バカンス対決 in BALI 海vs山 vol.5

こんにちは、遠藤です。今回のセレブなバカンス特別編は、バリ島をお届けします。日本からも遠くないバカンス地であるバリですが、海側と山側ではまったく異なる体験ができる場所。つまり、バリに行けば、海も山も味わえてしまうと言えます。アナタにぴったりなのは海側なのか山側なのか、この連載で見極めていただけたらと思います。

vol.2でもお伝えした通り、私はアクティビティが苦手。バカンスでは、部屋かプールで１日中まったりする派。なので今回も乗り気ではなかったのですが……。

まず、バリ島の農民体験。リゾートの周りの村に行き、ローカルたちの生活を垣間見るというもの。のんびり田んぼのあぜ道を歩いて散歩するのかしら、と思っていたら、これがかなりハード！　ジャングルの道無き道を登って降りて、ちょっとしたトレッキングでした。汗だくになってリゾートに戻ってくると、そこで待っているのは、朝食！　ちょっとした運動のあとに、川からの風が心地よいテラスで、の〜んびり。しばしテラスで休憩したあとは、田植え体験。裸足になって泥の中に足を入れ、腰をかがめてえっちらおっちら。こちらもなかなかハードで、朝食を消化するのにちょうど良い運動です。そして、ここがこのプログラムのとってもよく考えられているポイント！　プログラムの最後はスパ！　半日の疲れをスパで落としましょう。さらに、このスパの間に、汗をかいた洋服と、泥がついたスニーカーをクリーニングしてくれるんです。スパが終わるとピカピカに！　これにはびっくりしました。ローカルの生活を味わうとともに、彼らのホスピタリティにほっこりするここでしか体験できない素敵なプログラムでした！

次は、water purificaion ceremonyなるものに参加しました。これはリゾートの外のお寺に出かけて行われるもので、詳細を聞いていなかったので、本当にびっくり！　事前に聞いていたは、濡れますので着替えを持ってきてくださいということだけ。今ウブドにいる中で、一番若い高い位の女性のお坊さんがいるお寺に行き体験したのは、お清めの儀式。この儀式、バリ人たちは何かあった時に受けるものだそうで、その日も家族や若い女性が来ていました。

お寺に着くと、ホテルの人から民族衣装を渡されそれに着替えます。セレモニーはこの僧侶のお経を聞くことから始まり、30分くらいのお経が終わると、家族ごとに僧侶の近くに呼ばれて、そこでまたお経が始まったと思ったら、頭の上からばっしゃーん！　柄杓のようなものに汲んだ水を、とめどなくじゃばじゃばじゃばじゃばかけられ、ずぶ濡れになります。その間も手は胸の前で合わせ、お経は続きます。滝行に少し似ているかもしれません。お水がとても冷たく、とめどなくかけられ息が苦しくなったせいか、なぜだか私は涙が止まりませんでした。そしてお清めが終わり、タオルに包まれた時の安心感といったら、ありませんでした。このアクティビティは、神々が宿るバリならではのもの。たくさんの旅をこれまでしてきましたが、こんなに心に響いた体験はありません。ツーリスト用に作られたプログラムではなく、地元の方達と一緒に体験できることにも、ホテルの尽力と、地元の人たちの愛を感じました。

そのほか、もう一つ、life talk sessionというプログラムにも参加しました。これは、説法やセラピーのようなもので、私が参加した回は“愛”について。自分自身を愛しなさい、自分を一番愛してくれるのは自分以外にいないですよ、と言われ妙に納得。あと、神様にお願いをしすぎないでくださいとも。私は○○が欲しい、ください！というのではなく、私は○○を受け入れる準備ができています、といった考えに変えなさいと。とっても心地よい気が流れる時間を過ごせました。

そしてそして、最後はちょっぴりロマンティックに。リゾートでは客室のテラスやリゾート内の特別な場所で、ロマンティックディナーをセッティングしてくれます。お花で作られたハートや、フロアもキャンドルやお花で飾られ、女性なら誰しも喜ぶサプライズです。いろいろ体験して、ちょっぴり疲れた１日の終わりがコレだったら、もう最高！！！