煩悩の数だけ鍋がある!「ゆるり屋」の108種類の鍋から恋に効くのはどれだ!?

LEON.jpで連載中の食と恋のスペシャリスト・渡辺ゆり子さんが、渋谷の鍋専門店に潜入。いまの鍋文化の草分けともいえる「ゆるり屋」は今年、108種類もの鍋を“煩悩鍋”と銘打ち展開しますが、気になるあのコのハートを動かすには一体何をオーダーすれば効果的!?　恋に効くお鍋を、こっそり教えていただきました。

「寒いね、お鍋食べに行こうか？」
東京にも木枯らし１号が吹き、本格的な冬到来も間近。これから気温が下がれば下がるほど、あったかいものを食べたくなっちゃうから、そんなお声がけでお鍋デートの成功率も高くなるはず。

しかも、その行き先が、今年は108種類ものお鍋を展開している「ゆるり屋」だとしたら!?　レストラン経験の少ないうら若き女子から、日々食べ歩きを生業としていてデートのお店選びを困らせがちな私のような（笑）女性まで、この数字は響きます！　

108種類という豊富なメニュー数から何を選ぶかが、デートでの腕の見せどころ。そこで、私が実際に食べたなかからオススメをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいネ。

「お鍋にレモンスライス!?」という見た目のインパクトとやさしい酸味の効いたさっぱりなお味で、いちばんに推したいのはコチラ。お店の名物のひとつで、人気ランキングでも12位と健闘中の広島産レモンを使った「鶏つみれと根菜のレモン鍋」よ。

しっかり味付けされたつみれと、ゴボウ、大根、蓮、カボチャなど、お鍋には珍しい根菜類がたっぷり。そして、塩とコショウで仕上げたスープが絶品です！　根菜類の旨味とレモンの酸味が絡まって、さっぱりしながらコクがあるの。スープだけでも何度もおかわりしたくなっちゃう病み付きになる美味しさです。

蓋を取った瞬間、思わず「可愛い—！」って声が出ちゃったくらい。お鍋に歓声を上げたこと自体初めての経験だったけれど、白くてコロリンとしたおまんじゅうみたいな物体が、なんだかとってもキュートなの。

この正体は、天然のサプリメントと言われるアーモンドミルクを葛でゆるりと固めたジェル。コラーゲンとビタミンEたっぷりで、美容に関心の高い女子のハートに刺さること、間違いなしよ。今年の新作だから、新しいもの好きのコにもオススメです。

そして、108種類の頂点に立つお鍋は……「豚とろろ鍋」です！　具材は、豚肉、つみれ、長ネギ、里芋、お揚げ、椎茸という典型的なお鍋のソレと思いきや、そこに“とろろ”をたっぷりと投入することにより、とろみと旨味がぐっと増す逸品。一品足すだけのアイデア勝負で見事に人気No.1を獲得したお鍋です。スープは、味噌味と醤油味の二種類から選べます。どのお鍋にするか迷ったときは、コレで決まりよ。

そもそもお鍋が108種類もあると、逆に選びにくいんじゃないの!?と、疑問に思う方もいらっしゃるかと。そこはキチンと系統立ててメニュー構成されているので、ご安心あれ。海鮮鍋、牛肉鍋、豚＆鶏鍋、珍鍋、草鍋、ジビエ鍋、そして2017年の新作鍋とカテゴリー分けされているので、メニュ―選びから楽しいのです。

ちなみに、〆も雑炊、ラーメン、うどん、五島列島の細うどん、蕎麦と豊富なバリエーションから選べちゃいます。さすが、鍋専門店の先駆けだけあって、こまかなメニューまで手抜きはありません。
 
百聞は一食にしかず。108種類の“煩悩鍋”、何はともあれ、まずは彼女と一緒に食べてみて。一食ごとに煩悩が一つずつ消えていくかも、ネ!?