2026.09.12
38㎜の「スピードマスター」に待望の新顔登場! “プロフェッショナル”のイイトコを凝縮してます
腕時計のプロたちが魅了された一本をリコメンドする本企画。今回は時計ジャーナリストの高木教雄さんが「オメガ」の『スピードマスター 38』を選びました!
BY :
- 文/高木教雄
- CREDIT :
編集/岸澤美希(Web LEON)
腕時計のプロたちが魅了された一本をリコメンドする本企画。今回、 時計ジャーナリストの高木教雄さんが選んだのは、「オメガ」のスピードマスター 38です。
選者:時計ジャーナリスト 高木教雄
38㎜の“スピマス”に新顔が登場!

▲ 『スピードマスター 38』自動巻き、SSケース(38㎜)&ブレスレット。10気圧防水。97万9000円/オメガ

オメガの、さらにいえばクロノグラフのアイコンであるスピードマスターは、1957年に誕生しました。その60周年にあたる2017年にリリースされた38㎜モデルに、ニューフェイスが登場。全7モデルを一気にリリースできる開発・生産力の高さは、さすがオメガといえるでしょう。
一番の変更点は、既存では楕円形だったインダイヤルが丸になったこと。これでこれまでちょっとフェミニンだった印象が、マスキュリンな方向に舵きりされました。
中でもこのブラックは、“スピマス”らしさ全開な1本。時計好きなら一目瞭然、そのデザインとカラーリングはNASAのアポロ計画で月に至った“プロフェッショナル”の現行モデルから受け継いでいます。
小ぶりなケースがイマドキな感じだし、取り回しも楽。デイリークロノグラフとして、ピッタリな一本です。
「見た目も機械もコスパも、大満足な一本」(高木)

▲ 『スピードマスター 38』自動巻き、SSケース(38㎜)&ブレスレット。10気圧防水。97万9000円/オメガ
写真だと、きっと多くの人が“プロフェッショナル”だと見間違えるはず。それくらい、このスピードマスター 38(以下、スピマス 38)の外観はムーンウォッチのDNAを色濃く受け継いでいます。
ベゼルのタキメーターの90の印字の斜め上にドットを配した、ドット・オーバー 90(DON)であるのは、スピマス・マニアにとって一番の萌えポイントでしょう。
▲ 真円のインダイヤルで、より“プロフェッショナル”に近い顔つきに。ケース径42㎜の現行の“プロフェッショナル”から、プロポーションを崩さずに4㎜もサイズダウンしているのがお見事です。手首の細い男性や女性にも好バランス。
▲ ケースバックにも“プロフェッショナル”同様に、スピードマスターのシンボルである“シーホース”を刻印。

▲ 真円のインダイヤルで、より“プロフェッショナル”に近い顔つきに。ケース径42㎜の現行の“プロフェッショナル”から、プロポーションを崩さずに4㎜もサイズダウンしているのがお見事です。手首の細い男性や女性にも好バランス。

▲ ケースバックにも“プロフェッショナル”同様に、スピードマスターのシンボルである“シーホース”を刻印。
日付表示がないのも、プロフェッショナルと同じ。これは追加された7モデルの中でブラックのみ設定で、スピマス 38史上初の試みです。個人的には、ノンデイトは大歓迎。何故ならこのブラック以外のスピマス 38が搭載するCal.3330の日付調整が、10時位置のコレクターを押す仕組みで、少々面倒だから。
これはベースとなったETAのCal.1185の設計を受け継いでいるからで、同キャリバーはの前身は、フレデリック・ピゲが手掛けた薄型垂直クラッチの名機です。
素性がいい汎用が、オメガならではのコーアクシャル脱進機とシリコン製ヒゲゼンマイの採用で高効率&高耐磁に進化。見た目も機械も、満足感がとっても高いにもかかわらず、100万円を切る価格設定であるのも魅力です。


● 高木教雄(たかぎ・のりお)
時計ジャーナリスト。1962年生まれ。大学では機械工学を学ぶ。1990年代後半から時計を取材対象とし、時計専門誌やライフスタイルマガジンなどで執筆。スイスで開催される新作時計発表会に加え、工房取材を積極的に行う。著書に『世界一わかりやすい腕時計のしくみ』(世界文化社)など。
■ お問い合わせ
オメガ 0570-000087















