【シーン別】スーツの基本Vゾーン4選。会議、プレゼン、肌寒い日、会食まで

最近はノータイのビジネスマンが増えていますが、グローバルなビジネスシーンではタイドアップしたスーツスタイルが不可欠です。それにノータイビズが増えているからこそ、タイドアップビズのほうが注目されるというもの。社会的地位のあるビジネスマンなら、なおのことオンタイムはタイドアップで臨みたいものです。

とはいえ毎朝鏡の前でタイを締める作業は、色柄合わせにとまどってあれこれ悩んでしまいがちです。そんなとき、その日のシーンに相応しいVゾーンメイクを知っておけば、悩まずスムーズにコーディネートできて朝の時短にも繋がりますし、会議や食事会でも効果は倍増するはず。

一見地味に見えるVゾーンでも、精悍に見えればその人の印象も引き締まります。きりっとした印象が必要な社内会議や重要な商談にはソリッドタイが有効ですし、打ち解けた雰囲気を作り出す初対面のミーティングや、女性との会食の席には柄タイや柄シャツで空気を和らげることができます。そこで様々なシーンに役立つＶゾーンコーデの基本をご紹介しましょう。覚えておくととっても便利ですよ。

プロジェクトのチームメンバーや上司へのプレゼンなど、社内会議で重要なのは各人が意見をはっきりと言える空気作り。そんなとき会議を導くリーダー的な立場の方ほど、きりりと引き締まったビジネススタイルで出席するのが望ましいのです。

ここでおすすめなのがソリッドタイを使ったVゾーンメイク。きりりと引き締まった印象が、会議に適度な緊張感を生むため、誰もが背筋を伸ばして活発な意見交換ができるのです。だらだら会議で無駄な時間にならないためにも有効なテクニックです。

ビジネスマンのなかにはお洒落に疎い方もいらっしゃいますので一番気をつけたいのは、あまりクールでモダン過ぎるスタイルでは、相手に威圧感を与えてしまいかねないということ。先程はソリッドタイできりりと引き締めるビジネススタイルをご紹介しましたが、逆に印象を和らげるためには柄モノのタイを使うのが有効です。

ここではグレースーツで合わせましたが、黒柄タイならネイビースーツでも似合いますし、クライアントに「この人は付き合いにくいかも……」と思われることもありません。

花冷えの季節は朝晩まだ少し冷え込むもの。この時分はシャツのインにアンダーウェアを着たり薄手のコートを重ね着するのが一般的です。しかしアンダーウェアは電車内やオフィスでは暑すぎたり、コートを脱いだら手持ちして荷物になったり……なにかと不便なもの。

そこでオススメしたいのは、スタイリッシュでほどよく温かい薄手のニットカーディガンです。スーツと同系色のものならスリーピース風に装えて、ジレより断然温か。少し暑いかなと思ったらボタンを外してジャケットのボタンを留めれば、中に着ていることが周囲にわからないように温度調節も可能です。

同僚や仕事相手の女性クライアントとの食事会や、あるいは意中の女性と会食デートのときは、柄モノのシャツが好印象。それというのもオフィスには白シャツ姿のビジネスマンが多いため、柄シャツのスーツ姿は仕事感が薄まって、オフのプライベートな雰囲気に持っていきやすいのです。とはいえ柄使いが多すぎると軽く見える場合もあるので、スーツとタイは無地にしてVゾーンに少し柄を見せるぐらいがちょうどいいのです。小さい面積ですので、柄はコントラストが明瞭なロンドンストライプが有効ですよ。