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2017.08.30

あの一流シェフの料理がリーズナブルに楽しめる!「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2017」開催

取材・文/甘利美緒 写真/喜島弘章
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「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」には、話題の「レストラン ナベノ-イズム」も参加します。
いきなりお金の話をするのは無粋かもしれませんが、ずばり「一流」と呼ばれるシェフの料理って値段が張りますよね。厳選された食材、経験に裏打ちされた技、洗練された空間、そして上質のホスピタリティを味わえるのですから当然といえば当然ですが、あの店、この店と出掛けたい食いしん坊からすると懐に響くのは事実。
ならばと、ご紹介したいのが「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」。まさに“気軽に”フランス料理を楽しんでもらうためのイベントで、フランス料理の巨匠と称されるアラン・デュカス氏が発起人となり、フランスで2010年に始まったイベントの日本版として、2011年から行われています。
 
7回目を迎える今年のサブテーマは「トレ・ボン! 日本のテロワール」。日本各地のすばらしい食材、特に“和”のイメージが強い食材を使ったフレンチがランチなら2500円から、ディナーなら5000円均一で提供されるのですが、この参加レストランが素晴らしく、ミシュランの星を獲得するような名店が揃い踏みなんです。

「レストラン  ナベノ-イズム」のディナーが5000円で食べられる!? 

例えば「レストラン ナベノ-イズム」。食通の方には説明するまでもないでしょう。そう、あの「ジョエル・ロブション」でエグゼクティブシェフを務め、9年間、ミシュランの三ツ星を守り抜いた渡辺雄一郎シェフが独立して、東京・駒形の隅田川沿いにオープンさせた注目の一軒で、渡辺氏の一流の技術と卓越したセンスに魅せられた食通たちを足繁く通わせています。
 
通常、ディナーコースは2万円の一本のみなのですが、「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」の期間中には特別コースを用意。それが、なんと5000円で提供されます。ね、すごいでしょ。そのコース料理の内容を一部、ご紹介しましょう。

【前菜】

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前菜「完熟マンゴーとパイナップルのガスパチョ ホワイトラムとライムの香り ココナッツウォーターのエキュームをのせて 浅草老舗とのコラボスナックとアントナン風グリーンオリーヴのマリネ」
まず、出てきたのは見た目からして印象的な前菜です。オレンジ色の丸皿の上にはガスパチョと、どこかで見たような食材を使ったフィンガーフードが。これは一体?
 
「大心堂の雷おこしです。これには米が使われているでしょう? 僕の料理のテーマはフランスの食文化と日本の食文化の融合でして、30年間フランスに、フランス料理に学んできた僕が縁あって駒形にお店を持つことになり、僕にしか作れない、僕の店に来なければ食べられないフランス料理を発信したいと考えました」
 
2016年7月7日に店をオープンするまでの準備期間中、駒形周辺を徹底的に散策し、“駒形らしさ”を研究したのだそう。氷の上に乗っている組み紐は、蔵前の交差点にある町田絲店のもの。“縁を結ばせていただきます”という渡辺シェフからのメッセージが込められています。
 
フランス料理の母なる味であり、渡辺シェフの師匠であるジョエル・ロブション氏の故郷、ポワトゥー=シャラント産のバターや、出身地・千葉の特産物であるピーナッツも使用。
 
「じつは器にも意味があって、ナベノ-イズムのロゴの意匠と、キーカラーであるオレンジ、白、黒を取り入れている。つまるところ、僕の名刺代わりの一皿ですね」
 
実際、口にすると驚きました。甘味、辛味、酸味、塩味、苦味、そして旨味がすべて、この前菜で表現されていて、舌の上を駆け抜けていく。雷おこしをガリガリ噛むと体が覚醒し、食欲が湧いてくるんです。
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【メインディッシュ】

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「和牛ほほ肉を赤ワインとオレンジで柔らかくブレゼ  フランス  プロヴァンス地方料理“ドーブ”の定義に基づいて ローズマリーの香るカボチャの入山煎餅 クランブルとヴァニラオランジュのスュック」
メインディッシュもほかでは出合えないユニークなものでした。南フランスの伝統煮込み料理である「ドーブ」を再構築して現代風に洗練させた一皿には、付け合わせのカボチャのガレットに入山煎餅が使われています。大正時代から続く浅草の老舗がフランス料理の味わいに奥行きを与えるとは。渡辺シェフの豊かで自由闊達な発想に脱帽です。

【デザート】

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「クレームダンジュ マルドンソルトとグリオットのコンポート  マンチェゴチーズの蜂蜜マリネ エスプレッドのハーモニー
レモンのクリームとオイル、レモングラスのアイスと共に」
デザートのクレームダンジュはフランス料理ならではの、乳脂肪のおいしさを堪能できる一皿。マンチェゴチーズの蜂蜜漬けの甘味、エスプレット(唐辛子)の辛味、ゲランドソルトの塩味が口の中で混然一体となった瞬間、なんとも幸せな気持ちに包まれました。
 
このほかにも、「ナベノ- イズム」のスペシャリテである“そばがき”など2品が付いて計5品+食後の飲み物で5000円。繰り返しになりますが、これはまさにお値打ちです。渡辺シェフの真髄を身近に感じられる良い機会であることは間違いありません。
 
「常日頃からフランスに恩返しをしたいと考えていました。そんなときに、僕の、日本とフランスを融合した料理が評価され、こうしてフランスレストランウィークに参加させていただけるのは名誉なこと」
 
提供する特別コースは日本人としてフランス料理を学んできた彼の、彼なりの表現です。フランス人には作れない日本のフランス料理、ひと言でいえば“駒形テロワール”を、ぜひご堪能ください。

渡辺雄一郎シェフ

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1967年千葉県生まれ。辻調理師専門学校を卒業後、リヨン「ラ・テラス」、東京「ル・マエストロ・ポール・ボキューズ」を経て、恵比寿「タイユヴァン・ロブション」「カフェ・フランセ」「ジョエル・ロブション」に勤務。

2004年からはエグゼクティブシェフとして活躍し、2007年より9年間ミシュラン東京において三ツ星を守る。2016年、東京・浅草に「ナベノ-イズム」をオープン。ちなみに、シェフにとって贅沢な一皿は「シンプルなもの」。

「死ぬ前に何を食べたいかと聞かれたら、僕は迷わず“せいろ”と答えます。あれこそが究極のシンプルですよ」。

■  レストラン ナベノ-イズム

住所/東京都台東区駒形2-1-17
営業時間:火曜~土曜 12:00~13:30(L.O.)、18:00~21:00(L.O.)、日曜 12:00~13:30(L.O.)
 
URL/http://nabeno-ism.tokyo/
予約・お問い合わせ/☎ 03-5246-4056

■ ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2017

●開催期間:2017年9月23日(土)~10月9日(月・祝) 計17日間
 
●内容:参加全店舗にてランチ2500円または5000円、ディナー5000円の限定コースメニューを提供

※いずれも税・サービス料込、「ナベノ-イズム」ではランチ・ディナーとも5000円(アミューズ2品+前菜1品+メイン+デザート+食後の飲み物)のコースメニューのみ提供
 
●対象:全国の参加フレンチレストラン 約500店舗
 
●予約開始:2017年9月6日(水)10:00~ 

※ダイナースクラブ プレミアムカード会員は8月25日(金)10:00~、ダイナースクラブ会員は8月30日(水)10:00~
 
●予約方法:公式サイトより 
URL/https://francerestaurantweek.com/
           
または、お電話にて直接店舗にご予約ください

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