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2021.06.21

新世代ビジネスマンの愛用腕時計とは? 「“育てる”ように使い続けたいんです」

大手外資系IT企業に勤務しながら、自身でも起業し事業を展開した経験を持つ、新世代ビジネスパーソンである高松誠一さん。このコロナ禍のなか、改めて腕時計を身に付けることの意義や、長く愛用できる腕時計ならではの魅力など、実に興味深いお話を聞くことができました。

CREDIT :

写真/高橋敬大 文/長谷川 剛(TRS)

「今の働き方にこそ、腕時計は重要だと思います」

大手外資企業にて、広告ビジネスを推進する高松誠一さん。過去に起業して企業のコンサルティングなどを手掛けた経歴をもち、ゆくゆくは商品販売や飲食事業など、幅広く事業を展開したいと志す新世代ビジネスパーソンです。

昨今は新型コロナの影響によりリモートワークに移行し、スーツなど従来的なオンスタイルになる機会は減ったものの、腕時計はやはり欠かせないアイテムと語ります。

「去年からリモートワークが常態となって、私も一時期は腕時計をせずに仕事をしていました。しかし、終日の自宅作業で移動などの制約から解き放たれたことで、スケジュール管理が曖昧になってしまったんです。だからこそ、以前よりも明確なタイムマネージメントの意識が必要となり、生産性を上げる意味でも腕時計を身につけることが大事だと思うようになりました」(高松さん、以下同)

現在は、複数の腕時計を所持している高松さん。そんな若きビジネスパーソンと腕時計の出会いはどんなものだったのでしょう。
▲ 大学の入学祝いに父親から譲り渡された「カルティエ」のクロノスカフ。今でもお気に入りとしてメンテしつつ使い続けているそう。「ココゾの商談など大切なシーンには、父の力を借りるような気持ちで身に付けています。ラバーベルトはだいたい2年ごとに交換しているのですが、次回は革ベルトも試してみたいです」
「腕時計に興味をもつようになったのは大学生になってから。経営者として働く父から、入学祝いにカルティエのクロノスカフを譲り受けたことをきっかけでした。当時の自分にとっては少し背伸びした代物でしたが、この腕時計に見合う上質な服や靴を身に付けてみたい、という気持ちにさせてくれました」

そんな風に、“腕時計に育てられる”経験を経て、高松さんの腕時計への興味は広がっていったそう。

「段々と、自分でも腕時計を買ってみたいと思うようになり、アレコレと調べるようになりました。ストーリーがあり、そして、長く愛用できるモデルに惹かれますね。

ここにも父の影響があり、父は、合理的でクールないわゆる今ドキの経営者ではなく、人同士の結びつきを常に重視する“村長さん”のような人(笑)。そんな父を見て育った自分もまた、本心で人と付き合いながら学びあい、仕事をしていきたいと思っています。だからこそ、腕時計も人間関係と同様に、長く愛用できる1本を選んでいます」
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「“育てる”ように使い続けたいモデルを手に入れました」

高松さんの近頃のお気に入りは、「ファーブル・ルーバ」のレイダー・シーキング。自身のコレクションの中でも一番使い勝手が良いのだとか。
「ファーブル・ルーバは世界で2番目に古いブランドということで、歴史的にも由緒ある実力派。このレイダー・シーキングは、その中でも長く続いている基幹コレクションというのがポイントです。

ダイバーズウォッチらしいコントラストの効いたシンプルな3針は、視認性バッチリ。PC作業中にチラッと見ただけで時刻が確認できるのがいいところ。加えて、がっしりしたSSケースであるところも気に入っています。多少ラフに使っても問題ないですし、キズが付いても自分のストーリーの一部になるよう感じています。そして、他人と被りにくそうなモデルであるところも、実はチョイスした理由です(笑)」
モダンで軽快な着こなしの高松さん。腕元に存在感あるラグスポ時計を添えることで、バランスの良いルックスに仕上がっています。

また、カジュアルな装いの時はブレスレットを重ねづけするのが高松さん流。トーンを揃えたシルバー系の腕元で夏らしい爽快感を、さらにゴールドリングを添えて、さり気なくラグジュアリー感もプラスしています。
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「人生の節目に購入した腕時計を愛用しています」

人生の節目に手に入れたタグ・ホイヤー カレラ キャリバー8 グランドデイト GMTも、大事な愛用品だと語る高松さん。

「これは、私が2番目に勤めたベンチャー企業が東証マザーズに上場した際に、記念に購入したもの。ロレックスなども候補に挙がりましたが、ブランドとモデルのストーリーに惹かれ、こちらに決めました。タグ・ホイヤーらしくスポーティでありながら、定番のクロノグラフではなくビッグデイトやデュアルタイムなどの機能を備えているところが気に入っています」

また、ともに腕時計を楽しむ仲間が身近にいて、共有しながら楽しんできたとも語ります。

「私が上のモデルを購入したタイミングで、当時の先輩も会社の業績アップを祝ってIWCのポルトギーゼを購入していましたね。父もそうですが、私の周りには腕時計好きがいることが多く、会社の仲間や仕事のパートナーと時計談義をして交流を深めてきました」
最後に、高松さんにとって、腕時計とはどんなものといえるでしょう。

「腕時計は今や、ファッションにおいてもライフスタイルにおいても、自分を表現するものだと思います。そして、私が表現したいのは、誠実さ。人と長く付き合っていくために大切なのは、等身大の自分を見せ、誠実に接することだと思っています。腕時計選びも同様で、それ単体で浮くことなく、良い意味で自分を邪魔しない。等身大の自分にしっくりくることを重視しています」

● 高松誠一(たかまつ・せいいち)

1988年埼玉県生まれ。大学卒業後、2010年ヤフー株式会社に入社。2012年株式会社フリークアウトに転職。営業局長、関西支社長、統括部長を歴任。2017年5月よりToyput.Incに参画。同社の共同創業者兼COO。現在は大手外資系IT企業に勤務。

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