費用対効果が格段に高い複雑時計も満載
ジュネーブサロンとバーゼルワールドの開催で盛り上がる今年の新作時計ですが、勢いはまだまだ留まるところを知りません。満を持して発表したルイ・ヴィトン、ラルフ ローレンにヴァシュロン・コンスタンタンはさらなる魅力的な隠し球が!
共通するのは、ひと目でそれとわかるブランドらしさにファッション性も高いこと。ますますお洒落になったゼンマイです。
Ralph Lauren [ラルフ ローレン]
867コレクション/右:316万円(予価) 左:294万円(予価)

ケース幅いっぱいのブレスに男らしさが
NYマディソンアヴェニュー867番地に位置するフラッグシップストアから命名されたコレクションに、ついにブレスレットモデルが登場。ピアジェ製ムーブメントを搭載し、薄くありながらマッシブなブレスレットがエレガントに調和している。手巻き、右:18KWGケース(32㎜)、左:18KRGケース(27.5㎜)×ブレスレット/ともにラルフ ローレン(ラルフ ローレン 表参道)
Louis Vuitton [フレデリック・コンスタント]
エスカル スピン・タイム オトマティック チタニウム&ピンクゴールド/553万円(参考価格)

注目のシリーズ第4弾は、時針の代わりに12個のキューブが回転して表示するスピン・タイム機構を採用し、これに美しい彩色を組み合わせた。いずれも現代のルイ・ヴィトンを象徴するお洒落で革新的な技術だ。自動巻き、Tiケース(18KPGベゼル、41㎜)、アリゲーターストラップ/ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン クライアントサービス)
いまラグジュアリーブランドはオリジナリティを求め、培ってきた膨大なアーカイブと旬のデザイナーの出合いから新たなケミストリーを生み出しています。それが伝統と現代性をミックスさせ、ブランドの魅力をさらに強化し、進化させているのです。
時計もまたこの数年ブランドらしさを追求してきました。しかしそれは単なる復刻のような古典回帰ではなく、現代的にアレンジしたモダニティを纏います。それがファッションに通じる、お洒落な時計なんです。例えばラルフ ローレンでいえば、アラビア数字とローマ数字を組み合わせたアールデコスタイルの文字盤であり、ブレスレットは幅が広くトレンドのバングル風に。ルイ・ヴィトンは独自のスピン・タイム機構に美しいペイントを洒脱に組み合わせました。
またヴァシュロン・コンスタンタンも今年スタイリッシュに一新したオーヴァーシーズに、1932年に世界初のワールドタイム懐中時計を手がけた歴史を込めます。さらに新文字盤色のブラウンがお洒落度を加速。いずれのモデルもひと目でそれとわかるブランドらしさだけでなく、内には時計通も納得する、卓越した技術を秘めます。ファッションとの親和性も高い、洗練されたお洒落ゼンマイがいま注目なのです。
Vacheron Constantin [ヴァシュロン・コンスタンタン]
オーヴァーシーズ・ワールドタイム/425万円

アクティブなトラベルスタイルにふさわしいワールドタイマーを搭載。37都市のタイムゾーンを備え、時差を詳細に表示できるので、現代的な使い勝手に対応。中央の世界地図は回転する濃淡の透明ラッカーディスクによってナイト&デイを表示する。自動巻き、SSケース(43.5㎜)×ブレスレット/ヴァシュロン・コンスタンタン
Vacheron Constantin [ヴァシュロン・コンスタンタン]
オーヴァーシーズ/230万円

オーヴァーシーズの登場から20年を迎え、デザインがより洗練されるとともに、新たなキャリバーを採用した。伝統のジュネーブシール取得はもちろん、工具をつかわず簡単にブレスレットとストラップが付け替えできる。最新作としてブラウン文字盤が加わった。自動巻き、SSケース(41㎜)×ブレスレット/ヴァシュロン・コンスタンタン
写真/鈴木泰広 取材・文/柴田 充、福田 豊













