大人の余裕と優しさが宿る、ニットとは？

圧倒的にラグジュアリーでありながら、デザインはシンプルかつベーシック。ゆえに嫌味がなく、まさしく品の良い&質の高いアイテムを提案するブルネロ クチネリ。さしずめ、真に物の価値がわかるエグゼクティブが辿り着く、到達点といったところでしょうか。そんな同ブランドの魅力を体現しているのが、カシミアニット。

ゴビ砂漠にある内モンゴル自治区産のみに限定して使用する、ブルネロ クチネリのカシミア。寒暖差の激しい同地で産出されるカシミアは、15ミクロンと実に繊細です。最高級とされるメリノウールでもおおよそ24ミクロンほどなので、そのカシミアで編まれたニットの軽さと柔らかさが文字通り雲上なのかがわかるかと。

採集方法も手作業で行われるとあって、いうまでもなくプライスも雲上。様々な高級素材に触れてきたエグゼクティブが辿り着くニットというのは、大げさじゃありません。ラグジュアリーなだけでなく、大人の余裕や優しさが漂うそんなカシミアニットこそ、LEON.JPが推奨するカッコいい大人によく似合うんです。

極細繊維のピュアカシミアを撚り、これまた極細のカシミア糸を2本合わせて編み上げたハイゲージのニット。タートルネックによって首元までその心地良さを実感できるニットに、薄く柔らかに仕上げたスエードのジャケットという組み合わせは、まさしく極上の着心地。色落ちデニムやスニーカーというラフなボトムコーデも、あくまで品良さと上質さを失いません。

最高級のカシミアを贅沢に使いながら、杢調のサックスブルーにはどこか素朴さも。この辺りのバランスが、間違いなくラグジュアリーなのに嫌味なく見える理由です。適度にゆったりとしつつも、余白を持たせすぎずジャストに仕上げたシルエットも見どころ。

こちらもピュアカシミアを100%採用した、ハイゲージニット。やや高さのあるネックですが、極細繊維のカシミアとあって煩わしさなど当然皆無。薄手で適度にゆとりのあるジャストサイジングは、一枚で着てもジャケットに合わせてもサマになります。

上のタートルネックニットよりも、やや厚みのあるイングリッシュニット編みを採用したクルーネック。素材はカシミア100%。軽さと柔らかさ、そして伸縮性に優れており、やや厚みがある分、シャツとの重ね着も似合います。こちらも、余白があり過ぎない適度にゆとりあるジャストサイジングです。

こんなニットをカラバリ買いできたなら……まさに夢のようです。鮮やかながら品良い発色も、良質なカシミアならでは。袖先に極々さりげなく差し色を施した控えめな遊び心にも、ココンチらしさが表れています。