ティファニーの新定番！ 大人の男を格上げする逸品とは？

これまで、メンズ向けのコレクションがなかったわけではありません。既存のコレクションの中にも、シンプルな「ティファニーT」やパンクな香りのする「ティファニー ハードウェア」など、ユニセックスで楽しめるデザインがありますから。そんな中登場した「ティファニー1837メーカーズ」。同コレクションは、ティファニーがメンズ向けコレクションをかつてなく本格化している証といえます。先日12月6日には、ニューヨークの本店横に、メンズ向けストアを期間限定で開きましたしね。

2019年10月にローンチした「ティファニー1837メーカーズ」は、いわばティファニーのルーツを辿るコレクション。創業時より現在まで、自社のホローウェア工房で脈々と継承される職人の技術にリスペクトを評したもので、同工房で作られているスポーツトロフィーからインスピレーションを得ています。

求めるのは装飾性や華美さではなく、手仕事による研ぎ澄まされた造形。それでいて、モチーフはドッグタグやI.D.チェーンブレスといったメンズにおける定番も揃えるなど、男らしさを香らせます。90年代にシルバーアクセにハマり、大人になった今その好みは変わらずも、やっぱりもっとハイランクなものを身につけたいという人には、打ってつけではないでしょうか。

左は「ナローチェーンブレスレット」。シンプルなチェーンに、18Kゴールドをアクセントに効かせたモチーフを中央にセットしています。右は「I.D.チェーンブレスレット」。I.D.バーのサイドには、コレクション名やNY、925と共に、ハンマーの刻印が。共にスターリングシルバー製。

このシンプルさこそ、まさしく職人技。左はスターリングシルバー製、右は18Kゴールドにオニキスをセットしています。そのオニキスを、本体と切れ目なくセットする精密なデザインに、技術の高さが現れています。

I.D.タグ、または通称ドッグタグ。ミリタリーでお馴染みのモチーフをティファニーで楽しめるなんて、実に嬉しい限りです。左は18Kゴールド、右はスターリングシルバー製。ソリッドに仕上げつつ、表面にはNYと地金の純度、ハンマーを表すTマークが。

大人の男性にオススメなのが、スターリングシルバー製のカードケース。刻印のみのシンプルなデザインですが、それがむしろビジネスに打ってつけです。右はキーリング。同じくスターリングシルバー製で、使い込むとどんな経年変化を起こすのか楽しみです。

こちらは、コレクションに使用される刻印用のスタンプ。TIFFANYではなく、T&COと記す辺りに、ホローウェア工房から着想を得た同コレクションらしさが表れています。その他ホールマークの意味は、NYは工房のあるニューヨーク、925や750は地金の純度を表しています。