人気のタイダイ柄、大人ならどうやって着こなす？

オープンカラーシャツやフレアパンツと共に、70年代を代表するアイテムであるタイダイ染め。90年代のストリートでも流行しており、今再び注目を集めています。タイダイといえば、ヒッピースタイルが有名。サイケデリックな色使いは、夏らしい遊び感を演出するのに打ってつけです。とはいえ、個性的な柄ゆえに着こなすのは至難と思っている人は多いでしょう。でも、選び次第で意外にすんなり着こなせちゃいます。

ポイントは色数を絞ること。ヒッピー系でお馴染みのレインボーカラーは、よほどキャラに自信のある人以外は避けるのが賢明です。最も着こなしやすいのは、ワントーン。タイダイというよりムラ染めといった印象で、無地ほど退屈じゃなく、それでいてデカロゴやフォトプリよりもむしろシックに着られます。さらにペールトーンもおすすめ。色のメリハリを抑制することで、多色使いでも比較的おとなしい印象に収まります。

着こなし方のポイントは至って簡単。まずはシンプルなアイテムと合わせるのが無難です。なかでも黒などのダークトーンとの合わせがおすすめ。派手なタイダイを中和せて悪目立ちさせない効果があります。タイダイのTシャツを黒ショーツで着こなすとかね。で、とことんタイダイを楽しみたい上級者は、タイダイのセットアップなんかもあるので、夏をとことん満喫したいならトライしてみるのもアリでしょう！

のっけから飛ばし気味ですが、夏らしいトリコロールカラーのタイダイセットアップです。トップスはポロシャツ、ボトムはドローコードを採用したイージーショーツ。タイダイお馴染みのスパイラル模様がインパクト抜群ですが、3色しか使っていないので意外とヒッピー感はありません。こちらをセットアップで着こなすのも良いですが、タイダイ初心者はまず、ポロシャツとショーツを単体で着回すのがおすすめです。

ビギナーでも難なく着こなせる、ワントーン系タイダイ。しかもこんな爽やかな色みのペールトーンなら、タイダイというよりフェードカラー感覚で合わせやすさ抜群です。ヘビーオンスな生地と6ポケットデザインは、アウトドアでも活躍してくれます。

こちらもワントーン系。タイダイは比較的ボトムの方が着こなしやすいですが、こんな1本なら大人な上品さを以てコーデ出来ます。生地はコットンのフランネル。やや起毛した味のある風合いが、ドローコードと共にリラックスした雰囲気に。

ワントーンでももう少し攻めたいなら、こんなメリハリ系がオススメ。それでもブルーならクドくならず、夏らしい爽やかな雰囲気を楽しむことが出来ます。ややワイドなボディのリラックスしたシルエットとも好相性。ボディはもちろんリバースウィーブです。

同じスパイラル系でも、こんなカラーリングならシックな印象に。トップスやシューズに色を使ってもOKです。ガゼットクロッチやウェビングベルトによるリラックスした穿き心地が自慢のアウトドアショーツに、タイダイならではの力の抜けた雰囲気がマッチします。