夏、大人の腕にはスケルトンな時計が万能なんじゃないか説

美しいオープンワークで精緻なムーブメントを鑑賞できるスケルトンウォッチは、世界中の時計好き富裕層が注目するトレンドのジャンル。実はこれら、薄着の季節の“盛り”アイテムにも絶好だとご存知でした？　

キラキラ光る歯車やルビー、地板やブリッジに施された美しい装飾、そして何よりメカニズムの芸術的な造形そのものがジュエリーのような効果を発揮するため、他にアクセをつける必要がないほど、腕元にガツンとラグジュアリーな存在感を発揮してくるんですね。

だから、Ｔシャツやポロシャツ一枚のようなシンプルな装いであってもぐっとリッチに格上げされ、大人のセンスや風格もアピールできると。しかもスケルトンならではの透明感は、この季節に欠かせない清涼感の演出にもうってつけ。

以下、“ちょい透け”から“透っけ透け”まで３本のおすすめのスケルトンウォッチを集めましたので、お好みでどうぞ！

「ゼニス」が1969年に生んだ毎秒10振動の大傑作ムーブメント、エル・プリメロ。「デファイ エル・プリメロ21」は、そこからクロノグラフを取り外し、新たに独立した毎秒100振動のクロノグラフ・モジュールを組み込んだ最新シリーズです。

こちらはそのスケルトンバージョンで、驚異の1/100秒計測を叶える超ハイビート・ムーブメントをダイナミックに見せつけています。これぞ現代最速＆最強のクロノグラフであり、スタイルを男らしく格上げしたいのなら間違いない選びです！

「フランク ミュラー」の新たなアイコンである「ヴァンガード」。本モデルでは、チラネジ付きテンプを装備した手巻きのロービートムーブメントを搭載し、驚異の約７日巻きを実現しました。

ムーブメントの基本設計こそクラシックですが、表も裏もスリットを入れたＶ字型フレームでパーツを支える大棚な構造により、見栄えはぐっとモダンでアグレッシブ。天才時計師フランク ミュラーの卓越した美意識を感じさせる傑作フルスケルトン時計です。

歴史が語れる名作スケルトンウォッチが欲しいなら、「コルム」の「ゴールデンブリッジ」はいかがでしょう？　こちらは天才時計師ヴィンセント・カラブレーゼ氏が持ち込んだアイデアにより、1980年に誕生した複雑時計のシリーズ。

すべての歯車を一直線に配列した画期的なムーブメントは、まるでショーケースに陳列された美術品のような佇まいをもち、世界中の好事家の間で長年愛され続けてきました。本作はその伝統の構造を受け継ぎつつ、ポテンシャル面をぐっと現代的にブラッシュアップ。

夏の日焼けした腕にこんな美しくも大胆な時計をサラリとつければ、周囲の時計好きや女性たちの視線をかっさらうこと確実です。