世界初!? 500万個の星が店内でまたたく本格プラネタリウムバー

デートのお店選び、みなさんはいつもどうしていますか？　ガイドブックや雑誌はもちろん、さまざまなグルメサイトまであって、今やニッポンはレストランの検索天国ですよね。

とはいえ、「デートを成功させるためのお店」をきちんと探し出せる人ってきっと少ないはず。だって、複雑な女性の好みや心理状態を理解できないと恋を成就させるってムズカシイもの。
 
そこで、本誌LEONでYULI*YULIとして14年間にわたり、あらゆるジャンルのレストラン＆バーを取材してまいりました“デート・コンシェルジュ”(略してデーコン)こと、渡辺ゆり子が、本当にデートで使えるお店の選び方をわかりやすく御指南いたしましょう。

2回目以降のデートで、「ね、きれいな星空、見に行かない？」って気になる女性をお誘いしてみて。行き先は山奥ではありません。東京のお洒落エリア、白金台のプラチナ通りよ！

有名なフィリップ・スタルクが設計した個性的なグリーンのビルの5階に、そのバーはあります。これまで足を運んだ暗闇バーのなかでも、ダントツに真っ暗！ けれど、天井を見上げると、宝石箱をひっくり返したような満天の星空が広がっているの。

オープンより12年目の「プラネタリウム BAR」。プラネタリウム・クリエイターの大平貴之氏が製作するメガスターに魅せられたオーナーが、たまたまドーム型にくぼんだ天井のある物件に出会い、スタートさせたとってもユニークなバーです。

店内には二台の高性能プラネタリウムが置かれ、天井に映し出された500万個の星がロマンティックな空間をつくり出しているの。
 
注目すべきは、特定の場所と日時の星空を指定できること。たとえば、彼女のバースデイを、そのコが生まれた日と場所の星空でお祝いできたら素敵！ ほかにも、いつか彼女に見せたい星空とか、2人が出会った日の星空とかね。

ドリンクメニューも個性的よ。このお店を始める前からバーテンとして経験を積んだオーナーが編み出した「12星座カクテル」。お互いの星座カクテルをオーダーしてみましょ。ちなみに写真のドリンクは、左から魚座、牡牛座、獅子座のカクテルです。

フードは、ぜひ「宇宙食カレー」を試してみて。ハウス食品がJAXAのために開発したコチラは、実際、宇宙飛行士さんたちに食べられているカレー。牛肉、マッシュルーム、舞茸など、味わい深くて美味しいの！ 宇宙食って聞くと、味気ないのかなと一瞬思ったから、目からウロコ。しかも199kcalとカロリー控えめなのも嬉しい。

特に人気なのは、ドーム型の天井の真下の席。星空に包まれているような浮遊感に浸れます。
「あれがね、北斗七星だよ」的な、星の知識があると絶対にモテちゃう❤︎ 飲み過ぎにはご注意くださいね。真っ暗だと、きっと眠くなってしまうから。ふたりで星を見ながら、ふんわりと夢見心地な時間を楽しんでね。

食、シャンパーニュ、花、インテリアと多岐のジャンルが活動のフィールド。2003年、国際アートフラワーコンクール優勝。2010年、シュバリエ・ド・シャンパーニュ叙勲。本誌LEONの「オヤジのトキメキダイニング」でも長期連載中。2017年7月７日に、自身のバー「Champagne Bar LILI-LA-YULI」が10周年を迎えた。