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2026.09.19

【実機レビュー】ニコンとREDのシネマカメラ「ZR」なら、旅もデートも映画のワンシーンに!?

ニコンとREDの技術が融合したシネマカメラ「ZR」を実機レビュー! 6K映像や高音質な「32bit float録音」など本格的な映像性能をコンパクトボディに凝縮しています。コレ、旅や愛車、彼女とのデートを映画のワンシーンのように残せる大人のための一台です。

CREDIT :

企画・写真/中西 学 文/TOMOKO 編集/平井敦貴(Web LEON)

REDの映画クオリティをコンパクトに

ニコン「ZR」29万9200円(ニコンダイレクト販売価格)/ニコン

▲ ニコン「ZR」29万9200円(ニコンダイレクト販売価格)/ニコンカスタマーサポートセンター

SNSにYouTube、旅の記録のVLOG。いまや誰もが動画を撮れる時代。でもせっかく残すなら、映画のワンシーンのように残せたら素敵じゃありませんか?


そんなオトナの遊び心を刺激するのがコチラ、ニコンのシネマカメラ「ZR」です。


ニコンが100年以上にわたり培ってきた光学技術に、ハリウッドをはじめとする映像制作の世界で知られる「RED」のシネマDNAが融合。コンパクトボディながらも本格的なシネマティック表現が楽しめる一台なんです。


では実際、どれほど“映画っぽく”撮れるのか? 今回はその魅力とともにガジェットYouTuber兼フォトグラファーの中西 学が徹底レビュー致します!

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本気で撮れる、でも気軽に持ち出せる!

ニコン「ZR」29万9200円(ニコンダイレクト販売価格)/ニコン

まず目を引くのは、無駄を削ぎ落とした端正なデザイン。いかにも「シネマカメラ」らしいプロフェッショナルな存在感がありながら、実際に手にすると驚くほどコンパクトです。


「ZR」はバッテリーとメモリーカード2枚を含めて約630g(※)、本体のみなら約540g。フルサイズセンサーを搭載したシネマ向けカメラでありながら、気軽に持ち歩けるサイズ感にまとめられています。


そして、老舗カメラブランドならではの“手へのなじみ”もさすがです。実際に長時間撮影していても扱いやすく、旅先やドライブ、彼女とのデートにも気軽に持ち出したくなります。


シネマカメラと聞くと、リグを組んで、外部モニターを付けて……と、どうしても大掛かりな機材を想像しがち。でも「ZR」なら、「今日はちょっといい映像を撮ってみようかな」という感覚でバッグに放り込める。本気で撮れるのに、気負わず持ち歩ける。この絶妙なバランスと端正なデザインは、オヤジの所有欲もしっかり刺激してくれます。

※バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、デジタルアクセサリーシューカバーを除く。

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ニコン×REDで、いつもの日常がシネマティックに!

「ZR」を語るうえで絶対に外せないのが、ニコンとREDの技術融合です。


ニコンは2024年、米国のシネマカメラメーカーREDを完全子会社化。100年以上にわたり培ってきたニコンの光学・精密技術と、映画制作の世界で磨き上げられてきたREDのカラーサイエンスや映像技術が融合して誕生したのが「Z CINEMA」シリーズです。

ニコン「ZR」29万9200円(ニコンダイレクト販売価格)/ニコン

▲ バリアングル液晶の背面には「Nikon | RED」の刻印が。

そして、その第1弾として登場したのが、この「ZR」となります。その象徴ともいえるのが、ニコンのカメラ向けに開発されたRAW動画フォーマット「R3D NE」です。

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ニコン「ZR」29万9200円(ニコンダイレクト販売価格)/ニコン

少し専門的な話になりますが、REDのカラーサイエンスを活かした「REDWideGamutRGB」の色域と「Log3G10」のガンマカーブによって、フィルムライクな色表現や自然な肌のトーン、さらに明るい部分がいきなり白飛びするのではなく、なめらかに変化していく美しい階調表現が楽しめます。


つまり、映画レベルの撮影データを記録することができるんですね。


さらに12bit RAWによる6K/59.94pの内部収録にも対応。「RAW」や「Log」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、要するに“後から自分好みの映画っぽい画に仕上げる余地がたっぷり残されている”んです。

そして面白いのが、RED監修イメージングレシピが9種類用意されている点。難しいカラーグレーディングの知識がなくても、シネマティックなルックを気軽に楽しめます。


つまり「ZR」の魅力は、単に「高画質な動画が撮れます」ということではありません。旅先の夕暮れ、助手席の彼女、愛車が走る姿、バーでグラスを傾ける夜……。普段ならスマホで何気なく撮っていた日常が、「ZR」を通すだけで“作品”になっていくんです。


写真の名門ニコンと、シネマの名門RED。


このふたつのDNAが出会ったことで、「日常を映画のように撮る」という新しい大人の遊びが生まれたのではないでしょうか。

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オヤジにうれしい!? 大画面モニターも魅力です

ニコン「ZR」29万9200円(ニコンダイレクト販売価格)/ニコン

実際に使ってみて「これはありがたい!」と感じたのが、約307万ドットの4.0型バリアングル式タッチモニターです。


4.0型ともなるとかなり大きく、構図の確認はもちろん、フォーカスや各種設定も格段に見やすくなります。撮影スタイルによっては、わざわざ外部モニターを追加しなくても撮影できるほどのサイズ感です。


何より、細かい文字がちょっと気になり始めたオヤジ世代には、この“大画面”が実にありがたい(笑)。しかもバリアングル式なので、ローアングルやハイアングル、自撮りなどにも対応しやすく、VLOG撮影との相性も抜群です。


そして映像とともに、映画っぽさを左右するもうひとつの重要な要素が「音」。「ZR」の内蔵マイクにはNokiaの「OZO Audio」(※)を採用。対応する動画記録形式では5種類の指向性モードを使い分けられるので、外部マイクを装着しなくても、撮りたいシーンに合わせて音を収録できます。


例えば、ひとりで街を歩きながら撮影するVLOG。大掛かりなマイクを付けず、「ZR」一台でサッと撮影したい時にはかなり重宝します。

※OZOはNokia Technologies Oyの商標です。

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映像だけじゃない、“音”まで思い出になるんです

ニコン「ZR」29万9200円(ニコンダイレクト販売価格)/ニコン

さらに注目したいのが、内部マイクと外部マイクの両方で32bit float録音に対応していること。これが実際の撮影でかなり便利なんです。


例えば街中で彼女と話しながら撮影している時、突然クルマのクラクションが鳴ったり、大きなエンジン音が入ったりすることがあります。一方で、小さな話し声や街の自然なざわめきなど、普通に撮っていると周囲の音に埋もれてしまう音もあります。

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ニコン「ZR」29万9200円(ニコンダイレクト販売価格)/ニコン

32bit floatなら、そうした大きな音から小さな音まで幅広く収録し、編集時の自由度も高まります。


旅先の雑踏、カフェでの会話、海辺の波音、そして愛車のエンジン音。映像だけではなく、その場で聞こえていた“音”まで記憶として残せる。これは実際に撮ってみると想像以上に楽しいもの。


もちろん「ZR」は静止画撮影にも対応しています。動画の合間に愛車や旅先の風景を写真として切り取ることも、もちろんバッチリ可能です。


動画専用機でもなければ、写真だけのカメラでもない。その瞬間の光や音、空気感まで丸ごと作品として残してくれる──だからこそ、「ZR」を持って出かけると「何か撮りたい」という気持ちにさせてくれるんです。

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ファンレスなのに長時間撮影もイケちゃいます

ニコン「ZR」29万9200円(ニコンダイレクト販売価格)/ニコン

さらに「ZR」はファンレス設計を採用しています。動画撮影では冷却ファンを搭載するカメラもありますが、「ZR」はボディ全体を活用した放熱設計によって、ファンレスながら長時間の動画撮影を実現。ファンがないということは、静かな場所で撮影してもファンノイズが収録される心配がないということ。これは映像だけでなく「音」にこだわる「ZR」だからこそのうれしいポイントです。


発売後のファームウェアアップデートによって長時間撮影性能も進化しており、フレームレート等の制限はあるもののVer.1.10以降では、RAW以外のフォーマットで最大6時間の連続収録にも対応しています。(※)


一方、プロの目線で見ると気になるところがないわけではありません。例えばサブのメモリーカードスロットがmicroSDだったり、映像出力がMicro HDMIだったりと、プロフェッショナルな現場でハードに運用することを考えると「ここはフルサイズの端子が欲しかった!」と感じる部分もあります。


ただ、「Z CINEMA」シリーズの第1弾と考えれば、むしろ今後の展開への期待が膨らむところ。そして何より、このサイズでこれだけ本格的なシネマ撮影を楽しめること自体が「ZR」の魅力なのです。

※最新ファームウェアはVer.1.11(2026年3月17日公開)です。

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30万円弱で“映画の世界”に足を踏み入れられます

ニコン「ZR」29万9200円(ニコンダイレクト販売価格)/ニコン

「ZR」のニコンダイレクト販売価格は29万9200円。


もちろん約30万円ですから、決して安いカメラではありません。ですが、フルサイズセンサーを搭載し、REDのカラーサイエンスを活かしニコンのカメラ向けに設計された R3D NEの6K RAW内部収録や32bit float録音など、本格的なシネマ撮影を楽しめる一台と考えると、この価格はかなり魅力的。


何より「ZR」は、映像のプロだけのためのカメラではありません。週末のドライブ、海外旅行、彼女とのデート、愛車や愛犬との時間……。


これまでスマホで“記録”していた日常を、ちょっと本気で“作品”として残してみる。そんな遊び方ができるのが「ZR」の面白さです。


何気ない日常だって、撮り方ひとつで映画になる。


ならば、人生を楽しむオヤジこそ、シネマカメラを持ってみるのもアリなのではないでしょうか。初めてのシネマカメラとしても、ぜひオススメしたい一台です。

※掲載商品はすべて税込み価格です


■ お問い合わせ

ニコンカスタマーサポートセンター 0570-02-8000 (ナビダイアル)

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中西 学(フォトグラファー・YouTuber)
写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist
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