
だが、黒澤治樹選手と蒲生尚弥選手は公式練習から好タイムを連発。14台以内が次に進めるノックダウン方式の予選1回目を4位で難なく通過。続く予選2回目は翌日の決勝を見こしたタイヤ選択をし、気迫のタイムアタックも9位となった。上位陣を見渡すとずらりJAF-GTマシンが並んだことを考えればまずまずの結果と言える内容だった。
そして迎えた決勝。上空全体にぶ厚い雲が覆いかぶさり、時折り小雨がぱらつく天候に。いつ雨が本降りになってもおかしくない、そんな状況下で各チームともにタイヤの選択が非常にナーバスなものに。だがLEON RACINGは迷わずレインタイヤを選択。これが見事的中し、スタートを務めた黒澤選手が10周目に入る頃には雨足が強くなり、面白いように次々と前車を抜き去り20周目にはなんと8台を抜いてトップに躍り出たのだ。
そのままトップを快走。一時は2番手のチームに最大で10秒以上の差をつけて独走態勢に入った。観客もチーム関係者も、誰もが今シーズン初優勝を意識し始めた時、恐れていた事態が……。SUGOの魔物が牙をむいたのだ。雨が降ったりやんだりするなか、GT300クラス、500クラスが入り交じりアクシデントが多発。カーブを曲がりきれずコースオフするもの、狭いコース幅でつばぜり合いをしてマシンを損傷、コース上に部品をまき散らすものなどが続出し、クラッシュ車両を排除するために3度もセーフティカーがコースイン。その度にLEON RACINGはせっかく稼いだ後続との差が帳消しになるばかりか、ピットインのタイミングを逸してしまったのだ。

それでもタイヤが温まり、徐々にペースを取り戻すと最後は2台を抜いて7位でチェッカードフラッグ。計算外の他チームの影響とタイミングのいたずらという不運のなか、それでも開幕から4戦連続でポイントを獲得できたことは、まずまずの結果と言えよう。
これによりLEON RACINGは7ポイント積み上げたものの、年間総合5位と一歩後退。現在トップと13ポイント差。目標のシリーズチャンピオンのためには、これ以上の差をつけられるわけにはいかない。次戦は54㎏という軽量の人間ひとり分のウエイトハンデを載せての参戦となるが、巻き返しを図るLEON RACINGの走りにご注目を!













