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2026.10.23

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LEON meets BoConcept スペシャル インタビュー

【ボーコンセプトデザイナーとジローラモが密談!?】本当にモテる空間の正体とは?

イタリア人にとって、家具は単なる「モノ」ではない。そこには人がいて、空気があり、ときには関係性作りまで担う役割となるという──今回LEONが招集したのは、北欧デンマーク生まれの人気インテリアブランド「ボーコンセプト」のデザイナーを務めるイタリアン、クラウディオ・ベッリーニ氏と、我らがLEONの看板モデル、ジローラモ! 建築を出発点にデザインの世界を牽引する男と、永遠の伊達男が、ソファとテーブルを前に語り合いました。

CREDIT :

写真/谷田政史(CaNN) スタイリング/久 修一郎 ヘアメイク/hanjee(SIGNO) 文/赤松いづみ 編集/石井 洋、星野真琴(ともにLEON)

いい空間作りは、「人」の存在があってこそ

初対面、のはずが会ってすぐに意気投合。なにやら盛り上がるふたりの会話をこっそり聞いちゃいましょ。(左)クラウディオ⚫︎ニットポロ6万3800円/ジョン スメドレー(シップス インフォメーションセンター)、サングラス3万7400円/ロッツァ(デリーゴジャパン)、そのほかはデザイナー私物 (右)ジローラモ⚫︎スーツ53万5000円、シャツ9万7900円、靴13万7500円/すべてイレブンティ(イレブンティ銀座店)、サングラス6万4240円/オリバーピープルズ(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)、そのほかはジローラモ私物

▲ 初対面、のはずが会ってすぐに意気投合。なにやら盛り上がるふたりの会話をこっそり聞いちゃいましょ。(左)クラウディオ⚫︎ニットポロ6万3800円/ジョン スメドレー(シップス インフォメーションセンター)、サングラス3万7400円/ロッツァ(デリーゴジャパン)、そのほかはデザイナー私物 (右)ジローラモ⚫︎スーツ53万5000円、シャツ9万7900円、靴13万7500円/すべてイレブンティ(イレブンティ銀座店)、サングラス6万4240円/オリバーピープルズ(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)、そのほかはジローラモ私物

北欧デンマーク発のインテリアブランド「ボーコンセプト」のデザイナーを務めるクラウディオ・ベッリーニ氏は、もともと建築家。1996年にミラノで自身のスタジオを構えた当初から、その視線の先にあったのは「家具そのもの」よりも、むしろそこで暮らす人々だったといいます。 対する我らがジローラモも、実は建築を学んできた身。年齢もほぼ同い年、建築に触れてきたバックグラウンドも同じ、さらには筋金入りのイタリア〜ノ同士。となれば、そりゃあ波長が合わないわけがありません。


挨拶もそこそこに、身振り手振りを交えながらしゃべりまくるふたり。 こちらが用意していたトークテーマはというと、ものの見事にどこ吹く風。縦横無尽に脱線していくふたりの会話に耳を傾けているうちに、話の中心となっていたのは家具についての手前、”空間づくり”のことでありました。

⚫︎ ボーコンセプト

1952年にデンマークで設立され、現在世界67カ国に340店以上を展開するインテリアブランド「BoConcept(ボーコンセプト)」。「毎日が、特別な日。」をコンセプトに、デンマークのライフスタイルに欠かせない「ヒュッゲ(=リラックスして自分らしく過ごせる時間)」を実感できる、シンプルで機能的、そして洗練された北欧デザインの家具やアクセサリーを幅広く提案します。

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モテるための空間作りの秘訣って?

【ボーコンセプトデザイナーとジローラモが密談!?】本当にモテる空間の正体とは?

ジローラモ LEONでも定期的に不動産特集、インテリア特集をやってるけれど、実際いい空間ってどういうものなんだろう?


クラウディオ・ベッリーニ氏(以下クラウディオ)  いきなり人生をかけて考えるべき質問をするね(笑)。う〜ん、どれだけいい家具を置いても、それだけではいい空間にはならないのは確か。大切なのは、そこで過ごす人たちがどんな風に心地よく過ごせるか、それをどこまで追い求められるか、かな。自分も含めてね。


ジローラモ つまりは、一緒に過ごしたい人がいて、どんな理想的な時間を追い求めるか、で選ぶ家具が決まる、と。

【ボーコンセプトデザイナーとジローラモが密談!?】本当にモテる空間の正体とは?

クラウディオ そう。で、僕はそれをイチから作れる立場にいるってこと。いいでしょ(ウインク)。てことで、ジローの空間作りのヒントになりそうな新作、紹介させていただくよ。

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彫刻か、建築か。「Volterra」が作る日常のなかの社交場

── 話題は、ダイニングコレクション「Volterra(ヴォルテッラ)」へ。その姿は、家具というより小さな建築物。力強い脚部と薄い天板がつくるコントラストには、クラウディオの建築家としてのバックグラウンドが色濃く現れています。そしてイタリア人はひときわ”食卓”を大事にする人種。ふたりにとって、そもそも食卓のあり方を聞いたところ……。


ジローラモ 僕たちにとって、”食卓”はすごく大事な時間。仕事の商談だって家での食事だって、人と楽しむ場所だから。イタリアじゃあランチでも2時間なんて普通だよ。


クラウディオ だから、照明も大切なんだよね。空間であり、雰囲気を一気に温かくしてくれる光。


ジローラモ あとは、長く座れる椅子だね。お尻が痛くなったら、いい話も続けられなくなっちゃうから(笑)。


クラウディオ そういう小さなディテールが、何でもない時間を“魔法の時間”に変えてくれると思ってる。だから、デザインと同じように使い心地も考えてるんだ。

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クラウディオ もしかすると、食卓っていうカルチャーこそ僕らイタリア人にとって最高のデザインのひとつなのかもしれないね。最も身近な社交場。そう考えると、テーブルや椅子選びに手を抜けない理由がよくわかるでしょ? てことで、どうよ、このダイニングセット。


ジローラモ ようやく家具の話に(笑)。


クラウディオ 「Volterra」は、まずテーブルから考えたんだ。彫刻的でありながら建築的に。そのふたつが同時に存在するようなものにしたくて。


ジローラモ その名前の由来って?

クラウディオ イタリアにある、石でできた街だよ。街全体が巨大な建造物のような力を持っている。クリーンでシャープなんだけど、とても強いエネルギーも感じるんだ。ジローも気に入る場所だと思う。


── テーブルの特徴には、もうひとつのポイントがあるとのこと。ダイニングとは、人を迎え入れ、会話を交わし、関係を育てる場所。だからこそ、クラウディオは人を包み込むようなU字のフォルムをデザインのポイントとして選んだと言います。そこには、”U”から始まるアフリカの思想「Ubuntu(ウブントゥ)」──“私たちがいるから、私がいる”という考え方も重ねられているそう。


クラウディオ 人のアイデンティティって、誰かとのつながりの中で生まれるものだと思っていて。このコレクションも、僕ひとりではなくチームとの共作。お互いに頼りながら、そして紆余曲折もしながらいいものを一緒に作っていった。お部屋作りも同じで、誰かがいることによってこそ空間が成り立つ。で、僕が作る家具のある空間は暖かなものであってほしいなって思っているよ。それはほら、柱部のUはニコニコマークの口元みたいにも見えるでしょ? そういう場所にも落とし込んでるんだ。


ジローラモ 本当だ、にっこり(笑)。重厚感があるけれども柔らかさも感じるのは、こういうカーブが効いてるから、だろうね。


クラウディオ  そう。あとは、コレクション全体で「調和」することをとても大切にしてる。ひとつの家具だけが主張しすぎると、空間全体のバランスが崩れるからね。

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【ボーコンセプトデザイナーとジローラモが密談!?】本当にモテる空間の正体とは?

ジローラモ 椅子はかなり軽い印象だね。


クラウディオ 布張りの椅子は重く見えやすいからね。テーブルとの組み合わせも考えて、ここは逆に軽やかで快適に座れるものを目指したんだ。実際、持ってみると見た目通り軽いんだよ。


ジローラモ 座り心地もいいし、これは長話しても安心ね。気づけばワインもたくさん飲んじゃいそう(笑)。テーブルも椅子も柔らかい色味だから、料理も引き立ちそうだし。……料理を並べたくなる、というか、料理をしたくなる家具、ってイイネ。

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クラウディオ それは日本人男性にこそピッタリでしょ。あなたたち、料理を全然しないって聞いたよ(撮影クル一の男性陣に主張)!


ジローラモ そうなんだよ、あなたたち(撮影クルーの男性陣に向かって)、もっと料理してパートナーと食卓を楽しんだ方がいいよ! このダイニングシリーズを買いたい、っていうゲストにはそういう約束も絶対させて(店舗スタッフにも熱弁)。


── イタリア〜ノ。ふたりの料理に対する主張はその後も続きつつも、ジローラモはソファも気になる様子。

ふたりの距離までデザインする「Paraggi」

【ボーコンセプトデザイナーとジローラモが密談!?】本当にモテる空間の正体とは?

── 新作ソファ「Paraggi(パラッジ)」は、ハイバックの佇まいとは裏腹に、なかなかの柔軟派。キーワードは"Adaptable"、つまり適応性がある、ということ。背もたれの角度を変えることで、開放的にも、包み込むようにもなるのです。昼と夜、ひとりとふたり、はたまたそれ以上。その時々の気分に合わせて空気感も調整してくれるソファです。

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クラウディオ このソファ、手袋が手に柔らかく馴染むように、その時々の気分や過ごし方にフィットするものをつくりたくて。で、生まれたのがこれ。


ジローラモ 確かに、朝、昼、で、夜だとソファに求める役割って違うからね。


クラウディオ 時間によっても変わるだろうし、気分も、誰かと過ごしたい時もあれば、ひとりになりたい時もある。その両方に応えられるようにしたかった。ただ、可変するための“機能”は極力見せたくなくて。


ジローラモ 仕掛けが丸見えなのは、ちょっと野暮だもんね。


クラウディオ そう。変形する家具は、どうしても仕組みそのものが主張しすぎることが多いから。


ジローラモ 機能はある。でも、それをひけらかさないっていいね。能ある鷹は爪を隠すって言うでしょう? 男も同じだよ。伊達男は見た目だけじゃない。やる時はちゃんとやる、僕もそうでしょ(撮影チームをチラ見)?


── 背もたれを起こしてコーナーに身を沈めれば、視線がほどよく遮られ、そこだけ小さな隠れ家のように。「Paraggi」という名前は、ポルトフィーノ近郊にある入江から。クラウディオの家族が休暇を過ごす、思い出深い場所、とのこと。山に抱かれたヴィラで過ごす時間、その安心感をソファへと落とし込んだと語ります。

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【ボーコンセプトデザイナーとジローラモが密談!?】本当にモテる空間の正体とは?
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クラウディオ 僕のお気に入りの場所「Paraggi」は山に囲まれて、守られているような感覚があるんだ。その場所に行った時に感じる、安心感も、同時に解放感もソファに落とし込みたかった。


ジローラモ 好きな場所の空気感を家に持ち込めるって最高ダネ。これが家にあったら、テレビを見て、喋って、パートナーと寝転んで(笑)。ワインを開けて音楽をかけて、ちょっと踊ってお昼寝して。イタリア人の週末なんて、大体ソファで完結するよね。


クラウディオ それこそが理想だね! 変わっていく気分に、家具の方がついてきてくれる。カウチや1人掛けなんかのモジュールもたくさん作ったし、この配色や、オールファブリックの軽い見え方も今回のポイント。


ジローラモ この組み合わせ自体を考えるのも楽しそうだね。僕はまず、カウチはマストで……1人掛けも欲しいし……。


クラウディオ こりゃ話が長くなりそう、お買い物計画はあとでゆっくりして!

この家具たち、人間だったらきっとモテる

【ボーコンセプトデザイナーとジローラモが密談!?】本当にモテる空間の正体とは?
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ジローラモ ソファにしろ、ダイニングテーブルと椅子にしろ、どちらもこれが人間だったらかなりモテそう(笑)。 食卓の時間を大事にして、どっしりしているのに軽やかさもあって。相手の気分に合わせる柔軟さも、包容力もあって。


クラウディオ なんてったって、僕が作った家具だからね(笑)。人だったらモテるだろうし、家具のままでも、ここで過ごす時間は素敵なものになると思う。ジローだって、ソファからなかなか起き上がらないじゃない。


ジローラモ 座ってみて、テーブルに触れてみて、最初に言っていた“人のことを考えて作っている”が腑に落ちたよ。僕自身が欲しいと思うけれども、素直に人と過ごす時間が頭に浮かんだからね。

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ジローラモ 彼女を家に呼んでちょっとのんびりしてもいいし、大人数を呼んで料理を振る舞ってもいい。そんなシチュエーションに寄り添ってくれるとなると、空間が自分らしいおもてなしの場所になるよね。


クラウディオ 決められたセットをそのまま使うのではなく、自分で遊べる家具。それが理想だね。


ジローラモ このデザインには、ちゃんと文化があるって感じたよ。僕らイタリア人は、家族とご飯を食べる時だって、とにかく喋る。だから、家具の周りには、いつだってコミュニケーションがある。


クラウディオ いい家具ってのは、いい人生をつくるためのきっかけになる。


ジローラモ  そういうこと〜!(乾杯する仕草をしながら) サルーテ!


── 家具とは、暮らしの主役ではなく、人生をちょっと楽しくする名脇役、そんな名脇役が揃うことがいい空間になる。なるほど、出しゃばらないけど居心地がいい。確かにこれは、モテる男の条件にもよく似ているかも。

そして一向におしゃべりが止まらないふたり。それは冒頭にも触れた通り、イタリア人同志、そして建築を学んだ同士という確かな共通点があるからか、それとも、会話をも盛り上げてしまう、クラウディオの柔らかな家具のなせるパワーなのか。

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編集 それでは最後に、日本の読者へひと言お願いします。


ジローラモ いい家具、そしていい空間作りは恋愛と同じ。焦らず、自分の理想の過ごし方に合うもの(人)を探すこと。そして、いい相手に出会えたら大切に長く付き合うこと(笑)。


クラウディオ 僕からはひとつだけ。日常の中で、好奇心を忘れないでほしい。人生、どう面白がるかの姿勢次第で簡単に彩りって変わるから。あ、やっぱもうひとつ。LEON読者ならちゃんと料理もすること。OK(ウインク)?

日本代表・香川選手も実践! “心地よい”空間づくりが叶うインテリア デザイン サービス

元日本代表・香川選手も実践!

“心地よい”空間づくりが叶うインテリア デザイン サービス

元日本代表・香川真司選手も、ボーコンセプトの"インテリア デザイン サービス(IDS)"で自宅をアップデイトしたひとり。経験豊かなインテリアスタイリストが、ひとりひとりのライフスタイルに寄り添いながら、理想の空間作りを無料でサポートしてくれるサービスです。希望やライフスタイルをカウンセリングした上で、ソファやテーブル、アクセサリーの組み合わせまでを提案。図面をもとにした3Dの立体的なプレゼンテーションで、仕上がりのイメージもつかみやすい。店舗で要望を伝えたあとは、自宅で詳細なインテリアプランを提案してもらえるほか、オンライン相談も可能。

■ ボーコンセプト青山本店

住所/東京都港区南青山2-31-8 L’arco南青山ビル

TEL/03-5770-6565

営業時間/11:00〜19:00(土日〜20:00) 不定休

HP/https://www.boconcept.com/ja-jp

協力

イレブンティ銀座店 03-3289-7500

ルックスオティカジャパン カスタマーサービス 0120-990-307

シップス インフォメーションセンター 0120-444-099

デリーゴジャパン 03-6265-4878

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