イケオジのバッグは、リッチで無骨なヴィンテージ顔

勢いが止まらないヴィンテージ人気。とはいえ、知識がないとリアルなヴィンテージには手を出しづらいもの。特にウエアの場合は、ドンピシャなサイズと出会えるかわかりませんからね。でも、せっかくのこのビッグウェーブに乗らない手はない！ そこでお目当てなのが、味出しレザーバッグです。

味の出たレザーバッグならサイズ関係なく、コーデにヴィンテージ感を加えられます。色褪せや傷のついたレザーが、こなれ感を演出してくれますからね。実はこの“こなレザー”、メゾンもちゃっかり目をつけているんです。

昨年辺りから、ヴィンテージ加工を施したレザーバッグのリリースが目立っているんですよね。メゾンのレザーバッグならリッチで威張りも効くし、それでいてこなれ感が“いかにもブランド物持ってます感”を払拭してくれるってワケ。メゾンならではの上質な革を加工するなんて、むしろ贅沢!? それこそが大人の余裕ってヤツですよ。

気をつけたいのが、スタイル全体を無骨にしないこと。服も靴もヴィンテージ顔だと、味濃すぎて古着好きオジサンになっちゃいますから……。ご覧のように、色みもシックで、インナーもパンツも黒で統一してモダンに。足元もヒール付きで色気を意識しましょう。とはいえ、チグハグになっては台ナシなので、コートはヴィンテージ顔のレザーバッグと相性の良い無骨感のあるPコートなんかがよろしいかと。

ボウリングバッグから着想を得た、レトロな切り替えデザインが特徴のこちら。職人技によって表現されたリアルなフェードカラーやスクラッチが、味のある表情を示します。トップにあしらわれたベルトデザインも相まって、シックな色ながら存在感を主張します。

オイルをたっぷりと含んだカーフスエードが、見た目の色合いや擦れ感だけでなく、持った時もしっとりとしたヴィンテージの風合いを楽しませてくれるボストンバッグ。まるで何度も旅をともにした相棒のような風貌です。そんななか、南京錠に刻印されたロゴがさり気なくリッチ感を。

一見して新品だとわからないはず！ そもそもクタッとしたレザーの質感が魅力のロデオメッセンジャーバッグですが、ユーズド加工が加わるとさらにその魅力を増します。いわゆる茶芯と呼ばれる色落ちの仕方は、リアルヴィンテージレザー好きにも刺さるかと。