス版GT Sをジャーナリスト小川フミオが試乗リポート!

BY :

文/小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
CREDIT :

写真/Bentley Motors 編集/高橋 大(atelier vie)

車名に加えられたSの持つ意味とは?

グリルなどブラックアウトされ、すごみが強調されている。

▲ グリルなどブラックアウトされ、すごみが強調されている。

豪華でスタイリッシュで速いクルマが好きなオヤジさんは多いと思います。それなら「ベントレー・コンチネンタルGT S」をお勧めします。


2026年1月に英国で発表され、日本でも発売されたコンチネンタルGTのハイパフォーマンス版であります。

エンジンパワーは680馬力。既存の「コンチネンタルGTアズール」とベースモデルの「コンチネンタルGT」と同等です。


ただし、「走りの性能とビジュアルにフォーカスしたモデル」(ベントレー)とされていて、シャシーは上級グレードの「マリナー」と「スピード」と共用。


車名のSは、「グランドツアラーづくりのレシピを活かしながらドライビングプレジャーを追求」したことを意味しているそうです。

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リアスタイルはラグジュアリークーペらしい優雅さ。

▲ リアスタイルはラグジュアリークーペらしい優雅さ。

4ℓプラグインハイブリッドのパワートレイン搭載で、シャシーには電子技術を最大限活用。GTスピード同様、走りのよさを追求した「ベントレー・パフォーマンス・アクティブシャシー」採用です。


GTスピードがコンチネンタルGTのトップオブザラインですが、もうすこし手軽にスポーティな走りを味わいたいというひとには、じゅうぶん。いや、じゅうぶんすぎる内容でしょう。


22年に登場した先代GT S(4ℓV8)に対して「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」エンジン搭載の新型GT Sは、パワーで130馬力上回り、静止から時速100キロの加速タイムも、0.5秒速い3.5秒です。


パークブルーというあざやかな青色の車体色のGT Sを、私は、2026年5月、英国でテストドライブしました。ひとことで感想をいうと、全方位的によく出来ているモデルです。

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エアダムからフェンダーまで一体化したデザイン。写真:筆者

▲ エアダムからフェンダーまで一体化したデザイン。写真/筆者

フロントグリルをはじめクロームパーツがブラックというのが、GT Sの簡単な識別点であります。前後の灯火類もダークなレンズです。ベントレーバッジの車名だけがそこで輝いているんです。


乗った日は「まさに英国らしい」とベントレー本社のスタッフが言ったように、小雨まじりの曇天。そんな時のちょいゆううつな気分を吹き飛ばしてくれるモデルでした。


全長4895mmのクーペボディで、フロントに大排気量エンジンが収まっていますと主張するようなロングノーズのプロポーションと、大きなラジエターグリルがよく似合ってます。


インテリアは、「グラビティグレイ」と「クラインブルー」の2トーンがシートやダッシュボードに使われています。無彩色のグレイに対して、ブルーがかなり際だっています。

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実際に乗ってみるとどう違った?

メタリックなダッシュボードのパネルとブルーのアクセントがスポーティ。

▲ メタリックなダッシュボードのパネルとブルーのアクセントがスポーティ。

加えて、センターコンソールやドアの内張りのアクセントは、菱形パターンのアルミニウム。仕上げは輝き抑えめの仕上げ(ダークティンテッド)です。


ドア開けただけで、気分は80パーセントぐらい高揚。シートに腰を下ろして、90パーセントに。走り出すと、100、いや200パーセントって言いたくなるぐらい、どかんっと衝撃がきます。


なにがいいって、アクセルペダルと右足が直結したような、ダイレクトな加減速感。930Nmめのシステム最大トルクをもつだけあります。

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速いけれど、乗り心地は意外なほど快適。

▲ 速いけれど、乗り心地は意外なほど快適。

革巻き小径ステアリングホイールを握った自分の意思どおり、というか、テレパシーでつながっているのでは、とうたがってしまうほど、思ったとおりに、車体は向きを変えてくれます。


もうひとつ、GT Sで印象的だったのは、その前に乗った「コンチネンタルGT CORE(コア)」なるベースグレード(671馬力)との比較で、GT Sの乗り心地がうんとよかったことです。


コアは金属バネのオーソドックスなサスペンションで、もちろん、これはこれで俊敏な身のこなしをみせてくれるモデルです。いっぽう、エアサスペンションのGT Sは、いってみれば、しなやか。


さきに触れたとおり、加速性能といい、ステアリングホイールを切り込んだときのレスポンスは、電子技術を活かしてシャシーコントロールをするGT Sは、GTとしてより全方位的に完成度が高い印象です。

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CEOを務めるドクター・フランク=シュテフェン・ウォリザー。写真/筆者

▲ CEOを務めるドクター・フランク=シュテフェン・ウォリザー。写真/筆者

「これまでベントレーを運転する機会は何度もありましたが、私はどうも過小評価をしていたようです」


上記のように、英国で私に語ってくれたのは、ベントレー・モーターズでCEOを務めるドクター・フランク=シュテフェン・ウォリザー。ポルシェで技術畑を歩み、24年から現職に就いています。


「ベントレーに改めて乗ってみると、本当にいいクルマなんです。そのよさを私は磨いていきたいと考えています」


ぜいたくで質感の高いインテリアに、あの子をお招きして、ゴルフなり温泉なりお出かけ、なんて考えているオヤジさんにとって、スタイリッシュでぜいたくで、速くて快適と、三拍子どころかさらに何拍子も揃ったコンチネンタルGT Sは、強い味方であります。


もちろん、ドライビングのたのしさを独り占めするよさも、コンチネンタルGT Sには、実はあるのです。

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Bentley Continental GT S

全長×全幅×全高/4895×2187(ミラー開)×1397mm

ホイールベース/2851mm

車重/2450kg

3996cc V8+プラグインハイブリッド 全輪駆動

システム最高出力/680ps

システム最大トルク/930Nm

乗車定員/4名

EV走行距離/約80km

価格/3200万円〜


■ お問い合わせ

HP/https://www.bentleymotors.jp

ベントレー コール 0120-97-7797

小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
クルマ雑誌、グルメ雑誌の編集長を経て、フリーランスのライフスタイルジャーナリストとして活躍中。新車の試乗記などクルマ関連を中心に、グルメ、ファッション(ときどき)、他分野のプロダクト、人物インタビューなどさまざまなジャンルの記事を、専門誌、一般誌、そしてウェブに寄稿中。

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