2017.03.14
ジュネーブ新作時計速報 vol.2
今年も例年どおりに、1月にスイスのジュネーブで、S.I.H.H.をはじめとする時計フェアが開催されました。新たな時計シーズンが始まったのです。そしてその注目作が、まさにモテるオヤジさんにピッタリのものばかり。どうやら2017年は次なる相棒を見つける絶好の年になりそうです。
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「ラグスポ時計」に改めて注目!
Audemars Piguet [オーデマ ピゲ]
ロイヤル オーク エクストラ シン 各550万円(予価)
ラグジュアリースポーツというのは、そもそもはヨットや乗馬やハンティングやフィッシングといった貴族的なライフスタイルのために生まれた時計で、それゆえスポーティではあるが超一級のラグジュアリーさを備えたもの。
そのためドレス時計に匹敵するエレガントさをもち、男の腕元に色気を薫らせるのです。
そしてこれらは、どれもがラグジュアリースポーツ時計の草創期である1970年代に生まれた名作を祖とするモデル。
ですからラグジュアリー感もセクシーさも抜群。オヤジさんの太くたくましい日焼けした腕元に、これまた最高にセクシーに似合うのです。
Girard-Perregaux [ジラール・ペルゴ]
ロレアート 38MM/112万円(予価)
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注目の「コンプリ時計」はやっぱり''ハイテク''でした
1月のジュネーブでも、3月のバーゼルワールドでも、時計フェアで注目となるのが、ハイコンプリケーション=超複雑機構のモデル。そして今年のS.I.H.H.ではハイコンプリケーションにもハイテクな新作が多数登場したのです。
Roger Dubuis [ロジェ・デュブイ]
エクスカリバー スパイダー カーボン/2300万円(予価)
Richard Mille [リシャール・ミル]
RM17-01 トゥールビヨン/4980万円(予価)
そして今年はハイコンプリケーションのモデルにもハイテクな新作が多数登場したのが注目点。ハイコンプリケーションはトゥールビヨンやミニッツリピーターに代表されるように、機械式時計の伝統の技術を受け継いだものが大多数であり、そのため伝統的なクラシックで重厚なデザインで作られるのが通常とされてきた。
しかし近年は先端素材を使用したり、デザインをモダナイズしたものなど、ハイテクなモデルが次々に登場。それが今年は例年以上に大充実をしたのです。
その代表が、これらのモデル。都会的にモダンに付けこなせるのが魅力で、オヤジさんに最高。やはり今年は時計の絶好の買い時の年なのです。
Ulysse Nardin [ユリス・ナルダン]
エグゼクティブ スケルトン トゥールビヨン/440万円(予価)
HYT [エイチ・ワイ・ティー]
スカル ポケット/1654万円(予価)
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「レディス時計」の盛況も気になります
LEON読者のオヤジさんであれば、LEONがレディスモデルに大注目しているのはよくご存知のはず。そして今年はレディス時計の好作が大豊作。時計好きのオヤジさんには素晴らしい朗報となったのです。
IWC [アイ・ダブリュー・シー]
ダ・ヴィンチ・オートマティック・ムーンフェイズ 36(左)185万円、(右)144万5000円(ともに予価)
そのオススメしている理由は、もちろん女性への贈り物の参考としてというのが大きいですが、レディス時計には時計本来の魅力が詰まっており、オヤジさん自身のためというのもあるのです。
それは小振りなケースが古き良き時代のドレス時計のような雰囲気であり、vol.1でも述べた薄型ドレスウォッチと同様に、大人の男の色気が薫り立つ。
つまりレディス時計は、言うなれば今年の潮流のミニマルなモデルを先駈けたものであるのです。そしてそんなレディスの好モデルが今年のS.I.H.H.では大豊作。
さらにコンプリケーションのレディスモデルも大充実と、まさにオヤジさんには素晴らしいこと尽くめ。やはり今年は時計の絶好の買い時なのです。