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2017.06.12

冷たい雨の夜は、暖炉のあるレストランへ出かけよう

案外梅雨の夜は冷えるものです。そんなときは暖炉のあるレストランでディナーなんていかがでしょう。梅雨の暖炉なんて意外な組み合わせで身体だけでなく、彼女の気持ちも温めてくれますよ。

CREDIT :

取材・文/河合かおる 撮影/田川友彦

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揺らめく炎がふたりの距離を近づける♡

夏を目前に控えた梅雨入り時。だからと言って、蒸し暑い日ばかりではありません。しとしとと雨が降り続く夜は、意外と身体が冷えてしまうもの。女性って、とにかく“寒い”のが大の苦手なんですよね。店に着くまでの間にパートナーが雨に濡れて、不機嫌になるのだけは何としても避けたいものです。

しかし、そんな時をチャンスに変えるのがオトコの流儀です。不機嫌なカノジョを一瞬にして笑顔にしてしまう、“炎の魔力”を味方につけようではありませんか。

そこでご紹介するのが、“暖炉のあるレストラン”。季節はずれにも思える暖炉ですが、女性は“意外性”という名の刺激にトコトン弱いイキモノなのです。梅雨寒の夜にこそ、“暖炉”ですヨ!

飾りじゃないのよ暖炉は。絶品暖炉料理を味わえる名店

エントランスの扉を開いた瞬間から漂う、香ばしい匂い。ダイニングに響くのは、パチパチと火の粉が弾ける音。初めてこの店を訪れる誰もが、その巨大な暖炉に思わず目を奪われてしまうはず。
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1984年に代官山「レストラン パッション」が開業して以来、ゲストを迎えるため絶えず蒔をくべられてきたその暖炉は、1690年頃フランスの修道院で使われていたもの。どうりで、荘厳でただならぬ存在感を放っているわけです。

照明を落としたディナータイムに、ゆらゆらと燃える炎を眺めているだけでもロマンチックな気分に浸れるわけですが、こちらの店では暖炉を活用した料理も提供しているところがまた女心をくすぐるポイント。
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仔牛や仔羊、鴨などのローストは食べる直前に暖炉でさっと焼き上げられます。余分な脂が落とされ、蒔で使われているナラの木の芳香をかすかにまとったお肉は、なんとも香ばしくジューシーな味わいがたまりません。

  暖炉で焼き上げた2種のお肉の盛り合わせ 単品13,000円(2名様分)/ コース(15,000円)※別途サービス料10%
暖炉で焼き上げた2種のお肉の盛り合わせ 単品13,000円(2名様分)/ コース(15,000円)※別途サービス料10%

余談ですが、シェフのアンドレ・パッション氏は1970年に来日し、もともと半年でフランスに帰国する予定が、今の奥様と知り合って日本にとどまり、このレストランをオープンさせたのだとか。店内に飾られた絵や料理を盛り付ける皿の絵はパッション氏によって描かれたもの。ロマンチックな雰囲気に満たされた空間は、シェフのお人柄によるものだったのですね♡

■ レストラン パッション

住所/東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスB棟1号
営業時間/ランチ:11:30~L.O.13:30
     ディナー:18:00〜L.O.21:00(不定休)
URL/www.pachon.co.jp
お問い合わせ/☎03-3476-5025
●ランチコース 5000円〜(平日のみ3,800円〜)、
 ディナーコース 1万800円〜
※別途サービス料10%かかります。

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炎が揺らめく洗練空間で、至福のマリアージュを堪能

西麻布の交差点から表参道へと続く脇道を歩くことおよそ3分ほど。辿り着くのは、ブラウンの趣ある外壁に大きな花のオブジェが目を引く一軒のモダンなレストラン。周囲の建物と一線を画するスタイリッシュな外観に、入店前から彼女の目がキラキラと輝き始めるのは言うまでもありません。
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ここ「アズール エ マサウエキ」は、カリフォルニア ナパバレーの名門「アズール ワインズ」と和魂洋才をテーマに活躍する植木将仁シェフによるワイナリーフレンチレストラン。店内に足を踏み入れれば、シックで洗練された大人の空間が広がります。
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なかでもさりげなく存在感を放つのが、ダイニング中ほどに配されたモダンな暖炉。

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インテリアに溶け込むクールなルックスで、トウモロコシなど植物由来のバイオ燃料を用いたエコロジカルなシロモノです。ただ眺めているだけでも、心がじんわりと温まる気がしてくるのが炎の魔力。

メニューは、12皿のコース料理のみ。あとは、料理に合わせて10種のグラスワインが楽しめるワインペアリングをオーダーすればOK。デートでスマートにオーダーしたいときにこのシンプルなシステム、助かりますよね。

料理は、ひと皿ひと皿が実に独創的でフォトジェニックなのが特徴。五感を刺激する、アーティスティックなひとときをご堪能あれ。
「甘美なる憂愁」(下からマンゴー、キャラメリゼしたフォアグラのコンフィ、そば粉のガレット、ショコラシャンティ、活車海老。それぞれを少しずつカットして、口の中で五味を同時に味わう)
「甘美なる憂愁」(下からマンゴー、キャラメリゼしたフォアグラのコンフィ、そば粉のガレット、ショコラシャンティ、活車海老。それぞれを少しずつカットして、口の中で五味を同時に味わう)

■ AZUR et MASA UEKI(アズール エ マサウエキ)

住所/東京都港区西麻布2-24-7 西麻布MAビルディング 1F
営業時間/17:00~L.O.22:00(日曜定休)
お問い合わせ/☎03-6805-1147

●季節のシェフスペシャルコース 1万5000円、ワインペアリング 6,900円〜
※別途税・サービス料10%かかります。

お洒落に気を使う女性ほど、梅雨寒でも夏を意識した装いを崩さないもの。そんな健気な大切な人を暖炉でさりげなく温めてあげましょ。

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